法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘

橋本 直

その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語

『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる

法術装甲隊ダグフェロン 第三部

 遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。

一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。

お知らせ

最新話『第69話 とりあえず車は確保して』
アメリアは誠とデートの為に車を借りにパーラの所に行った。パーラは警戒感丸出しで金なら貸さないと言ったが、車は渋々貸してくれた。

目次

第一章 千要中部野球リーグ開幕!

第1話 開幕初戦……急造キャッチャーの限界
更新日:2025年01月02日
第2話 強豪相手の後期リーグ初戦
更新日:2025年01月02日
第3話 急造キャッチャー相手に苦戦する誠
更新日:2025年01月02日
第4話 ピッチャー交代
更新日:2025年01月02日
第5話 かなめの采配の問題点
更新日:2025年01月02日
第6話 草野球場から仕事場へ
更新日:2025年01月02日
第7話 『法術兵器』の実験
更新日:2025年01月02日

第十四章 亡き『駄目人間』の妻の墓参り

第59話 いつも事件になる『駄目人間』の帰国
更新日:2025年01月09日
第60話 気苦労の絶えない『男装の麗人』
更新日:2025年01月09日
第61話 『駄目人間』がいつも向かう先
更新日:2025年01月09日
第62話 静かに眠る亡き妻
更新日:2025年01月09日
第63話 無粋なる訪問者
更新日:2025年01月09日
第64話 ベルルカンの独裁者命運を決める『駄目人間』
更新日:2025年01月09日
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