日本は荒廃した。大震災から始まる天災の数々に見舞われ、外国から宣戦布告もされちゃったりして、治安はどん底を突き抜けた。とりわけ東京は魔境も魔境。凶悪犯罪ひっきりなしのそんな都市に、一人のうら若き乙女が新社会人として踏み入った。
吉原ヒナ、二十歳。実家への仕送りのために心機一転、オフィスガールとしての人生を歩み始めるが、就職先はブラック犯罪上等の建設会社だった。仕事が全く上手くいかないヒナは、就業二日目で部長から他会社の変態社長への枕営業を強要される。
絶体絶命のその境地に、突如、一人の男が現れた。白髪の紅眼、真っ赤な革ジャン、肩で金属バットを担ぐ、サンダルの男。名はサカツキ。悪人を倒して金を稼ぐという。今回は部長がターゲットらしく、とんでもない膂力でバットを振り回し、まぁなんやかんやで会社の全員を叩きのめす。職を失いそうになったヒナは、何とかサカツキに頼み込んで雑用係として雇ってもらう。魔の棲む東京で、明らかにヤバいやつの下で働くことになったヒナは、どんな社会人生活を送るのだろうか。
怒号と撃音が響く中、なりふり構わず全てを破壊するハードフルストーリー。
- 1.能ある鷹は何もかも隠しちゃう。
- 更新日:2024年10月10日
- 2.父親の背中はヒロシ。想像の五倍ヒロシ。
- 更新日:2024年10月13日
- 3.結局暴力が許される状況は二つある。
- 更新日:2024年10月11日
- 4.年配者は年の功ばかり押し付けるんじゃなくて懐の深さを見せてほしい。
- 更新日:2024年10月14日
- 5.他人の性癖を馬鹿にしちゃいけない。いつか自分に返ってくるから。
- 更新日:2024年11月18日
- 6.老いは悲しくてもむしろ受け入れた方が前に進めることもある。
- 更新日:2024年10月24日
- 7.罪人を裁きたいなら試験をパスして裁判官にならないと始まらない。
- 更新日:2024年11月19日
- 8.人間はいつだってやり直せる。代償付きで。
- 更新日:2024年10月31日
- 9.不穏はいつもその時が来ないと自覚できないからタチが悪い。
- 更新日:2024年11月01日
- 10.男も女も磨けば光る。どこを磨くのかが大事なだけ。
- 更新日:2024年11月06日
- 11.意外性ばかり追い過ぎて無難さが損なわれてはいけない。
- 更新日:2024年11月12日
- 12.菊は天皇家で尊重されてきた花だから敬意を払うべき。
- 更新日:2024年11月19日
- 13.「あなたが死んだらただのゴミ」ならお前を捨てた方がマシ。
- 更新日:2024年11月18日
- 14.楽園は人の手で創造出来ない。自然と出来上がるもの。
- 更新日:2024年11月20日
ログインすると作品の応援や感想の書き込みができるようになります。新規会員登録(無料)はこちら。
★を贈る
星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。
感想を書く
感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。
通報をする
読者への感謝の気持ち