出会うべくして出会った紫蓮龍樹(しれんりゅうじゅ)と六波羅忍(ろくはらしのぶ)。二人は霊能力者と超能力者。能力を隠していた二人が互いの能力を知ったのも、偶然だった。
一番の親友と思っていた龍樹だったが、家の事情で忍の家に居候となり同居を始めて三か月。高校二年の六月。その関係は、一夜にして崩れることになる。「俺は龍樹が好きなんだ!」そのセリフを言われた場所はなんとラブホテル。
龍樹はその気持ちを受け入れて、忍と熱い一夜を過ごす。自分が忍のことが特別になっていたことを実感した龍樹だったが、忍の気持ちが嬉しかったことを改めて実感したのだ。
翌朝、帰りにおじの譲の祓いに遭遇した龍樹は、手伝いに入る。そして普段なら持ち合わせていない能力を発揮し、譲に興味を持たれてしまう。
忍と共に呼ばれてホテルのラウンジで顔を合わせた三人は、譲に関係がばれてしまう。忍の持つ超能力の力が強いのか、房中術で得た力だとわかったというのだ。
これからもたまにでいいから手伝ってほしいという譲に約束して、ふたりは譲と別れた。
帰宅した忍は、一緒に寝たいから、自分のベッドで寝ようと誘う。初めて同じベッドで寝たその日。忍は予知夢を見た。少し先の未来、自分たちがカフェで仲良く働いている姿を。
そして大学生になった二人は恋人になっていた。身体を交わる仲となった二人は、タチとネコが入れ替わっていた。十五センチあった身長差はなくなり、龍樹の方が少し高くなっていた。
四年後。「Cafe Be There」がオープン。ある日のオーダーで忍は予知夢の再現を体験した。
Ⅰ 同居人の朝
- (タイトル未設定)
- 更新日:2022年05月12日
Ⅱ 俺たちの専門分
- (タイトル未設定)
- 更新日:2022年05月12日
Ⅲ 紫蓮の事情
- (タイトル未設定)
- 更新日:2023年01月27日
Ⅳ 龍樹の弱さ
- (タイトル未設定)
- 更新日:2022年05月12日
Ⅴ 二人の時間
- (タイトル未設定)
- 更新日:2022年05月12日
Ⅵ まどろみの後
- (タイトル未設定)
- 更新日:2023年01月27日
Ⅶ 必然の出会い
- (タイトル未設定)
- 更新日:2023年01月27日
Ⅷ 抱きしめてキスをして
- (タイトル未設定)
- 更新日:2023年01月27日
Ⅸ だから、そばにいさせて
- (タイトル未設定)
- 更新日:2023年01月27日
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