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第3章の第129話 どうしようもない問題56 8月(19) ディープフェイク動画、エモテット、パパゴで世界戦争作り


☆彡
――過去から現在に返り、エメラルティは、こう語るものだった。
「――さっきの小型コンピューターラズパイの話の続きだけど……。
6月か7月ぐらいの時期に、弟君が、コタツを図っていた事があったそうよ。
狙いは、そう、盗聴器を仕掛ける、という目的だったの――」


★彡
【ミシマさんに関わった年の6月か7月】
――それは、家の弟が、コタツを計っていた時だった。使っていたのは、メジャーと呼ばれるスケールである。
記憶もうろ覚えだが、だいたいこんな感じの内容だったかに思う。
『――だいたい、こんなものか……!』
で。
――食事中での事。
『あっ! そうそう、家で使われているあのコタツなんだけどね……。
ここ最近じゃ、もうどこにも売っていないものらしくて、もう手に入らないものらしいよ。
もし、あったとしてもね、そのウェーブグローバルに販売されてあるのは、家にあるあれと比べて、こう寸法なんかが小さくて、違うメーカーのものらしいよ。
で、でね、そこの寸法の規格なんかに合わせて、
こう小さい板のようなものを横から合わせれば、その寸法なんかに合わせることが、何かできるらしいよ!?』
『……?』『……?』『……?』
私達、父、母、兄の私を推しても、この時の弟の妙な発言は、その言っている意味がわからず、訳がわからないものだったんだ


☆彡
――過去から現在に返り、エメラルティさんはこう語る。
「――あの弟君はね。設備管理で、実際に有り得るような出来事なんかを、前もって教えようとしていたんだけども……。
良く良く考えていけば、それは、
お父さんとお母さんの方が、結婚した時に、その記念日として、家に引っ越してくるときに、買い揃えたようなものなのよ!?
その時、まだ、おじいちゃんとおばあちゃんは、まだ生きていてね。
その2人の親方から、少し、そのお金を工面してもらって、アーケード街のどこかで買い揃えていたものらしいわ。
妊娠しているお母さんのお腹の中が、冷やさないようにって、親心の優しさでね!
あの弟君は、それを知っていて、問題がどうとかで、中の基盤だけ外して、他のものと取替えたらしいわ!
……姉さん? そんな事したらどうなる?」
――次いで、話し手が、エメラルティさんから、サファイアリーさんに代わり、こう語るものだったわ。
「――そうねぇ……。その2つとない想い出の品を、弟君、自らの手で、台無しにしてしまった事になるわね。
おじいちゃん、おばあちゃんの期待を、弟君、自らの手で、壊してしまった事になるわ。
その盗られた品は、盗聴器等を仕掛けられて、細工された感じで、売り飛ばされた事になるから、永遠に手元には戻ってこないでしょうね。
例え、戻ってきたとしても、それが、まったく同じものかどうかは、判断できる術は何もない……」
――そこへ、次いで、クリスティさんが割り込んできて。
「――それだけじゃないでしょうね。
人体に例えて言えば、元々あった臓器を、緊急手術などに見せかけて、無理やり、肝臓の一部を切り取って、売り出されたようなものだし。
ある悪徳医師なんかは、骨髄(骨髄)を切り取って、それを別の患者さんに間に合わせるという手口なんかもあるからね」
そこへ、アユミちゃんが。
「あれっ!? でも、そんな事したらさあ、その患者さんの寿命が……」
そんな心配そうな声を上げるアユミちゃんがいて。
それに対して、サファイアリーさんが、こう切り返してきて。
「――そうねぇ……。まず、寿命が早まるでしょうね……。
ヨーシキワーカさんのものを見て、考えた限りでは……。
古くは、良き日本から取り寄せた元のコタツは、
最大電圧600Wで、最小90Wだった。
で、取り換えられた中の基盤のものは、
最大電圧580Wで、最小110Wだから……。
普通に考えて、年間消費電力量は、最小の電力量で考えれば、『大きく損』する事になるわね!
しかも、寒い時期なんかは、温度を高めるでしょうから、『段々と経年劣化なんかが早まる』事でしょうね。
それが、セットものと、取り換えられたものとの性能差の比較なのよ!
しかも、ご丁寧なまでに、そのコタツの内部に張ってあったシールを、ビリッ、と破り捨てて、捨てたみたいね。
つまり、製造規格、ロットナンバーがわからない以上、取り寄せることは不可能だわ!
あの弟君は、自分の親ばかりか、その亡くなってしまった故人のおじいさんの方とおばあさんの方の顔に、泥を塗った事になるわね!」

――元々は、株式会社カトミ。
香川県高松市林町1994の3。
型形寸法 幅1500㎜×奥行900㎜×高さ570㎜
甲板の表面材 天然木化粧合板 Tel:03-3553-9511
表面加工 アクリル樹脂塗装
表示者「KG-0006」 784334
遮断法人全国家具工業連合会/東京都中央区清海3-10/1 JICM
秀峰
7A 250V
家具調コタツ
温度調節の方式:可変式
コードの長さ:3.0m
▽81-21809
100V 最大580w 最小110W 50ー60HZ
――すり替えられたもの
メトロ電気工業株式会社(2010年製)
フリーダイヤル 0800-300ー0520 MADE IN MALAYSIA
METRO ヒーターユニット 型番MHU-600E
100V最大600W 最小90W 50-60Hz ヒーターユニット
MHU-600E

これには、エメラルティさんを推しても。
「さすがお姉ちゃん!」
「フフンッ! あたしも、ヨーシキワーカさんには負けてないんだからね!」
――次いで、話し手が、サファイアリーさんから、エメラルティさんに代わり、こう語るものだった。
「――で、そうした出来事があって、取り換えるためには、他家族の3人の意識を、他に誘導する必要があったわけよ!
この時に、弟君が仕掛けたのは、計3回だったわ!
1つは、コンセント!
もう1つは、弟君の寝室でのコイル鳴き。
で、もう1つは、日帰り旅行だった訳よ。
1つずつ、ピックアップしていきましょうか!」
「……」
「まず1つ目! コンセントの上から、『電源タップ』もしくは『コンセントタップ』と呼ばれるものを、取り付けた際ね。
こちらは、TV近くのコンセントに付けていたらしく、中には、『小型監視カメラ』か『盗聴器』なんかを内蔵されていたらしいわ!
これは、多分、私が思うに、ミシマさんか、その職場仲間の誰かかから、その弟君に持たされたものだと思うわ。
弟君は、知らないようだけど、最近の電子部品は化学が進んでいてね。
中継地点にして、橋渡しするように、ハッキングで攻撃できるような手口もあるのよ?」
「……」


★彡
【ミシマさんに関わった年、6月か7月ぐらい】
【『電源タップ』もしくは『コンセントタップ』、中には、盗聴器か、小型コンピューターなどの類】
――こちらは、書いていたUSBメモリーそのものが盗まられていた為、1番できのいいものが盗難にあっていた為、
その後思い出しながら、書いたものになります。
――それは、如何にも怪しい弟からの言葉から始まるものでした。
その時、私は、後ろを向いていて、参考書を広げながら、勉強をしていました。
家族団らんの間のTV側付近でこんな事が会っていました。
『――こんな事して、いったい何になるって言うんだろうなぁ……!?
後で、こいつが書いていたあったものが、あそこで視れるって話なんだけどなぁ……!?』
そう言って、私の弟は、TV付近にあるコンセントに、『電源タップ』もしくは『コンセントタップ』と呼ばれるものを、取り付けたのでした。


☆彡
――過去から現在に返り、エメラルティさんは、こう語る。
「――次に2つ目! 弟君の寝室でも、朝6時早朝ぐらいに、コイル鳴きといって、リリリリリッって鳴っていたことがあってたらしいわ!」
これには、ミノルさんも、アヤネさんも。
「自分も被害者なんだって言いたいのか? その弟は……!?」
「呆れたわ……」
「でね、いつ、仕掛けられたものかは、わかんないんだけども……。招いたのは、どうやら、お父さんらしいのよね?」
これには、妻アヤネさんを推しても。
「それ!? どーゆう事!?」
それに対して、エメラルティさん、こう切り返してきて。
「職安からの帰りの時、自宅近くに、ゴミ袋が落ちていた事が会っていたのよ。
それが丁度、不自然にも、窓際近くと巻き取りホースの近くに挟まっていたから、風で飛ばされずに済んでいたの。
その時、お父さんが、不自然にもね。
『おーい! どこかの親切な誰かさんが、拾ってくれたってなぁ!? 良かったなぁ!?』
でも、これには、ヨーシキワーカさんを推しても、不自然にしか思えなくて……。
『ん!? 何でそんな遠くに向かって、声を挙げるの!?』
『えっ……』
怪しい……と勘繰ったそうよ」
だが、これには、聡いアヤネさんも、ミノルさんも。
「ねぇ、それってさぁ、逆に『逆効果』にしか働かない、んじゃないの!?
その時、ヨーシキワーカさん当人の見方としては、そのお父さんが、ミシマさんって人を、
怪しいのに、わざわざ、招き入れたとしか考えられないのよ!?
さっきの盗聴器なんかが、既にバレていれば、もう手遅れなんじゃ……!?」
「確かに……。ミシマさんの所は、3月下旬で既に終わっている以上、そこから3か月足して、6月になるだろうから、
その時点で、決定的にして、もう終わりにしないと、泥沼になっていくだろうなぁ……」
「そうね……」
コクリ
と頷き得るエメラルティさんがいたものだったわ。
「うん。そうね。あたしも正しくそう、思うわ」
うんうん
と強く強く頷き得るみんながいたものだったわ。
――とそこへ、クリスティさんが、こう声を挟んできて。
「まぁ、あたしなんかが思うにさぁ……」
「……?」
「ああ、ほらぁ、良く言うでしょ!?
簡単に言えば、お父さんも弟君も、同じ技術屋仲間だから、昔からそのどうしようもない問題に関わっていて、
そうした事件性なんかを、徹底して、洗い出そうとしてくれてた訳よ。
陰ながらの形でね……」
――だが、これには、サファイアリーさんも。
「――でも、それも、『陰ながらのやり口』も、せいぜい、『1か月間から3ヵ月間で止めないと』、『返って逆効果にしか及ばない』訳よ。
泥沼だからね。
でもそれも、丸々3年間以上続いて行ったからね……。
昔の会社仲間達関連が、陰ながら、協力的に動いていても、
あのお父さんのやり口じゃ、『手柄は全部こっち持ち』で、『旨い話』だったものだからか、
そうした証拠の品々も、横から盗み見た感じで、偽電話詐欺を介しながら取り次いでいき、電話口で口激できていたわけよ。
これは、『どっちつかず』の、『勝つ方に乗った感じ』で、
職安が、お父さんの昔の会社が、弟君の会社の人達が、ミシマさん達が、周りの人達が、月見エビバーガーオーロラソース社が、
敵・味方問わず、入り乱れた形でね……。
こんなのは、決して、ヨーシキワーカさんが望んでいたような展開じゃなく、
ただの掃除不足で、自分の無罪が、ただ欲しかっただけなのに……就職したかっただけなのに……。
酷く凄惨なものの、ただの身勝手な潰しあいだったわけよ……」
その時、幻視してしまったのは、
地獄でも落ち込んでいる、ヨーシキワーカさんだったという。もう呆れ返っていて、何も言う気が起こらない……。
「後は、某組織伝いで、汚職ものの金包みの話になり、
お酒や飲食店などで、みんなして、楽しんで周った挙句、少ない額のお金だったものだからか、ほぼ全額パァーだったわけよ!?」
――とそこへ、クリスティさんが。
「――まぁ、最期は、楽して、旨い話ばかりに飛びついて周っていただけだからか……。
ハエたかりの虫みたいに……。
息子さんには、何も相談せずに、報せずに、
自分勝手に決め兼ねていたから、ドンドンと優柔不断になっていき、どっちつかずのものだったからか、
そうした出来事がバレた頃には、協力的だったかっての仲間達に、愛想を尽かされた感じで、見放されて行った訳よコレが!?
もうこんな奴とは、付き合いきれん、って感じでね」
――そこへ、サファイアリーさんが。
「――そうそう、これは、お父さん『だけじゃなく』、弟君や、ミシマさん、ヨシュディアエさん達も含まられているんだけどね。
そのお父さんの考え方としては、事件を徹底して洗い出していく中で、誰が犯人なのか断定しようとしていた訳よコレが!?
でも、さっきの話にあるように、ヨーシキワーカさんの無罪が確定してしまったから、
最終的に泣きを見ることになっていったのは、散々まで、犯人だと決めつけていた人達だったわけよ。
逆にしてやられた形になっていった訳ね……」
とここで、翻った形で、サファイアリーさんが、こう続けて、切り返すものだったわ。
「……まぁ、お父さんの方の昔の会社仲間連中も、同じようにそれを強く疑っていた訳よ……。
お父さん、これは、どう考えて見てもおかしいぞ、と。
あんたの息子さんを信じない訳でもないが、あのミシマの言い分も聞いて、一度は、きちんとした形で、こっち側の世界のやり方で、
取り調べて見るべきじゃないのか!? と。
そうやって、昔の会社仲間連中を通じて、ヨーシキワーカさん宅に、小型監視カメラ、盗聴器等の取り付け工事の案内がきていたって訳!
ここで、ヨーシキワーカさんのタイプと、ヨッシュタダワカーセのタイプが、決定的に分かれていく事になってくわ――」


★彡
【ミシマさんに関わった年、6月か7月ぐらい】
【弟の部屋にも仕掛けられていたコイル鳴き】
――こちらも同じく、書いていたUSBメモリーそのものが盗まられていた為、1番できのいいものが盗難にあっていた為、
その後思い出しながら、書いたものになります。記憶もうろ覚え程度ですが、大体がこんなものでした。
――それは、如何にも怪しい弟からの言葉から始まるものでした。
『――ここ最近の話なんだけどさ、2日前だったか3日前ぐらいか、ここ一週間前の辺りからか、
俺の部屋で、リリリリリって変な音が突然してたんだよね!?
あれ、何かなぁ!? って思ちゃってね。
こう横になって寝ていて、グ~すかとイビキをかいててさ。
でその時、まだ真夜中なのに、日も明けていないのに、うす暗い中なのに、
ベッドのどこかから、その手を伸ばせば届くぐらいの位置のところから、鳴り響いたんだよねぇ!?
あれ!? 何かなぁって思ってね!?』
これには、父を推しても。
『――何だぁそれはいったい!?」
『さぁ!? そこんところは何とも……!? ……でも気にならないお兄ちゃん!?』
『……』
『オイッ、俺が話しかけてんだぞ!? 今は!?』
『まぁ、今は父ちゃんは、ちょっと黙って! 俺は今、こいつに向かって話しかけてるんだからさあ!?』
ミシマ伝いか……。そう、勘ぐったものだった。
『だいたい、夜の深夜を回っていて、朝6時ぐらいに起きたら、そーゆうリリリリリって音がさ、鳴り響いてたんだよ!?
どうどう!? 気にならない!?」
『止めとけ止めとけ、どうせ禄でもない話だ』
『もうどうしてそんな事言うのさ!! せっかくこんないい話持ってきているのにぃ……ったく」
『どうせ、ミシマだろ!?』
ツーーン……
これには、うちの弟も、そっぽを向いたものだった。
それに対して、うちの父は、次には、こう謡うものだった。
『止めとけ止めとけ! どうせすぐにでも、またこんなにして騙されるのがオチだ!!』
『もう何で、そんな事すぐ言うのさ!? 俺はこいつに向かって言ってんのにぃ!?」
フゥ……
そこで嘆息してしまう、私の父がいたものだった。
『どうせこいつは、すぐにでも起きられないのがオチだ』
『!?』
『昨日の夜も夜の1時過ぎまで起きていて、ここに置きてきたのが、朝9時ぐらいだったからな。
どうせその、すぐ起きてこられないのが、オチだ!!
朝6時なんて、こいつはいくらか夢のㇺの中なんだろうからな!?』
『あっそうか……。これっていくらか無理な方だったんだ!?』
『要は、そーゆう事だ』


☆彡
――過去から現在に帰り、サファイアリーさんは、こう語るものだった
「――これが問題なんだって言い張るためにも、弟君からお兄さんに、そーゆう声掛けがあっていたって事よ!」
これには、アヤネさんも。
「なるほどねぇ……。じゃあ、他には何があるの!?」
「そうねぇ、ヨーシキワーカさんが、職安から、『1か月間の出禁』を食らった事があって、
その1か月間会っていたことを、話した方が、進みが早いわね!」
「そうね!」


★彡
【ミシマさんに関わった年、7月ぐらい】
【職安の求人検索forパブリック エンプロイメント サービスは、ウィルス感染していた!?】
――それは、騙された弟からの知らせだった。
『――お兄ちゃんさあ、さすがに1か月間も、家の中でゴロゴロとしていて、ここで何もしないのは、しないのは、
さすがにいけないことだから、何かしたら!?』
『……どうやれと!? 職安には、1か月間は、顔は出すな、とヨシュディアエさんからも言われてるのに!?』
『もうしょうがないなぁ……そうだなぁ……。あそこの向こうの方にいるお姉さんの方が、確かこう言ってたんだけど……。
そのお兄ちゃんの今持っている腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)の方に、これを入れてみたら!?
とここで、うちの弟が歩み寄ってきて。
『求人検索forパブリックエンプロイメントサービス』って言うんだけど……これを入れてみたら!?』
『……』


☆彡
――過去から現在に帰り、エメラルティさんは、こう語る。
『――ヨーシキワーカさんは、その弟さんに勧められた通り、『求人検索forパブリックエンプロイメントサービス』を入れてみたそうよ。
でも、それは既に、ウィルス感染していたの……」


★彡
【(続)職安の求人検索forパブリック エンプロイメント サービス ウィルス感染していた!?】
――その日、ヨーシキワーカは、弟の勧められるまま、その職安の求人検索forパブリック エンプロイメント サービスを導入してみたら処。
バチィ
と腕時計型携帯端末の液晶画面とエアディスプレイ画面から、ちょっとしたプラズマの放電現象が起こったのだった。
これには、ヨーシキワーカも。
『うっ……』
(うわぁ!! 何だぁ!?)
心の中で、驚き得るのだった。


☆彡
――過去から現在に帰り、エメラルティさんは、こう語る。
「――腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)が、ウィルス感染したら、いったいどうなると思う!?」
「えーと……」
「だいたい、次のようなことが、起きる訳よ?
1.バッテリー持ちが悪い。消費電力量が大きい……。
2.腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)の動作が遅い……。
3.ウェーブグローバルに繋いでも、中々アクセスし難い……。
4.スマホが再起動を繰り返す。
5.立ち上げたら、不自然にも電池残量が30%で、突然してシャットダウン……。
6.音量が、なぜか不自然にも、上げ下げされていて、不自然……。ヨーシキワーカさんの時は、就職活動中に、最低音量だった……。
7.通信料が、異常に多い、いわゆる、金銭がらみの電話回線等の不当乗っ取りの逢引きね。
8.身に覚えのないお金を要求される。
9.身に覚えのない、知らないアプリがインストールされている。
10.カメラが、勝手に起動して、写真を撮られる。AIによるフェイクニュース動画やディープフェイク動画に悪用される。
11.継続的に広告(バナー)が表示される。金銭系や課金制がやたらと多く、次いでH系が多い……。
12.深夜寝た時、以前までは、緑色のランプの光だったのに、ウィルス感染後は、赤色のサインの警告ランプの光だったわけよ。
また、
13.遠隔操作で、勝手に操作されていたり。
14.クレジットカードやPayPayの情報が悪用されていたり、身に覚えのない金額を請求されていたりする。
で、職業訓練校時代に、そのPayPayから、1万円ほど不正送金されていたり。
15.不自然なロックが掛けられていたり、データを暗号化されていて、こちら側から使えなくさせたり。
16.画像や音声や動画ファイル上にあった、プライバシー情報等が、盗まられていたり。
17.使用中に、本人が知らぬ間に、カメラ・マイク等が動いていて、顔と声が、もう取られた跡……だったりもするの」
「ウィルス対策ソフトの導入は!?」
「残念ながら、効果は、『なし』、だったわ!!」
「え……」
「嘘……」
「真実の事実よ。
ウィルスセキュリティの面で、守れるのは、二次層と三次層のファイヤーウォールまでだからね……。
ハッキングはそれよりも深いところに、OSシステム上に、堂々とした感じで、不正アクセスできるから、防げないのよ。
そもそもが、そーゆう仕様で、元々が軍事的なものが、民間の仕様で、売り出されているからね。
だから、実際にそれを、ヨーシキワーカさんが、『身をもって実証してる』んだから!!
そもそもが、ウィルス被害によって、個人情報等やアカウント情報まで、抜き取られていた以上は、
そこからさらに、高度なハッキングの技術の術によって、IPアドレスなどを頼りに、不正アクセスできっちゃうものなのよね!?」
「元々は、ホログラム映像出力装置付きマウスも」
「旧パソコンも」
「軍事産業の産物の1つだったわけか」
「道理で、ハッキングに弱い作りで、不正アクセス侵入を許してるわけだわ……」
それは、パソコン、スマートフォン等の脆弱性の、そもそもな理由と経緯だった。
国とか軍事関係なんだから、さも当たり前で当然の帰結である。
「さらに言えば、実は、ハッキングができる連中は、横の繋がりを持っていて、
ソフト運営会社や、家電量販店の中の人とも、電話で取り次いで回る事ができちゃうのだから、
どの人が、どれを買っていったのかがわかり、
後で、みんなしてその話し合い、続けるか否か!? 相談してから決めていた訳よ!!
だから、一度でも、ウィルス被害にあった時点で、アウトだった訳ね」
「……」
「さらに言えば、
2010年弱、2020年中、2222年影響大にという、TV報道ものによる報道機関があっていて、
コンピューター、IT関連の人でも、その以前までは、どの会社の人も、ウィルス対策ソフトには、関心を示さず、見向きもしていなかったのよ。
そーゆう人達の中には、低所得者層の人も極稀にいて、酒や居酒屋等の飲み屋で、よく愚痴を零してたらしいのよ。
で、ある時、どこからか風の噂話などを聞き、職業訓練校の噂を知り、そうした門戸を叩く人も、いる。
そして、そこで、特定技術を学んでから出て行った後、あぁ、その前の間なんかも含んでかな!?
そこにいた先生に泣きついた感じで、訳を話し、事情を話したの。
上手い事、いい就職口が見つからないと……!!
で、学校の先生だからか、方々の会社間やら上の公的機関にも、顔が利くし、電話なんかで取り次いでまわって、
そうした相談事なんかもできちゃうわけね。
で、この時、大事になってくるのが……!?』
『まさか……自分達の手で、ワザと通信障害などや、さっきのウィルス被害などを起こさせて、
その例年と比べて、『特に多いぐらい』にして、自分達のそうした必要性を訴えて、そうした『就職口の門戸を押し広げていった』!?」
「グット! で、どの企業間を推しても、即戦力ものの、どのIT人材をも、その中に引き込んでいった訳ね。
であるからして、どの企業間においても、そのウィルスセキュリティ対策ソフトだけじゃなく、
その会社独自の、運営物のウィルスセキュリティー対策ソフトやアプリなどの導入を、押し進めていった訳よ。
中には、不自然にも、そうしたものの必要性を、訴える人もいるのかも知れないわね」
「……」
「……でも、実はこの線で、言い寄った感じで、持ち寄っていたような人達も、少なからずいて、
似せた感じのソースコードを、持ち込んであさっていた訳よ。
次の事後工作、二次的な準備工作作りを、してたってわけ!」
「ハァ……現実的な問題工作作りだわ……これはもう」
「その、似通っていたような感じで、ワザと弟君が、怪しい不審者を招き入れるような手口で、『バックドア』を仕掛けていた訳よ。
合鍵の場所を教えた感じでね」
「最悪だわ……もうこれって……」
「ああ……そうだな……」


★彡
【ミシマさんに関わった年、6月か7月ぐらい】
【一日だけの日帰り旅行に行ってきた日、なぜか開いていた玄関口のドア】
――それは、日帰り旅行に行っていた日で、不審に感じた私が、弟に相談した時だった。
『――なぁ、ヨッシュタダワカーセ』
『んっ!? 何!? 今忙しいんだけど……』
この時、弟の目は、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)の方に向けられていた。
(どことやっているんだ!? ……まぁ、いいけど……)
『ちょっといいか?』
『んっ早めにね、今忙しいからさ』
『前にお前に言われた通り、求人検索forパブリック エンプロイメント サービスを入れて見たんだけど、あれから、調子がおかしいんだ!?
あれ……ウィルス感染してた奴じゃないの!?』
『そんな訳ないだろ!? お兄ちゃん!?』
『あんなミシマさんみたいな事が会ってから、おかしいとは思っていたけど……ついにその頭でも逝ったんじゃないのか!? ハハッ……?!
誰が兄貴みたいなそんな人に、そんな事をする必要があるってゆーんだよ!?
何をそんなバカバカしい……ッ!!』
『……』
――と。
その後、うちの弟は。車の中から外に出た後、こんな奇妙な事を言ってたんだ。
『――クソゥ、向こうの遠くの方の街中やら、あっちの遠くの山の方の所にある工場の中や会社の中にある奴等め、
まーた、2、3人ぐらいしてこんな事しやがって!?
ちぃとはこっち側の言うことを、何でも聞けよな!?
まーた怒らせた感じで、そこに入らせるぞ!?
新品の部品の1つぐらい、別にいいだろうが!?
別のもんとすり替えていたって、何も悪いことはしていないんだしぃ……!?
誰も気づかんのやし、それぐらいでもいいだろうが!?
ちょっとぐらい、こっち側に回してくれたって!?』


☆彡
過去から現在に帰り、エメラルティさんは、こう語る。
「――で」


★彡
【ミシマさんに関わった年、6月か7月ぐらい】
【一日だけの日帰り旅行に行ってきた日、なぜか開いていた玄関口のドア】
――それは、1日だけの日帰り旅行に行った日の事だった。
その帰ってきたら、玄関口のドアが、不自然にも開いていたんだ。
これには、私を推しても。
『――……んっ!?』
その時、なぜか、後ろのいた弟から、こんな声掛けがかかってきて。
『あれ~!? お兄ちゃん、キチンと鍵を閉めてなかったんじゃないの~!?』
と言わしめたものだった。


☆彡
――過去から現在に帰り、エメラルティさんは、こう語る。
「――実はこの時、弟君は、合鍵の場所を、教えてしまっていたのよ」


★彡
【ミシマさんに関わった年、後半ぐらい】
【合鍵の場所を教えてしまった馬鹿な弟】
【偽詐欺電話の目的は、出て行った先で声を荒げる事になるので、どちらにせよしてやられる……。声質を収録する目的だった!?】
――ここから話すことは、真実の事実です。
USBメモリーが盗難にあっていて、その思い出しながらも書いていたものです。
それは、同じ言葉を二度続けては言えず、その言えませんので、当然ながら書けません。
人は、同じことを2度3度続けてまったく同じようには書けませんので、理論上不可能なのです。
それでも良ければ、うろ覚え程度ですが、大体がこんな内容でした。
どうか、今後のためにお役立ていただければ、幸いです。
この時、ヨーシキワーカは、家族団らんの間にいて、
台所には、父と母の2人がいるものだった。それはTV電話を介して、受話器を片手に、話していたものだった。
『――あっ! そう言えば随分前にね。俺がここんところの会社内にいて、机に座っていた時なんだけどね。
その時、横から誰かが話しかけてきて、
『お前ん家のカギは、いったいどこに置いてあるのか!?』
――って聞かれた時があっていたんだよね!?
で、そん時ミシマさんはさ、うちの工場の外にいてね。その人達伝いで聞き込み調査をしていたから、必要だと思って、俺教えちゃった!?
ねぇねぇ、お兄ちゃん、そこからもう出てきた、おかしいなぁ!?』
『――お前!? 合鍵の場所を、まさかそいつらに教えたのか……!?』
『えっ!? お兄ちゃん、まだそこから出てきてないの!?
もうしょうがないなぁ……『これはお兄ちゃんのために用意した問題なのに(?)』……?!
……あっ、だよね!?
こうやれば、ミシマさん達、すぐにでも飛び出してきちゃうと思っていたのに!?』
『この大馬鹿野郎!!!』
ビクゥッ
とこれには、うちの弟を押しても、ビビるほどだった。
『それが、そいつ等の、『いつも使っているやり手の手口』なんだよ!?』
『えっ……!?』
『そいつ等はなぁ、『市や国の行政上の職員さん』を抱え込んでいて、
いつも、この周辺の街中の建物の中に、押し入っていて、
その『問題』だからと、
これはそうした『捜査』だからと『安心』とか言ってやって、
そこにいた住居の人間を安心させて、またはその人達の居ぬまに、押し入っていて、
さも当然のようにして、そこで、『土地の権利書』だとか『借用書』だとか抜き取っていて、
そうでなくとも、『印鑑』だとか、
用意してやった『行政書類の上』に『判を押していた』んだぞ!?
ホントにどうしてくれる!?』
『えっ!? えっ!?』
『この町周辺一帯の建物が、『取り壊されたり』な!!
市や行政上の勧告処分ものの税務調査が入っていて、そこから勧告省令が下りてきて、行政上の『強制立ち退き処分』で、
少ない金だけ渡して回っては、長年住み慣れたその土地から、『不当』にも、『追い出された人達』も中にはいるんだぞ!!
みんなしてその、受け渡して回っていって、『いい話』だからか、いいようにして『その口を噤んでいって』な!
いつも、『そいつ等のやり手のやり口』なんかがあっていたんだぞ!! この町一帯にはな!!
ホントにどうしてくれる!? この大馬鹿野郎!?』
こうなれば、ホントにもうどうしようもなくなってきて。
『えっ……これってさぁ、もうどうすればいいの……!?』
『知らん!! もうどうにもならん!!』
『えーとこれってさぁ……!? その問題だよね? ……そのお兄ちゃんのために用意した、そこにいるヨシュディアエさんと付き合うための!?』
とここで、ヨシュディアエさんの声が入ってきて。
『付き合わないわよ!? そんな1人で何もできずに、いつもウジウジしていて、情けない子なんかとね!?』
『えっ!?』
『はっきり言って、とんだ見込み違いだったからね!? 誰が好き好んで、この肢体をその子何かに預けられますか!?』
『え? え? これってさぁ……いったい、どーゆう事……!? ……まさか……!?』
『フンッ!』
(ホント、情けなッ!!)
とここで、ライセン先生の声が入り。
『やっと気が付きましたね……!? 『あなたはその騙されていた』んですよ!?
こちらにいる、この『いい顔』と『声』をしたミシマさんに、
僕たちに、
このヨシュディアエさん達、職員さん達にね!?
こう言った取り組み(こと)は、30年ほど前から、『もう既にあっていた』事なんですよね!? ……知らなかったんですかあなた!?」
『え……!? これさぁ、ホントにどうすればいいの……!?』
『もうどうにもならないわよ……』
(住居不法侵入を許した時点で、合鍵の場所を教えた時点で、あなたは、もう負けていたのよ。ホホ、またまた、いい金になったわ!)
『……ッッ』
(どう巻き返していけば……!?)
(とか何とか考えている時点で、負け、なんだけどね……。親兄弟から見放された形で!? ついには、あたし達に頼ってきちゃう流れ出し、ホホ)
(……)
(……)
ヨッシュタダワカーセとヨシュディアエの、両雄のにらみ合いと、試行錯誤が錯綜す。
とここで、イリヤマ先生の声がして。
『にしてもあの子……ほんとに出て来んなぁ!?』
とここで、ライセン先生が。
『ここから出て来ないほど、よっぽど、しっかりしてますね?』
これには、ヨッシュタダワカーセも、ヨシュディアエさんも。
『……?』
『……どーゆう事!?』
『えーと……皆さん、ここから出て行った感じで、(その場で)よっぽど怒っていたらしくて、
こっちの方で、そうしたものを、(音声レコーダーを通して)『予め収録』してたんですよね!?』
『収録? 何を?』
『えーと……声をです』
『『『『『声!?』』』』』
(変声器だとか、AIによるフェイクニュース、ディープフェイク動画を、後で組み立てようだなんて、口が裂けても言えない。
次の『身代わりの保証人システㇺによる』犯人候補のすり替え、あとよろしくだなんて、言えない……。
旧中国兼北朝鮮(モス国)、ロシアなんかと、次の戦争を仕掛けるための、準備工作作り、
皆さんで、その、『共闘意識ものの統一の敵を作って』、問題工作作りを、昔からやっていただなんて……。
いくらか、言い逃れができる逃げ道を作っていった感じで、
この後にくる、モス系、ロシア系の似せた声の人、音声翻訳アプリ『Papago』(パパゴ)だとか、VoiceTra(ボイストラ)なんかを使って……)

【音声翻訳アプリ『Papago』(パパゴ)】
【音声翻訳アプリ『Papago』(パパゴ)とは、日本人でもアメリカ人でも、それに向かって話しかけると】
【中国系とか、ロシア系とかの、外国語に翻訳してくれる音声翻訳アプリです。見やすい画面で、操作も簡単で、今話題のツールなのです】
【だからこそ、こうして特殊詐欺に使われてしまった歴史的背景があるのです】


☆彡
――過去から現在に帰り、アユミちゃんが。
「――偽詐欺電話に出てきちゃ、いけないの!?」
「そうよ、アユミちゃん! 偽詐欺電話なんかに出てきちゃいけないの!!」
「どうして!? えっ何で!?」
「……っっ」
それに対して、エメラルティさんは、口をつぐんだものだったわ。訳ありのよう。
――とその時、サファイアリーさんが、こう進言してきて。
「――ハァ……。昔、この子がね……。その時、TV電話に顔を出していて、声を取られていたことがあっていたのよ」
「顔と……」
「声……」


★彡
【エメラルティさんの学生時代、AIによる、フェイクニュース動画、ディープフェイク動画】
――それは、まだ、学生時代のエメラルティさんがいて、仲のいい女友達から、声をかけられた時だった。
『――次、エメラルティ入っていいわよぉ!』
『は~い!』

――で、向かった先は、脱衣所であり、シャワールームの前だったわ。
アメリカでは、お湯の張ったお風呂ではなく、シャワーで肢体を洗う様式だったの。
『ルンルン~♪』
あたしは、脱衣所前で、お洋服を上から下にかけて、ドンドン脱いでいったわ。
――そして、どこかから、あたしを盗撮するような怪しい視線があったの。
そう、それは、仕掛けられていた小型監視カメラだったの。
そして、ブラをとって、おっぱいがあらわになった瞬間、プルルンと盛大に弾んで、それが盗撮されてたの。


☆彡
――過去から現在に帰り、妹に代わって、サファイアリーがこう語る。
「――事情を聴いていけば、学生時代のエメラルティも、有名でね。
その学生たちの聞き込みで、どうやら、いけない人が聞き及んでいたらしくて、それを仕掛けていた訳よ」
「恥ずかし~~ィ」
とこれには、姉のクリスティさんも。
「あははは! エメラルティ! あなた『も』さぞ、大変な人生を過ごしてたみたいねぇ!?」
「お姉ちゃん、ほどじゃないよ~……」
この時、注意して留意してほしいのは、この娘達の学生年代である。
次女クリスティ……大学1年生。
三女サファイアリー……高校1年生。
四女エメラルティ……中学1年生。

とここで、ミノルさんが。
「あぁ、仲のいい女友達さんともいらっしゃる事でしょうから、学生寮か、仮住まいのアパートで友暮らししていて、
ルームシェアをしていたのでしょう。……さしずめ」
「……良くお分かりで……」
「なるほどなるほど……。
では、アパート等ですから、洗い終わった洗濯物を、外に干すとき、
チラッ、とその大きなブラかショーツか、パンティでも、目についたのでしょうな。
当然、その外の方には、道行く人の中には、好奇な目で見る人たちもいて、それを見てしまい、
……思わず、やっちまった線でしょうな!」
「最低最悪よ……あれは……!?
もう誰もが、AIナビを持っていて当然の時代だから、
ちょこと自分のナビに相談しただけで、顔と声さえ揃っていれば、
そこに、盗撮したものの、若い頃の、まだ学生だった頃のあたしの裸体があれば……もごもご……」
キャーーッ
と乙女の悲鳴が上がるばかりだった……。
「うんうん、女の人たちは、特に、電話がかかってきたら、それによく出る、『習性があります』からね!?
男性は、40%。女性は、60%の割合で、
その怪しい電話の方にも、血気盛んになった感じで、『しょっちゅう出てました』からね?!」←怪しい人。
ジトリ
とそこには、妻アヤネさんも、夫の怪しい言動を訝しげにみていたという。
とここで、スバル君が。
「顔、声、肢体、AIが揃った訳か……」
「うん、そうよ……そしてね……」


★彡
【(続)エメラルティさんの学生時代、AIによる、フェイクニュース動画、ディープフェイク動画】
――それは、学校の教室の中で、勉学していた時だったわ。
エメラルティ(あたし)は、その頃、エアディスプレイ画面を見ていて、目を落としていた時だったわ。
とその時、ちらほらと、好奇な目が飛んでいて、ヒソヒソ話が相次いでいたの。
『うわぁ……スゲェ……』
『ここがこうなってたのか……』
『良く撮れてるなぁ……』
『あっ、ここに、ボタンがある』
ポチッとな。
それは、AIによる作成されたもので、フェイクニュース動画やら、ディープフェイク動画と呼ばれるものであり、
意図した感じで、創作物も可能なのである。
当然、卑猥ものになってしまい……。


☆彡
――過去から現在に帰り、サファイアリーさんは、こう語る。
「――その時は、まだまだ、ヒソヒソ話が相次いでいたらしいわ。……この娘には何も言わずに、何も話さずにね……」
これには、アユミちゃんも、スバル君も。
「あれっ!? それってさぁ、まるでヨーシキワーカさんと、同じ事象だよね……?」
「そういえば、確かに……」
妹のエメラルティさんが、耳元で、「ゴニョゴニョ」と何やらを話して。
姉のサファイアリーさんが、「あぁ、うん、わかってる」といい。
妹のエメラルティさんが、ㇹッ、と一安心したように、「……そう」と胸を撫でおろす思いだった。
「……盗作物だからね……。
その自分達を推しても、いくらか、『本人を前にしては、言えない』ものよ!?
こっちが、いくらか、こんなにも悪い事をしていた、というのは、無自覚ながらも、心の中でわかってたでしょうし。
自覚もしてたのかもしれないわね……」
「……」
「また、同じ人間だから、自分の身可愛さに、『保身』に走り、
その渦中でも、野心に走る人たちも、中にはいて、いくらか人には、ホントの事を話せず、その諸事情を話せないものよ!?」


★彡
【(続)エメラルティさんの学生時代、AIによる、フェイクニュース動画、ディープフェイク動画】
ヒソヒソ
とか細いほどの小声がしていたものだったわ。
いったい、何だろうと思うあたしがいたの。
その子達は、あたしが見ている中でも、こーゆう事が複数回に渡って、起きていて、
教室の中や、扉の前、廊下なんかでも、それを目撃していたの。
怪しい、と思ってしまう。
意を決して、こちらから近づき難い……。そうした心象だったの。

――とその時だったわ。
『――ちょっと、それを見せてって!?』
って女の子友達が、そうした怪しい連中の所に行って、それを見てしまい、思わず青ざめてしまったの。
いったい、何を見てしまったんだろう。
『……』
『……』
『……これ、どうする?』
『……さあ?』
『うわぁ……あの娘、あんな顔して、こんな事をやってたのね?』
それは、怪しい動画だった。
あんv あんv
それも、事実ではなくて、理想の虚実に基ずくもので、ディープフェイク動画だったのだった……。
『……これ、あの娘の『声質』だわ……』
(きっと、声も取られていたのね……)
そう、痛みいる感じの女の子がいたものだったわ。
とここで、男の子が。
『あっ、エメラルティに付き合っている人いるの?』
『いないわよ……そんな人……。まだ、中学生よ……』
『じゃあ、この中の男性の人って……!?』
『変な噂だけが、独りでに、『間違った感じで広がって』いって……』
『……あの娘も、いい迷惑ものだからね……』
『……』
『それに、こーゆう事は、それ以前から、会ってたからね。
あの子に、好きだと、思いを馳せていても、
本人を目の前にしたら、言えないんじゃないの?
だから、こんな事をして、注目を集めようとして、そのいくらか逆効果で……』
やぁんv
『……』
『……』『……』『……』
思わず、そのAIによる創作物のディープフェイク動画に見入ってしまう子達がいたものだったわ。
『ねぇ、あんた達さあ、これ、何回ぐらい見てたの?』
『さあ?』
『1日か、3日ぐらい?』
『じゃあ、その前から流行っていて、流行していただろうから……、そうした検討をつけていくしかないわね……』
『……』『……』『……あいつのあそこって、こうなってたのか……』
『下も撮られてたのね……』
『……』『……』『……』
『ベットシーンもあるって事は、照明かな……!? 仕掛けられていたのは……!?』
あぁ……
と嘆く思いだった……。
『黒歴史だわ……これ……』
『……』
『あの子の人生終わったわ……』
『……』
憐れんだ顔で、そこから、エメラルティを見るのだった。
あたしは、いったい、何だろうと勘ぐってしまう。
『……結構、手が込んでるわねぇ……』
とそこへ、別の男女が言い寄ってきて。
『うわぁ……これ、すご……!?』
『わぁ……これ、誰……!?』
『ウソォ、これ、あの娘なんじゃない!?』
『見せて見せて』
ワイワイ、ガヤガヤ
と人だかりができるものだったわ。
で、当然、学校の中なんだから。
『……ねぇ、これってさぁ、作り物なんじゃない!?』
『……』
『ちょっとこっちの方で、それを『調べてみよう』か?』
『そうだな、本人には、『余計な心配をかける事になる』だろうから、ちょっとこっちの方で、それを調べてみようか!?』
『『黙った感じ』でな』
『本人に、そんな事言えるか……ッ!! いくらかその俺等が怪しいわ』
『それぐらいがいいでしょうね……?』
『………………』
うん
と頷き得る一同がいて。
『じゃあ、これを他のクラスのみんなにも、見せて行って、『そうした調査網を広げていこう』か!?』
『じゃあ、ウェーブグローバル配信と』
ポチッとな。
『あたしも、女の子、友人伝いで回しておくから、ちょっとそのデータを、こっちの方に回してくれる!?』
『OK!』
『――うん、来たわ。じゃあ、これをグループメールにしている、女友達全員に一斉送信して……と』
『――あっ! こっちの方にも来たわ。じゃあ、あたしの方は、上のお兄ちゃんやお姉ちゃん達らにも、回しておくね』
ポチッとな。
『これでよしっ! と!』


☆彡
――過去から現在に帰り、これには、現在のエメラルティさんを推しても。
「――もう何で、みんなして、それを、あたしに、『一言も何も言わない』のよ!!!?」
これには、姉のサファイアリーさんを推しても。
「言えないのでしょうね……」
その……面白半分で作った『ディープフェイク動画』が、『まさか……そうなっていく』だなんて、誰もが思わないから……」
「もう、最悪よ……あんなのは……」
とここで、アヤネさんが。
「ねぇ、みんな」
「……」
「実際に、現実的になって、そーゆう事が学校の中で起こっていて、そうしたイジメの被害者層が、辿る道筋は、
2つに1つなわけよ。
1つが、そのまま、『イジメによる自殺』……。
もう1つが、事を荒立てた感じで、その娘の親伝いが、学校に対して、申し入れ審査をして、訴訟を起こす、という『刑事裁判』ね」
「……」
「だから、学校側を推しても、
内部告発ものがあっても、そうした事実確認をしていき、
気まずいから、学校側としての体裁とメンツと建前が、しょちゅう悪いから、
そうした事実関係を捻じ曲げていき、内部告発ものの、そうした事実ものの隠蔽調査をした感じで、
少ない額の包み金を渡して回り、
みんなして、その口をいいようにして、噤んでいった訳よ……これが!!」
「……」
とそこへ、サファイアリーさんが、こう切り返してきて。
「一度でも、噂話や、フェイクニュース動画やら、ディープフェイク動画と呼ばれるものが、
意図した感じで、創作物が、流出してしまった場合……。
その大元を消し去っても、無意味で、
予めコピーや、ウェーブグローバルなどを通じて、国内外に大きく流出してしまっていた跡なのよ……。
当然、それ等は、大きく拡散されてしまっていた、跡だったの……」
これには、スバル君を推しても。
「あれ……それって……つまり……」
「そうよ、スバル君。アユミちゃんも、よく聞いてよ?」
「……」
「『炎上した』訳よ……。一時的にでも、その学校の中でも、『学級閉鎖に追い込まれて』ね……。『責任問題』だったの……。
これは、『学校側そのものの』、『立場上の責任問題』であり、
その『学校の中の教師』が、その勤め人が、その子達に対して、『どーゆう教え方をしていた』のかが、その『最大の焦点に充てられていた』の!!』

ナレーションの語り手は、ヨーシキワーカ。
【――これだけは、学校とは、名だけの器とは、決して、『断じて言えず』……】
【その学校の中にいた、どの教師達にとっても、その1つの例外もなく、刑事責任ものである】
【当然、『懲戒免職処分』ものになり、『クビ』と相成ったのだった――】

とここで、アヤネさんが。
「みんなが、誤解しないように言っておくとね……。
その怪しい創作物を持ち込んでしまっていたその子『だけ』が、決して、悪いわけではなく……。
それを、見逃してしまっていた、どの教諭達にとっても、等しく悪いものなのよ。
もちろん、それを見てしまったいた、その生徒さんたちもね!?
その子と、その子の親に、『慰謝料請求』があっていても、何ら、不自然でも、おかしくもないわけ!!」
「……」

【刑事責任ものの、『内部告発』である】
【断として、そうした『犯罪行為を見逃してはいけず』、取ってつけた感じで、その問題だからだと、嘘の、騙されてはいけないのだ】
【これは、れっきとした犯罪行為に他ならない】
【そこだけは、注意していただき、留意してほしいものだ】

「学校の中の、どの教師連中の中にも、女子児童のまだ未発達の未成熟物の青い果実を見て、
ムラムラとくる人達もいるの。
だいたいが、そうした盗作物であり、女子トイレの中に仕込んである線ね」
これには、アユミちゃんも。
「あれっ!? それってさぁ、今よく話題になっているよね?
うちの学校の教諭が、その信じられない事をしていた……と」
「大概が、大概が、事実の隠蔽調査物で尽きなくて、
その学校の中の教諭や、教頭先生や、学校の中の学園長でさえ、
その女子児童の卑猥ものの、AVものの、盗撮画像なんかを見てしまっていては、涎を垂らしていたものだからね。
この娘なんて、もう垂涎ものだからね……」
「もう、恥ずかしい~ッ!!」
「女子児童と先生の関係だからね。
何も意見しても、言え難いだろうし……。
例え、その言ったとしても、そうした学校教諭の権力をかさにして、事実関係を捻じ曲げることさえ、厭わない生き物なのよ!
人という生き物はね」
「……」
それは、何とも難しい話だった。
――エメラルティさんは、こう告げる。
「――だから、偽詐欺電話なんかには、決して出てきてはいけないのよ!?
だから、良くこういうでしょ?
『不審な電話がかかってきたと思ったら、その場ですぐ出ならずに』
『そのに犯人たちの要求に対して、取り次がずに』
『一言も何も言わず、すぐさま、その不審だと思った電話を、お切りください』
――と」
「……」
あれは、要は、そーゆうことだった。
――そして、エメラルティさんは、アユミちゃんの目を見て、こう言うものだった。
「――AIによる創作物に限らず……。
真実の事実を正していけば、2020年2月頃から、新型コロナウィルスが流行り始め、
多くの人達は、そのウィルス被害を恐れるようにして、
また、感染防止の目的のために、自宅勤務になっていったわ。
そして、2021年頃になれば、パソコンのリモートワークを通して、国内外の人たちと交流を深めていく流れで、
自然とそのフェイクニュース動画やら、ディープフェイク動画が、アメリカ国内で、流行り始めていったの。
これが、2021年ごろの話で。
日本のTV局の報道機関を通じて、全国民が知ったのは、2023年の頃だった。
実は、その前の年の2022年頃に、そのフェイクニュース動画やら、ディープフェイク動画が、一部界隈であっていても、
さっきの問題工作作りの流れで、揉み消されていた事実鑑定もあり、持ち去られていた……。
そして、それが伝わる頃には、どうしても遅れが生じてしまい、
2023年の頃に、ようやく、やっと報道機関によって、報じられた事実鑑定があるわけよ」
「それが、TV局の力を使って、高度なAI生成による副産物の、フェイク動画、ディープフェイク動画だったわけか……」
「影響力の強い人ほど、時の首相や、芸能人や、俳優や女優さんなんかが狙わられていたわけね」
「……」
それが、歴史の闇に葬られた、隠された事実である。
エメラルティさんは、続けてこう語る。
「確かに、アユミちゃんの言う通り、
1995年頃の犯人探しゲームの時までは、
その優秀な技術者(エンジニア)伝いや、無線機などのハッキングによる機材を介しまわって、電話等をみんなで介し周っていって、
そうした首謀者等を割り出していき、ドンドンと絞り込んでいって、偽詐欺電話口から、口激することによって、倒したと記述にあるわ。
ただし!」
「……!」
「それも、まったく別の赤の他人で、そうした身代わり保証人システムあとよろしくで、
攻勢に出られていた訳よ」
「え……」
「つまり、自分達の身内関係を、自分達の手で、『何も知らずに倒した』事になるわ……」
「……」
「ホントから、ものを言えば、上の機関だったというのにね!?
その時、出ていたのが、初めて犯人探しゲームで、初めて勝った人達だったのよ。
ここには、生前の頃のヨーシキワーカさんのお父さんの名前も、連ねていてね」
「生前の頃の、ヨーシキワーカさんのお父さん?」
「そうよ。
そして、その後、2010年頃になると、時代背景が、まったくと言ってよいほど、変わっていった……。
IT、コンピューター関連の高度な情報化社会になると、そうした敷居なんかが激変していったわ……!」
これには、アユミちゃんも、アヤネさんも。
「激変……」
「そうね……」
「そう、当然ながら、当時、かっての技術者伝い、エンジニアなんかがいれば、
昔、そうした事があっていて、立証しているから、みんなでその同じ声を揃える等して、また『旨い話にありつける』から、
酒の肴の、話の楽しみで、
また、他の誰かを蹴落とした感じで、
優秀な腕利きのエンジニアなんかを、誘えるから、人を騙し、唆して周って、
そうした電話口にワザと誘導していく――」
「そこで、声を取られたんだね……」
「ええ、そうよ。……ッッ」
唇を嚙み締めるエメラルティさんがいて、こう言うものだった。
「『声を取られる』からよ! 『音声レコーダー』が回っていて、その人の『言質が取られる』とも言ってね。
ブラックの世界では、一人前の『漢』が口に出した言葉は、2度とは、引っ込めないのよ。
ミシマさんなんかはその部類でね。一人前のブラックの漢だったって事!
それに比べて、ヨーシキワーカさんは、まだまだ半人前の青臭い男だったって事! まぁ、情けない面でも、ちょっと有名でね」
「フ~ン……」
「でも! あの人のいいところは、結局最後は、自分を偽らずにものをいえて、できるだけ真実の事実を残していき、
そうやって、みんなの為に、役立てさせようと、陰ながら努力してたって事よ!
それが、大多数の死傷者を防ぐことになっていくの」
「大多数の死傷者……!?」
「実際に前に起こった正史の平行世界(パラレルワールド)ではね……。
例えば、日本人の総人口が1億2000万人とするでしょ? アメリカは、3億3000万人ほどでね。
対して、モス国とロシアは、14億3600万人と1億4420万人を合わせて、約15億8020万人に昇るから……。
国や、国境的に見れば、それ等は、ほとんどすべて、日本預かりものになっていくだろうから、
日本1億2000万人VSモス国とロシア連合軍による約15億8020万人を、相手にしないといけないから……。
こーゆう戦争が、10年間近くほど長引いていき、戦死者続発していき、大敗に喫してしまってたそうよ……」
日本人の総人口が、1億2000万人。
アメリカの総人口が、3億3000万人
中国は、14億1200万人。北朝鮮は、2607万人。合わせて14億3600万人。
ロシアは1億4420人
つまり、日本人の総人口が、1億2000万人VS
モス国14億3600万人と、ロシア1億4420万人による、連合軍しめて約15億8020万人を、相手取らないといけなくなる、という事だった。
これには、アユミちゃんを推しても。
「そりゃあそうなるよ……。だって、1億2000万人VS約15億8020万人だよ? 最初から元から勝てる訳ないじゃん……。
ゆうに14倍……。1人で14人ほど相手取り、その勝たないといけないんだよ!?」
「で、元々あった正史の平行世界(パラレルワールド)では、
日本人の総人口が1億2000万人が、
16万人から24万人ほどまで、激減して追いやられていたそうよ。
だから、そうした未来になる事を、予め知っている人達がいれば!?」
「未来人さん達は、その未来を変えるために、来訪してた!?」
「グット! ヨーシキワーカさんの前だけにね……。
にも、関わらず、ミシマ達が、職安の人達が、職業訓練校の人達が、邪魔、妨害、阻害ばかりしてたわけよ!!」
さっきの話につながるように、こーゆう話が合っていてね。


★彡
【事件解決年、2月】
【ビックピースビルサービス 図書館の設備管理】
――それは、3つか4つほどに分けて、入り混じったような声だった。
なお、この時は、まだ、自分の無罪が確立していない月だった。
1つ目は、そのビックピースビルサービスから。
『――ハァ……。君には、そのガッカリだ……。
せっかくこっちがここまで、(ハッキング伝いで横から覗き見て)勝ち収めて誇っていたのに、
まだ、あそこの月見エビバーガーオーロラソース社に謝りに行っていなかった……とはな!』
『んっ……?!』
(何だ、遠くの奥の方から、入り混じったような声が聞こえる!?)
それは、父のボート場も設備管理であり、
かつ、職業訓練校の設備管理課も、設備管理である以上、グルだった。
ハッキング伝いで、私の、ホログラム映像出力装置付きマウスを、横から覗き見る感じで、そうした情報を知り得、
まったくと言ってよいほど、私を介さずに、私に黙って勝手に、
偽詐欺電話伝いで取り次いで回り、そこから月見エビバーガーオーロラソース社を攻撃していたというものだった。
しかも、ハッキングができる以上、不正送金は、お手の物である。
また、証拠が残らないようにして、一度か、二度は、これも揉み消されたものである。
――それは、そこにはいないはずの、イリヤマ先生の声だった。
『――もうそんな奴どこもいらんと言い張っておるから、堕とし腐っておけ――ッ!!
せっかく、こっちがこんなに払っているのに、ちっともそいつはあそこから出て来んからな!! ハハハッ』
――それは、職安のヨシュディアエさんの声だった。
なお、この時、ヨーシキワーカの職安の担当の人は、別人の方であった。
『――……わかりましたわ。
ではそのように、こちら側からそのように、行政上の手続き則って、今回のこうした求人は、こちら側で取り下げていただきます』
――それは、ここにはいないはずの、合同会社三電工のミシマさんの声だった。
『――フゥ……すっきりしたぜ……』
『これで、何度目ぐらいだ!? こんなことやり続けているのは!?』
『んっ!? ザッと16回か、20回ぐらいじゃないか!?
向こうの親父の方に向けてかけているのは、もう20を軽く超えてて、30に届こうかとしているがな!?』
『これで、ようやく落ちてきて……折れてきている頃だろうな!?』
『フッ……』
設備管理課伝いの中には、こーゆうブラックなところもあるわけだ。
職への階段を、駆け上がっていくためのものの成り上がり人のシステムである。
――とここで、ビックピースビルサービスの人が。
『――今の声は、君も聞こえたかい!?
正直言って、今の君とこことでは、その上出来すぎていて、いくらかその世界が、釣り合わない所があるのだよ!?
16万円(1212米ドル)ほどだっけ!? 800円(6米ドル)ぐらいで十分だ!! いや、まだ、それでもちょっとまだ高いぐらいだな……!?』
『さいですな!?』『ハハハハハッ』
カチンッ
とこれには、ヨーシキワーカを押しても、内心義憤がたまっていたものだった。
だが、あくまで、こっちが、下、なので、何も言えなかった。
正直、何も経験がなく、実力不足なのは、わかっているからだ。
『正直に言って、今の君にこれだけの大金を支払うような価値は、何もない!!
それよりもまだ、君なんかよりも、まだ優秀で、いくらか聞き分けが良くて、有能な腕利きの人材を迎えた方が、遥かにマシだ。
いくらか、こちらから多分に使えて、誰にも気づかれずに、こっそり隠れて仕掛けて回れる、こちら側の色に染まりやすいな!?』
『それであれば、本校から、こちらの求人などはどうでしょう!?』
『ほぅ! こいつの方がまだまだ若くて、いくらか見込みがありそうなもんだな!?』
『本校のカリキュラムをいくらか通していて、本人はそれは知らないようですが、それなりの腕をお持ちになさっています。
こいつなんかと比べてみれば、相当なものです。
何せこいつは、ここ2,3年間ほど何も、努力をやっていなくて、それよりも、まだこちらの融通が利くかと!?』
『フム……。であれば、ここで1つこいつを採用して見ようか!?』
『どうも、ありがとうございます』
『あんな奴なんかよりも、よっぽどいくらか聞き分けが良くて、こちらかの融通が利くやつなんですよ!?』
『フム……。であれば、1つ楽しみだ。フフッ、また、『飲食店の飲み食い代』がな!?』
『そのおっしゃる通りです。いやぁ、楽しみになってきましたなぁ! こうした問題行動のありがたみが!?』
『フンッ!! どこぞの会社の門も、その俺達に高い金を払わんのが悪いんだ!!
……まぁ、ここは1つ、こいつで興ざめとしておこう。
それであれば、こいつの親やどこぞの親伝いも、その俺達の有難みんところがわかってくる頃だろうからな!』
『フフッ、そこん所の仰られるところが、その当たり前なのです』
――とここで、ヨシュディアエさんの声がしてきて。
『――これでもうわかったかしら!? ヨーシキワーカ君!?
君なんかでは、もったいないほど、この世界がハイグレード過ぎるのよ!?
君は良くて、その『カッパカード』ってところでしょうね!?』
で、また、別の職員さんの声がしてきて。
『ここんところに入れるのは、『シルバー』や『ゴールドカード』なのよ……いくらかその汚れ腐っていて、黒とかブラックな感じなのよね……』
で、またまた、別の職員さんの声がしてきて。
『そうそう』
で、またまたまた、別の職員さんの声がしてきて。
『君みたいな子が、どんなに逆立ちしたって、どんなに一生懸命に頑張ってみても、
その心の色の移りあいは、せいぜい、『カッパ』から『ブロンズ像』って所なのよね!?」
で、またまたまたまた、別の職員さんの声がしてきて。
『そうそう、いくらかこの人達、綺麗な感じ方じゃないもんね!?
クリーンな感じじゃなくて、ここんところが、妙な具合に汚れ腐ってたもんね!?』
で、またまたまたまたまた、別の職員さんの声がしてきて。
『これでもう、いくらかこの世界の汚さとかが、わかってきたでしょう!? どんなに汚れ腐っていたのかが!?』
で、またまたまたまたまたまた、別の職員さんの声がしてきて。
『それよりも、まだ君なんかは、こっちの書き物なんかを残してた方が、いいんじゃのかしらねぇ!?』
で、またまたまたまたまたまたまた、別の職員さんの声がしてきて。
『いくらかこんな人たちなんかよりも、遥かにまだ安全で、いくらか『こうした世直し運動の後継人』になっていくだろうしね!?』
で、またまたまたまたまたまたまたしても、別の職員さんの声がしてきて。
『これでようやく、わかってきたかい!? 君なんかでは、どんなに高望みしたって、どんなに足掻いてみたって、
君の年齢不相応で、『技術力不足』で、『入れなかった遥かに狭き門』だったと……!?
それよりも、まだ、こちらのはるかに安くて低い、求人の方がマシだ!!
君が前にいたところのパン会社の箱洗いなんかと、まぁ、似たようなもんだ!?
10年間そこにいたんだから、あと10年間か20年間か、3年間か、そこにいれば十分だろう!?』
『――オイッ、そろそろ慌てた感じで、その取り乱した感じで、ここんところに顔が突っ込んできたか!?』
『いや、全然だなぁ……』
『あれぇ!? 何でだ!? こんなに怖いぐらいに脅し腐ってんのに……。
他の奴らみたいに、後で、電話口で噤んで回りながら、その脅して回りながら、
その車の駐車場の所から出て行って、慌てた感じで、ハンドガンか何かで、タイヤをパンクさせて横転させて、いくらかひき逃げした感じで、
また、別の誰かのせいにして、
そうした今回の事件の証拠の隠滅物を図ろうと思っていたのによ……。
こいつは、いくらかその知り過ぎてしまってたしな……チィッ!!』
――とここで、職安の男性の方が。
ホントに小さな声で、かすかな声で、ずっと先から言っていて。
『――オイッ……こんな遠くからのこんなに離れて、こんなか細い声なんて、
その俺でも、聞こえづらいほど、聞こえんとぞやっぱり……』
『やっぱり、無理か……いくらかこれじゃ……』
『で、また、何人殺したの!?』
『んっ!? 聞きたいどうしても!? 今年に入ってから、また、2人か3人ほど!?』
『えっ!? よ、4人も殺してたのあんた達!?』
『そこにいる、ヨシヅって女も一緒にな共謀になってな! また、どこかの遠くの街の方の辺りで、その憂さ晴らしさながらの目的でな!?』
『呆れたぁ……』
『だって、あいつ等の親のところ金を持っていて、ちっとも何とも恵んでくれねぇんだもんよぉ!? ここんところに入って収めて行って!?』
『で? 何に!?』
『んっ!? 聞きたいどうしても!?』
『早く言え!』

――エモテット、音声翻訳システムアプリPapago(パパゴ)。
なお、エモテットは、2224年1月頃、この人達の手によって、ハッキングを介して持ち去られていて、まき散らされていたものです。
『――ITのコンピューターのところのすごい部門!!
そこで、確か、『エモテット』って言ったかなぁ!? いくらか隠した感じの保管したところの!?』
『エモテット……!?』
――それは、ミシマさんのところの、長男坊君の声だったわ。
『――最強の名前を関する凄いやつのだよお前等!? 知らないの!?』
『それが、どうしたってんだ!?』
『撒き散らしちゃった――ッ☆
だって、長いこと解凍準備していて、待ちきれなかったんだもんーっ!!
でもさぁ、すぐにあいつ等、ちょっと目を離したすきに、いなくなっちまってったんだもんな!?
もうホントに困ちまうんだもんなぁ!?
それで、あれば、うちのこっちの方にある、家庭用パソコンが、数台とも『おしゃか』になっちまっていてよぉ……!?
また、こうした上手い問題工作作りを取り組んでいく流れで、
そのおしゃかになっちまっていたうちパソコン数台と、
その綺麗なノートパソコン数台とを、また、取り換えんばいかんしな!!』
『であれば、安心だな! こうした問題行動を通していく中で!!』
『また、本校からの預かった形で、要請を受けていて、そこで、重い責任を取らされた数多くのエンジニアさんの皆さんがいて、
何の罪も悪くもなんとも悪くないのに、ございませんのに、
いくらか、その重い処分を受けていらしていて、やさぐられているところでしょうから、
また、本校の方から、そうした呼び声を掛けまくって回って、呼び止めましょうか!?
本校のところの入所案内を進めていく形で!?』
『そうだな!!
また、向こうの方にある、遠くの海外の貿易所の所なんかにもある、
本校からの似たような形で、いくらかその要請だかを受けていて、
この『音声翻訳システムアプリPapago(パパゴ)』を、
いくらか活かした形で、
また、中国系とかロシア系とかで言って回った形で、またどこぞのバカの誰かのせいにして、して回らんといかん事になってきおったしな!?
オイッ、そこにいるヨシヅとかって女、そのお前も手伝え!!
後んところになって、その使い魔を寄越してやって、
こうしたアプリなんかの使い方なんかも、そのレクチャーの仕方なんかも、教えてやる!!』
『そう、わかったわ……。そのアプリの習い方を、そこで教わればいいのね!?』
『こうなればもう、一蓮托生だからな!! その後になってから、逃げようたって、その裏切ろうたってそうは問屋が卸さんけんな!!』
『……ッ。あたしも、そのダシに使われた感じ方の身内関係の呼子かけ子の案内受付人候補だったわけね!?』
『であれば、安全だ』
――とここで、職安の中にいた男性の方の激が飛んできて。
『――オイッ! お前等、今からこれの内容をしっかり覚えとけよ!? 今から、その警察の方にその後になってからでも報せっぞ!!
オイッ、ヨシヅ、お前もその後ぐらいで、事情聴取もんを取ってから、警察の方にしょっぴってもらうからな!?』
『……ッ』
『最低……』
『そんな女だったなんてな……』
『いいところ、偽詐欺電話伝いの詐欺の請負人の形の、ここの職安の職員さんだったじゃねえのかよ』
『もう、お前なんて、どこもいらねえわ』
『ここ後ぐらいから、そこから追い出しちゃった感じでね。もうどこの誰も、見受け人の引受人の、嫁の貰い手なんて、1人もいないわ』
『そんなこと言わないでよぉおおおおお!! もう恥ずかしい……』
――で、ここで。
『フンッ! 決してそうは、こっちとしても問屋が卸さん!!』
『なにぃ!?』
『また、本校からの預かった形で、どこの周りのもんにも、その同じ声を合わせて行って、掛け回っていて、
その向こうの方にある、あそこのTV局の方に合わせた感じで、持ち寄っていて、
中国系とか、ロシア系とかの、まったく別の赤の他人ものの、そうした犯人候補などの話を、挿げ替えてやる!!
オイッ!! ヨシヅとかって女!! そのお前も手伝えよ!!
ここん所にいても、そこから後になってから、そこから追い出されたくも何ともないだろ!?』
『そうね……』
『オイッ!? どーゆう事だそれは!?』
『んっ聞きたい!? 実は『今年の1月』ぐらいに、もうそれを撒き散らしちゃった跡の祭りなもんだからか』
パンッパンッパンッ
と打ちあがったのは、ミシマの花火(ミシマフェスティバルファイア)だったという。
次の対象の生贄は、イリヤマであり、
相手のフィールド上には、黒いスーツだったという。
さらに、今年の1月という表現を考える限り、2224年1月頃に持ち去られていて、まき散らされてしまった、ということです
『そこの話に幾らか合わせるためにも、
また身代わりの保証人システムを、その後ぐらいから言い寄った感じで持ち寄っていて、話の流れが、訳がわかんなくしてやる。
そこで、遠くの街の方で既にボヤ騒ぎが上がっているIT関連の犯罪者集団を、その黒スーツとか黒タキシードな感じで挿げ替えてやってな!!
で、いよいよ、いざ、危なくなってきたら、警察とかの事情聴取の辺りだとか、TV局の誤報作報道等を介しまわって回ってから、
また、いつものようにして腐っていて、
お前ら、そんな酷い事いくらかしちゃいかんだろう!? ってかなぐり捨てちゃっていて、殴り捨てちゃっていて、
それでも泣きついちゃっていて、ええい、離せとばかりに見放した感じで、世捨て人になっちゃっていて、
後は警察の方で、どうぞ、よろしくお願いします。と言っちゃっていて、
そうした美味しいところの手取りなもんは、ほとんどこっち側持ちだったような情報工作だったもんだよなぁ!?』
『あれは旨かったぜ!』
『なぁ!?』
『そうね……』
その悪の片棒には、職安のヨシュディアエさんも絡んでいた、という。

――戦争のための準備作り、問題工作作りだった。統一ものの、共通の敵を、作り出す。いわゆる英雄候補づくり、アホ……。
『――それに、公的年金基金制度とか、その余りにも低過ぎた感じで、よろしくて、
どうにも、この肌んところに上手く馴染まんものだな!!
それよりも、まだまだ、こうした『戦争作り』の為の、『問題の持ち寄った』感じで、『そうした準備工作』を、
もう以前と前々の感じ方から進めてあったもんだからか、
もうこちらとしても、後にも先へも引けず、引き返せないところが、ここんところにあるもんなんだよな!?
国民の目を耳やら鼻やら、人の噂話なんかを、上手くTV局との報道機関を通しつつ、上手く上手く扇動していきながら、
そうした目の矛先を、もうこっちなんかとは打って変わっていて、違ってましたな感じで、
じゃあ、それじゃ、こちらとしても許しませんよ!? それじゃあいかんだろう!? とかで、上手い言ってやって、
冤罪でしたよで、取り次いで回りながら、
上手く上手く、そうした矛先なんかを、心変わりしてやっていて、捻じ曲げちゃっていて、
『統一』ものの、『共通の敵』を作り出していって……。
そこで、ワザと、そちらの方に向かわせるのが、そもそもの目的なんだよな!?
うちらの方は、その遠くの方から眺めている感じで、向こうの者(もん)と、上手く引き合わせた形で、
イケイケ! 向こうの者ともっとやれーっ! で高みの見物なんかを、決め込んじゃっているんだよな……。
もういくらか、やっちまっていた跡だからか……で安心と!?
ちょうど今、ロシアとウクライナ軍との共通ものの戦争の話が上がってきているだろ!?
あれ、うちもどうかは、ホントのところは、よぅ知らんけど……、ちょっとは絡んでたんだよな!?
問題がどうとかで!? その辺りの仕組みなんかがどうにも合っていて……こちらのもんにも!? どうにも!? キナ臭く、
あそこの『ロシア軍』の中にも、うちの本校との預かりな話で上がっていて、『同じ所の学校』なんかが、『おっ建てられてあった』んだよな!?
とここで、ライセン先生の声が入ってきて。
『そう言えばそうなんですよねーっ!? で、何でかなと思えば、その竜馬死鳥首相辺りの話が、
本校との間で、向こうの遠くの方にある
海外との間でも、上手いこと、複数国にわたって、取り交わされていて、
約束ものの約定任務の辺りが取り交わされていて、締結されてあったんですよね!?
そのそうした英雄候補様を、その後になってから、生み出されるとかで、そうした方の高貴な方の血を取りこぼさないとかで、
その後は、安心だとかで。
その本校の辺りの学校が、それはいくつも取り壊されていきますが……。
あれが、あーゆう事になるぐらいならば、その少ない犠牲な感じなとかでありなされていて、安心神話だとかで!?』
『でも、それじゃあいかんだろう!? ってな感じに、本校の辺りのどの先生方も、言い張ってがなられていて……。
じゃあ、俺がその代わりに、そうした『英雄候補』に代わりになってやる! とかで、
その、そうした『英雄候補』だとか、その後になってから言わせた感じで、その少ない国の人口密度のもんだからか、
大した花々しいもの戦果を挙げたもんだからか、
後から、そのブイブイ言わせた感じで、世渡り上手もんの華々しいパレードカーなんてもんを、街中で打ち上げた方が、まだマシなもんだからな!?
であれば、後はもう大丈夫で、
夜間のシャバ代とか浮き上がった感じで、もうどこの店のもんも引き受けた感じでよろしくて、
夜の豪遊とか居酒屋とかキャバ嬢とか、その若い子をみんなして連れ込んでいって、囲いまくっていって、
そこで、そこにいる姉ちゃんと一緒に、夜の豪遊なんかを楽しみつつも、また、中ピ――ッとか強姦レイプもんの騒ぎなんかも、
酒地肉林ものの大乱交プレイなんかもしてくださっていても、みんなしてその口を噤んで言った形で、
なーんもお咎めも認め人も、なしな感じ方なんだよな!?」
『それぐらいの方がいいだろ女!? お前も!?』
『そうね……。まだ、そのいくらか歳を食っちゃった感じのここの人達よりも、まだ、その若くて、言いよってきそうな若い子なんかを囲いたいものね』
『であれば、もうお前も同志なもんであっていて、大事な見受け人の引受人みたいなもんで安心だ!!』
『ええ、そうね……』
『また、あの時の夜みたいな感じで、その後ぐらいになってから、みんなしてその持ち寄った感じで、
お前さんのその肢体を、突いて見て回ろうぜ! あれは気持ち良かったなぁ! ハハハッ!』
『……ッッ』
『もうグイグイとなぁ、柔らかくもなんとも湿っていて、感じであって、包んでくれって、
いくらでもその、絞り出してくれちゃってくれるんだよなぁ!?
もう中の方に、ビュッビュッと、
いくらでも、揉めちゃってて、柔らかくもなんとも、この押し返した感じでどこまでも弾力があっていて、跳ね返してくれちゃっているんだよなぁ!?
この手指の隙間からなんか、おっきなものが零れ出しちゃっていて、力強く揉んであげたら、ギュッとしはさったら、
いくらか気持ちの良かった喘ぎ声を上げちゃっていて、快感と!
いやぁ~あれはホントに良かったなぁ!?』
『ですよね!? またみんなしてその娘のもんを、揉みまくって漁りたいですもんね!?』
『クッ……』
『最低だわこれ……』『ええ……』
『大した名器もんとそのたまらげないおっぱいをそのとんでもないほどのもんを、お持ちの方なんですよね!?』
『であれば、ご利用もご安全にだ!! 1億人にたった1人の稀有な逸材だもんなぁ、こちらのもんの預かった形で!?』
『あぁ、僕もその『高嶺の花(サケツグミヨ)』さんって方が、どうにもその気にしちゃっていて、
みんなして、その知的な美人さんだからか、そこんところがどうにもその気になっちゃって、来ちゃっているんですよね!?』
『であればそのみんなでまた、あれを持ち寄った感じで、また、たらふくいっぱいやっちまうか!?』
『ほんとですか!? やったーーっ!!』
これには、女性陣営も。
『最低……』
『最低だわ……これほんと……』
『ミヨ、あなた達、その持ち寄った感じで、すぐにでもその別れちゃった方がいいわよ』
『わかってるわよ……』
(誰が、こんないい顔をして詰め寄ってくる、こんな男達なんかと!! やってたまるもんですかッッ!!)
『こんないい顔をして、言い寄ってきそうな男達なんかとは、金輪際こちらからもう関りをもたなくなっちゃっていて、
こちらからもう、どこにも、職安の受付窓口なんかいっても、どこにも受け付けないようにしていって、閉鎖をして決め込んじゃったほうがいいわ』
『あの人のを見ていて、ここんところが思っていたんだけどさぁ……!?
愛の反対はもう無関心だからね。もうそれぐらいで、いいんじゃない!?』
『う~ん……それもそうね』
――夢見渡り。
フッ……と守護霊チアキとチコアが、この先の未来から、見ることは決してできないが、聞くことはできていたのだった。
(フ~ン……なるほどねぇ……あれは、そーゆう事だったのね)
(ピーーッ)
(うちのお兄ちゃんが、聞こえていたのは、せいぜい、これぐらいが、限界で、関の山だったんだよね……)
(ピッ……)

――真実の事実。ヨーシキワーカ当人が聞こえていた、人の聴力の限界……。。
それは、小声の細々としたようなか細い声だった。
なお、チアキもチコアもほとんど手伝っていないので、これが私の限界でした……ッッ。
それは、ミシマさんの声だった。途中経過から入っていました。
『――悪いねぇ~ェ! つい先日、電池切れで連絡が着かなくて
いやぁ~こっち側も、連絡のやり取りを取りまわっていて、間がつかなかったんだよ!?
でも、君も悪いよね~ェ!? ミシマみたいな悪い奴と今も付き合っていて、その成長が止まっているんだから!
君は、あの頃と比べて、ちっとも変っていないね~ェ!?
自分は動かずに、他の周りの人達を動かしてて、
それは、ないんじゃない!? 卑怯だよね!?
自分1人でできる、『問題解決処理能力』が低過ぎるんじゃないのかな!?
君があそこに挙げていた小説も、途中で、あの話が止まってるよねぇ……。
続きの話が書けなくなってきっちゃったんじゃない!? ネタ切れでさぁ!?』
『……』
(そうか……やっぱり、あなたがその、『証拠の品々』を、『揉み消してまわっていた』んですね……。ミシマさん)
『……』
『……』
両雄の睨み合いが続き、方や黒い竜兼黒虎兼黒怪鳥、方や小さな白い鳥。
実力は、明白だった……。
この日、落ちて行ったのは――白い鳥だった。
この日、勝ちを収めたのは――黒い竜だった
――ここから、ヨーシキワーカは、わざと、電話モードから、スピーカーモードへと切り替えたものだった。
『――君のせいで、
あれから、あの企業の売り上げ利益も、止まったままで、ずっとあれから、横ばいの状態なんだよねぇ~!?
今は、いろいろと時期がマズイから、『待て』ッ!!
……まぁ、あそこにウェーブグローバル小説を、公開しようと思っても、まぁ、できないと思うけど!?
こっちから、いろいろと周りから、制限を掛けまくってるから!
いやぁ~いろいろと悪いね~ェ!? こっち側の都合に付き合ってもらって!?
あっ、そっち側がいろいろと荒れて、他の所の周りに、それを公開しても無駄だからね。
こっちは、もう既に、ランディアカウント(君のアカウント)の調べはついてるから!!
だから、待て!!
今は、こっち側も、いろいろと周りで、ランディアカウントを外しまくってるから!!』
『……』
『でも、まさか、君があの第三勢力の存在まで知ってて、
あの暗号を頼り、あのアヤと、横の繋がりを持っていただなんてね……。
それは、随分と怪しいんじゃない!?君の身の上が知れないよねェ!?
あっそうそう! まさか、君があの問題の事を、そこまで知っていて、
あそこまで、(30%以上は揉み消された)徹底追及してただなんてね……。
どこで知った!?』
(いやさぁ……少し別人になってない!?
アヤは、元々ゲーマーで、男の人で、
その人に、自分の名前のアルファベットをアナグラム化させて、取ってつけたような名前なんだけどなぁ……)
YOSHIKAWAAKIO(ヨーシキワーカ)。
YOOSHIKIWAAKAをアナグラム化させて、AYA(アヤ)となる。
ヨーシキワーカの方が正しく、しょうもない話である……。
何でそんなに大きく膨らんでいき、誤解を招くような物言いになってしまったんだろうか……甚だ疑問である。
『あぁ、あの教団の事まで知っていて、
未来人の事や、コロナの8つの候補地や、
新しいコロナの、(ドミニカ共和国子アリューシャン列島)1つの心臓の位置まで知っていただなんて、
ちょっとそこに、公開は控えて、黙って書け!?
……まぁ、こんな事言っても、
君には、ちっとも何もわかんないだろうけど……!?
こっちの声はこんなにも小さくて、低かし……何やら遠くから、行っとるだけやし……』
(あぁ、これは、後から揉み消す気満々だな……。
そうした手柄なんかも、すべて横取りか……。
道理で、ハッキングを受けていて、こんなに執筆速度が遅く、重たいわけだ……)
『その集会場どこや!?
一言こっちから文句を言ってきてやる!!
盗り立てんば、こっちの気が済まんぞ!?』
『ハァ……』
(こいつ等バカか……!? こーゆうのは、1人の力でやるんじゃなくて、みんなでやらないといけないんだよ。
地球は、みんなの星なんだから。
それに、そんな大事な所に不正アクセスなんてしていったら、通信障害が続発していき、
すべての隠れ忍んでの、未然の防止策作戦が、すべて水の泡となり、水疱と帰すだろうが!?
何でわからない!?
普通の人達には、民間人達には、いつも通りに過ごしてもらい、
何気ない、いつもの日常を送ってほしいんだ。
変に騒ぎ立てるなだ!!
それが、未然の防止策が成功した、いつもの何気ない風景に溶け込む平和なんだ。
お前等なんかに、断じて教える気はない!!)
両雄の見解は、割れていたものだった。
ヨーシキワーカ、完全離反である。


☆彡
【住居不法侵入を犯した犯人達の目的のもの】
【1.記憶媒体メモリーや著作権上の版権の盗作】
【2.アヤさんから話を受けて、その手記の行方、アヤ本人の行方、使っていた暗号の手段】
【3.そして、自宅に仕掛けられていた『盗聴器』等の回収が目的、それは証拠の隠滅を指す】
――過去から現在に帰り、エメラルティさんは、こう語る。
「――最強のコンピューターウィルス『エモテット』!
その最大の特徴は、データを摂取する度に、『自己進化』と『自己増殖』の2つの能力を有していることよ!
これは、他のデータでもいいし、捕食者たる自分たち仲間自身さえいい。
いわゆる、細胞分裂なようなものであり、その最果てにあるのは、最強のウィルス王になろうする、思想さえ、自我さえ垣間見れる。
初期の頃の話では、Emoteto(エモテット)とは、
メールの添付ファイルなどから、感染する、危険なマルウェアの事だったの。
エモテットは、偽詐欺や、脅しや、送り付け、業務に関連するようなメールのように装い、
そこで、攻撃メールを送り付け、マルウェア、ソフトウェアに感染させることが主な特徴だったの。
つまりは、他社の、その他、大勢の民間や公共機関の人たちの大事な情報を、アクセス侵害、された挙句、
その大事な情報をも、搾取されてしまい、
二次的、三次的に、他のどのコンピューターウィルスにも、アクセス侵害されてしまい、
コンピューターウィルスに感染させられてしまうため、もっともな危険なマルウェアとして知られているのよ!」
とここで、サファイアリーさんが。
「実際に、ヨーシキワーカさん曰く、その最強のコンピューターウィルス『エモテット』は、実在するものだから、
自分たちの手で、検索エンジンを掛けてみれば、その詳細が良く見えてくるはずよ!」
――とここで、クリスティさんが。
「――そして、さらに言えば、それは、西暦2021年の事……。
最強のウィルス『エモテット』に立ち向かった、8人の日本人のホワイトハッカーがいたの。
彼ら彼女ら曰、お金も、出世も、名誉も関係ない。
ただ、人のために、役立ちたかったから……!
その作戦名は、『テントウムシ作戦』と呼ばれ!! そのエンドゲームだったらしいわ。
――そして、さらにその翌年、西暦2022年1月の事……。
民間のTV報道機関を通じて、その事が、公に公表されて、日本人のみんなの目に注目さえてしまい、止まっていったらしいわ。
犯人たちが知ったのは、この頃。
この時点で、某、エモテットによる未然の防止策作戦は、成功していたわ……。
ただし……ッッ!!
――そして、さらにその翌年、西暦2023年1月の事……。
凍結保存されて、コールドスリープしていたコンピューターウィルス、エモテット……。
一次的に、保管されていたその場所に、怪しい人影があり、そのコピーの写しがされてしまっていた
次の戦争の道具として、起用し、流用していくために。
……だが、この時点ではマズく、自分のこの身さえ、危うくし、及ばしかねない。
そうだ。犯人をすり替えよう! シメシメ、と笑う怪しい人影がいた。
さらに二次的に、そこへ不正アクセス、卑怯なハッキングによる持ち出し騒ぎがあっていた。
それが、職業訓練校並びに、設備管理課、電気工事士伝いによる者たちによる、犯行だったとされているわ。
「……」

【――未然の防止策作戦は、一時的には成功した】
【……だがしかし、それも、また、人の手により、二次的に、三次的に、失敗してしまっていたのだ……】

――次いで、エメラルティさんは、こう語る。
「――わかる!? これが、その竜馬死鳥の亡き後、職業訓練校は、こうした問題工作作りを続けていき、その渦中で、隣国や周辺各国情勢において、
似たような職業訓練校を作っていった訳よ。
そして、その中で、本校の門を叩いた人達に、対し、騙しの問題を持ち込ませていく流れで、
ついには、統一ものの共通の敵を作り出し、犯人を挿げ替えた形で、戦争のための準備工作作りをしていた訳よ!?」
「目的は何!?」
「『増え過ぎた人口比を間引くため』、
『地球温暖化の抑制を図るため』、
『このままの状態が長引いても、地球があと3個ほどいるレベルの食糧自給率』だったからよ!」
「え……それってホントにもうどうしようもないんじゃ……」
「それが、ものを簡単に考えて、解決できる解決策だったわけ」
「……」
とその時だった。スバル君が、「う~ん……う~ん……う~ん……」と唸っていたんだった。
口をついて出した言葉は、
「あれ!? 何て言ったかな!? 養殖業とは別物の……そうそう、『フードディスペンサー』だ」
これには、あゆみちゃんを推しても。
「あれ!? それって、パンくずでも、代用できて、
極端な話をすれば、『木材等』に含まられる『セルロース』でも、『代用』できちゃうんだよね!?」
「うん!」
「それを、未来人さんが、ヨーシキワーカさんに教えて、みんなに教えていけばいいんじゃないのかな!?」
とこれには、エメラルティさんを推しても、こう切り返してきて。
「確かに、その通りよ! アユミちゃんにスバル君!」
振り返るあたしたちに僕たち。
エメラルティさんは、こう言ったんだ。
「報せる者になればいいのよ!
確かに、昔を遡る事、1995年頃までは、内々に済ませたことがあっていたわ。
それが、犯人捜しゲームの時。
そのハッキングによる無線機などの機材を使って、そうした電波の周波数帯の網を広げた感じで、調査網を広げていき、
その偽詐欺電話の相手に、ガンと向かっていて、勇の心をもって、初めて勝った人もいるわ。
……。
……でも、あの人は、そのタイプとは違う。
違い過ぎるから! 内々ではなく、外に広げる人だから。
時は、今を遡ること200年前、その2020年、そこからどうしようもない問題に、無罪の勝利で、勝ちを収めた方も、またいるの。
ヨーシキワーカさんは、このタイプに入るわ。
その人が取った行動は、自分の無罪の証拠を明かしつつ、犯人たちが使っていた手口を、できるだけ暴いていき、
警察の方々の、その後の調査網を、できるだけ楽にさせる方法だった。
それが、小説、だったとあるわ」
「小説……」
「その人も、ヨーシキワーカさんも、『絵は下手』でね……。5歳児並みだったのよ……。
文章しか執筆できなかったわけよ。
――とここで、聡いアヤネさんが。
「――なるほどね……」
「……!」
「それが原作者ヨーシキワーカさんから見た視点の持ち方ね!?」
「うん、そうよ」
「なるほどね……。じゃあ、他の目的は、そのアヤさんからの手記と……他は何が考えられるの!?」
「1つは、ハッキングができる以上は、そうしたものの流用ができるし、
USBメモリーだって、騙された感じのお父さんが、昔の会社の者の使いの者に渡して、
そこから昔の会社や、職安や、職業訓練校等になんかに持ち込まれた感じで、『データの写し』を取っていた訳よ!
いわゆる、著作権上の版権盗作!
あの人の守護霊さん曰く、あなたとはその関わりたくないのよね……。さよなら……。
ヨーシキワーカさん曰く、お前等なんかとつるむ気はない。どうせ最後は、用済みだから、裏切るにきまってるからだ。
だから、あたしたちを推しても、金輪際、関わる気はなくて。完全離反して、もう1人と1霊で書くって事よ」
(((((完全に愛想を尽かされてる……)))))
「そもそもが、ミシマさんに関わった年ぐらいから、ハッキングによる被害を受けていて、
小説公開年なんかは、誤字脱字、文章の書き換えだったし。
領収書が見つかった年には、気に食わない文章の穴ぼこの一部抜粋だったし、ファイルの中にある文章の一斉削除に、複数のファイルの削除。
事件解決年なんかは、それ以上で、10ファイル以上の削除に、
キーボードの、Tキー、Mキー、バックスペースキー、エンターキーが聞き辛い、というものだったらしいわ。
その間にも、偽詐欺電話が会っていて、自分は家族団らんの間にいて、
家の父が、その偽詐欺電話を受け取りに行って、自分勝手な身勝手な判断材料で取り決めていき、
あーしたこーしたことを、電話口で、聞いていただけだから、
気に入らないもの、気に食わないものを、親の都合の勝手な判断で、取り消せ、という感じで、
親の認可を受けて、揉み消されまくっていた訳よ……。他ならない自分の子供の作品をね……。
しかも、ミシマさん、ヨシュディアエ、イリヤマ、ライセン、弟君、他の人達の、
あーしたこーしたの理想ばかりの愚痴に、その他大勢の周りが干渉されて行ってしまい、
あの人の作品が、カジノの辺りから、呼吸が潰え、死んでしまったの……」
「え……」
「作品の死……」
「ハッキングができる人達伝いで、それを勝手に見て、気に食わないものを消し去っていけば、
それが、『最大の3か月間』を優に超えてて、3年間も渡っていけば当然、
その後のストーリー展開に繋がらなくなってしまい、どんなに足掻いて見ても、一生懸命がんばってみても、辻褄が合わず、ダメだったそうよ……」「……」
「作家の作品は、20年に1度ぐらいの感じで、突然として、ポンッ、っとアイデアが思い浮かぶものだからね。
これは、その人のお母さんの言葉よ」
「20年に1度だけ……」
「まぁ、一応、あの人なりに、第三章の戒めの記憶までは、書き切る気でいるわ。
作家としての意地とプライドもあるしね。
まぁ、その後ぐらいで、正史のストーリーとは、それを少し、切り離した感じで、『特別版として取り扱っていきたい』そうよ!」
「あの人たちの目的は、そもそも何だったの!?
1つは、月見エビバーガーオーロラソース社に引き戻す、お願いと打診と事前に積んであっていたお金があっていて。
1つは、昔、ゲームで負けていた腹いせ。
1つは、騙しやすそうな子だったから、そうした住居に不法侵入していき、そこで土地権利所を奪い、取り上げて、盗り立てようとしていた訳。
まぁ、事実は奇なりに見ていけば、初めに月見エビバーガーオーロラソース社に、
問題工作作りを持ち込んでいった人がいて、それを取り外すのを、『忘れて行ったせい』ね」
それが、あの騒音のモーターである。
「モーターか……」
「モーターだね……」

【――とここで、思いもよらぬ出来事が、それは、クリスティさんが、まだ望みのある希望の報せを、語るものだった。そう、それは……――】

「――一応、あの人が言うには、『第4章』と、『第5章』と、『第6章』の途中までは、書き上げていて、
その途中経過の第三章の戒めの記憶の辺りから、
今回の事件に関する事を――」
まずは、ファウンフォレストさんの一言から。
『あっ、ヨーシキワーカ君。ちょっと就職は待ってね!? 今、こっちの方でその調査をしているから!?』
次に、偽詐欺電話を介した感じで、弟から。
『お兄ちゃん、黙ってその小説に書いて、後からこちら側でも、それをいくらか見るから!
そのミシマさんたちが、あそこの職安にいる人たちなんかが!?』
で、偽詐欺電話を通して、名も知らない男性から。
『徹底して感じで洗い出せ、先にこっちが見てから、それを確かめる!!』
『気に食わないもんは、『消しておけ』!!』
で、また別の人が。
『いくらかこれ、犯罪ですからね……。まぁ、いいか、どうせ後で、パンクさせて、交通事故に見せかけて、死なせる人だし……』
『……ッッ』
「――で、実際現実に、そーゆう真実の事実関係の、そうした証拠の品々があり、揉み消されてまくっていた訳よ!!」
これには、アヤネさんも。
「あぁ、だから、死んでしまったわけね……その人の作品が……」
「ええ、そうよ。頑なにヨーシキワーカさんを、犯人として断定して定めてて、
違っていたら違っていたで、そうした証拠の品々が、何も残らないようにして、後腐れないようにして、『証拠の隠滅を図っていた』訳よ。
ずる賢い犯罪者集団が、よく考えそうなことよ」
――とここで、サファイアリーさんが、エメラルティさんが。
「――ホント許せないわ!! あの人はたった1人で、それを書いていた、というのにね」
「ねえ!」
――とここで、クリスティさんが。
「――後、もう1つは、アヤさんから話を聞いていて、その行方不明の手記の行方!
それから、アヤさん本人探しの行方と!
その人との間で、使っていた暗号の手段! 燃やしてしまった紙切れね!
後はそうねぇ、うん! これがいいわね!
それは、犯行に使わられていた、自宅に仕掛けられていた『盗聴器』等の回収が目的で、要は『証拠の隠滅』だったの」
大きく分けて、アヤか、盗聴器だ。
だが、アヤは、行方不明なので、そうした捜索網は広げられず、あの人を推しても、許可が下りていないので、不許可なのだ。
つまり、盗聴器だ。

「――その盗聴器から話しましょうか!?」
「……」
アヤネ(あたし)はそれでも構わないと、その顔を下げるのだった。
先ずは、言い易そうなもの、片付けし易いものから、簡単なものから片づけていった方が、特に効率がいいから。
クリスティ(あたし)は、そんなアヤネさんを見ぃ、コクッ……と小さく頷き得るの。
そして、こう語り出す。
「――犯人達側にとって、もっとも嫌がるものは何だと思う!?」
「嫌がるもの……!? そうねぇ……う~ん……例えば、そのアヤさんって人を取り逃がしてしまい、
どこで、その目を光らせているのかわからない点かしら?」
「そうね。それが最も、相手が嫌がる事よね!?
だから、ヨーシキワーカさんに取っても、それはわかっているから、その人を取り逃がす必要性があったって事よ!」
「……」
それが、アヤを取り逃がした、答えだった。
あの年、ヨーシキワーカさんは、アヤさんを逃がすことに成功し、勝ちを得たのだった。
当然ながら、そのアヤにかかっていた懸賞金額3000万円(227272米ドル)、そのすべてがパ――である。
残念でした……。
「後は、相手が使ってきた手を、ウェーブグローバル小説などに投稿して、それがメディアを介して、表の世界に晒される事ね。
特殊集団詐欺事件は、歴として犯罪だからね。
それを見た人達に取っては、今後ますます、こう言った問題事が使い辛くなったわけよ!?」
「つまり、前にも言ったように、『抑止力』となって働いたわけね! なるほどなるほど」
アヤネ(あたし)は、そう、理解を深めるのだった。
「これは犯人達に取っては、1番嫌な手ですね……」
「うむむ、自身の用いた犯罪の手引きを、表の者達に晒されるか……。イカサマ士(マジシャン)にとっては、最もイヤな手よな!?」
「はい……イヤですね……」
それがどうしようもない問題に対する、手口の暴きである。
クリスティさんは、こう語っていく。
「――だいたいが、ターゲット宅に『盗聴器』等を仕掛け、何かおかしいなぁ不自然だなぁと思い始めていた時期に、
そのターゲット宅に、見知らぬ人からの『詐欺電話』がある手口なのよ。
騙しとか、詐欺とか、だいたいがこうした手口なの!
その後、無理難題な要求を突き付けてきて、金銭面などのやり取りをするものよ!?」
「……」
「そして、いざ、自分達の犯行がバレそうになったら、そうしたものの、その証拠隠滅のために動く必要があり、
危険を冒してでも、その仕掛けていた盗聴器等を取り外し、あたかも何事もなかったように振舞うものよ!
それが、バレると後々面倒事になって、マズい事になるからね!」
「なるほどね……」
そのクリスティさんの解に、アヤネ(あたし)は、納得の意を示すのだった。
「で、ヨーシキワーカさんの時には失敗してしまったけど……。
次、いったい、誰の身に、そーゆう不幸な出来事が降りかかるともわからないし……。
そうした被害者さんに陥るかも、わからないから、その対処方法を教えるわ!」
「!」
「それがヨーシキワーカさんが残した、『後に続く抑止力のバトン』なんだからね!」
「……」
クリスティさんが、ヨーシキワーカさんに代わり、それを教える立場になるのだった。
あの人は、口下手だから、物をはきはきと言えず、言葉数が少ないからだ。
だから、文字として、執筆として、それを残す事にした。

「1つ、自分で探すか!? もしくは探偵業者さんを雇うなどの話になるわ!
今回は、どうやっても、職業安定所などを通し、親御さんたちも騙されているから、自身の手でそれを見つける方法をお教えするわ!」
自分で盗聴器を探す方法を説く。
「まず、世間一般的な盗聴器の周波数帯を、自分で手で、それを調べるのよ!」
「自分で調べる……って、どうやって!?」
「何を言ってるのスバル君、あなたは、以前まではそれを持ってたじゃないのよ!? 腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)をね」
「腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)……あっそうか!」

――探偵の七つ道具、1つ目、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)。

「後は、それで調べると……。
無線式盗聴器の発する電波は、使用する周波数帯やアナログ・デジタル式と違い、
犯人達の手によって、まさに無数のバリエーションがあるものよ。
けどね……電気事業法もあって、その周波数帯に接触すれば、向こうの人達に取っても、虫の都合が悪く、実に避けたいところ……よね!?
つまり、その周波数帯も限られてくるから、だいたいが『140MHzから400Hz帯』に集中しているものよ!
おっと! ここで盲点が1つ!? 『国の公共機関が案与』しているのだから、そればかりに捉えられて、『狭い考え方で、考えない事』よ!」
「『140MHzから400Hz帯』……」
「盲点の国の公共機関が案与か……」

――探偵の七つ道具、2つ目、知識。『140MHzから400Hz帯』。

「次に何といっても、その盗聴器を発見したいんだから、その周波数帯を調べるためにも、『盗聴器専用受信機』が必要になってくるわ!
まぁ、本物の探偵さんには、遠く及ばないけど……。
だいたいが3種類以上の『盗聴器専用受信機』が、必要になってくるわね」
「盗聴器専用受信機か……」
「これは、エメラルティさんやサファイアリーさん、クリスティさん達みたいな若い娘が、特に狙われるから、決して他人事とは言えないわね」
「ああ、そうだな」

――探偵の七つ道具、3つ目、『盗聴器専用受信機』。
【盗聴器でよく使われる周波数帯。
VHF帯。
A:134.000 B:134.900 C:139.600 D:139.960 E:139.970,
F:140.000 G:149.000
UHF帯。
H:361.825 I:397.250 J:398.605(Aタイプ) K:398.640 L:399.030(Cタイプ)
M:399.250 N:399.455(Bタイプ) O:399.605 P:400.000(旧Cタイプ)
少なくとも、盗聴器等も周波数帯により、実に多種多様で様々なので、一概には言えませんが……3種類以上の『盗聴器専用受信機』が必要になります。
盗聴器 周波数の一覧。MOOM 有限会社 エムコムからの引用】

「次に、電気回線に触れるんだから、少なくとも一般人には、そもそも無理。
けどね……。だいたいが工業高校を出ている子であれば、電気工事士資格を所持しているから、できない事もないわ!
そして、ヨーシキワーカさんが語るには、お隣さん宅が軍の関係者だった事から、軍人さんにもそれが可能であって然るべき!
つまり、可能性はもっと大きくて、
軍人さん、宇宙科学研究者、住宅家屋等の建築屋さん、車の電装関係を扱える人であれば、誰でもそれができるって事よ!
何も、電気工事士ばかりの資格が、それができないわけじゃないからねぇ!
つまり、教え方さえ教えてもらえれば、それは誰でもできるってことよ!」
「電気工事士だけじゃなく、それ意外の免許でも、それができるわけか……!」
「考えたものね、その人ホントに……」
「ああ、驚嘆だな……」

――探偵の7つ道具、4つ目、『友人関係を持って、それに臨め』
電気工事士資格以外には、様々ある。
A:電気工事士 B:電気工事施工管理士 C:設定電気工事従事者 D:特殊電気工事資格者 E:低圧電気取扱者
F:高圧・特別高圧電気取扱者 G:登録電気工事基幹技能者 H:電気主任技術者 I:消防設備士 J:建築設備士
K:工事担当者 L:電気通信工事施工管理技士 M:CATV技術者 N:PV施工技術者 O:配電制御システム検査技師
P:自動ドア施工技能士 Q:情報配線施工技能士 R:蓄電池設備整備資格者 S:電気系他
T:軍事 U:宇宙科学 V:科学分野 :建築関係 W:車の電装 X:多岐に渡る

「電気関係に人の手が加わる以上、土日祝日避けた方がいいわ。そして、必ず日中で執り行う事! 後ろには保護者の方をつけてね。万が一のために」
「なぜ?」
「ハァ……この女医(クリスティ)が、いい例でしょ!?」
「……」
ジト――ッ……
とした冷ややかな視線が、クリスティさんに殺到するのだった。
そして、彼女がこう呟く。
「医者でしょ……つまり、平日にやっている病院が開いてた方がいいからに、決まってるでしょ!」
「あっそうか……万が一のための保険なんだね」
保険は大事だった。
ただし、探偵の七つ道具とは、とても言えない。
続けて、クリスティさんは、こう語る。
「コンセントやスイッチ関連には、+とーのドライバーを使う事になるから、セラミックボール入りがいいわ。
有名どころでは、『ベッセルの安全貫通ドライバー』かしらね!
内部機構にセラミックボールが見えるものがいいわ。
で、できるだけ短めでね。扱いやすくなるから……ね!」

――探偵の七つ道具、5つ目、『ベッセルの安全貫通ドライバー(セラミックボール入り)』

「で、次に一般的な盗聴器の規格なんだけども、ここでは日本を例にさせてもらうわ。……日本人が多いしね」
「……あははは」
この場にいる日本人は、アユミちゃん、スバル君、ミノルさん、アヤネさんの計4人だったわ。
クコンちゃんもここに加わるけど……も後で、話せばいいかしらね。
「一般的に盗聴器は、100V15Aに対応しているのよ! だいたい1500Wかしらね?」
クリスティさんが、そう語ると。
ミノルさんが、アヤネさんが。
「100Vか……。確かに、昔の差込式コンセント規格を見れば、15Aという表記もあったな」
「でも、その認識ばかりに囚われていると、大きく足元をすくわれ兼ねないわよ!?」
「!?」

【――そう、私は、
口達者なミシマさんと会ったからよくわかるが……。
ハッカーたちは、とにかく頭が良く、
人に話すときには、そうした固定観念の認識の間違いに誘いやすいように、
口達者に上手く誘導してくるものだ。
それはあくまで、家庭用電圧に他ならない】

「……フッ、フフフ、まさしくその通りよアヤネさん!」
「!?」
「思考回路が、ヨーシキワーカさんに似てるわね」
「……」
「まさしくその通り!
一般家庭用電圧は、100V15Aの電力が1500W。
乾電池が、1.5V1000maの電力1.5W。
随分昔のパソコン用USB規格が、5V500maの電力2.5W。
屋外の『ドローン』やロボットたち、アンドロイド規格に準じて、これ等が作為的に講じて仕掛けられているわ!
盗聴器規格は実に多種多様で幅広いから、これ等に用いられるものよ!
で、一般的な盗聴器の空中電力は、0.01W以下よ!
周波数帯は、70MHZから300MHZとも、また言われており、これに限らないって事。
その送信距離は、50m程度から1000mもの広範囲に渡り、
軍事用の物から無断で拝借してきたものは、その送信距離は、なんと! 『最低でも2000㎞』にも及ぶそうよ!!
軍事用研究所から、その盗聴器等が盗難されて、闇のダークウェーブに渡った日には、『10km以上の広範囲に一斉送信された』ものだったわ!」
「だ、ダークウェーブ……。軍事用研究所から……も、盗難にあっていたのか……」
「その、身内関係の人を使っていて……」
「悪夢だ……」
「1つで、2000㎞……。複数の数珠つなぎの物で、10kmも……。しかも、最低でも、送信距離……」
心底、肝が冷える思いだ。

――探偵の七つ道具、6つ目、『電圧電流電力の規格上の違い』『盗聴器等は必ずといってよいほどこれに準ずる規格のもの』

世界各国の電圧一覧(あいうえお順)
アメリカ:240V、イギリス:240V、インド:230V、エジプト:220V、オーストラリア:240V
中国:220V、タイ:220V、日本(ジャパン):100V、、フランス:230V、ブラジル:127V
南アフリカ:220V、ロシアでは220V。
過去の時代に、未来のスバルが関わり、イチハさん達が解決済み案件。

「次に、作為的な仕掛けを講じる以上、それは、みんなが集まる場所や台所、寝所なんかが特に怪しいわね」
「そうね。だいたいがそーゆう箇所に仕込まられているわね……」
「ああ……そうだな……」
クリスティさんが、アヤネさんが、ミノルさんは、順にそう言いあい。
クリスティ(彼女)が、こう告げるのだった。
「ヨーシキワーカさんの失敗談は、まさにそこでね。
ほぼ先に自分が気づいて、それとなく、お母さんやお父さんに報せたそうよ。『それがマズかった』……と聞いてるわ」
「なぜ!?」
「さっきも語ったように、そのお父さんは、昔の会社人達や上司の方から指令が降りてきている以上、
また、職業安定所等の裏のやり取りもあっていて、
そのお兄さんから知らせを受けて、そこへ電話やメールなどを送る等して、そうした証拠が揉み消されていたの。
設備管理科(ビルメンテナンス)や電気工事屋の問題事だから、内々に済ませて、
お金でやり取りしていたからよ……。
それは、本物の警察署の方には、報せてなくてね……。
ニセ警察の名を語る人達に、それとなく情報ソースを渡していたからよ。
つまり、何にも証拠が残ってなくてね……証拠不十分だと判明したの……」
「……」
ガガーーン……
と天から地に叩きつけられたほどの衝撃を受けたのだった……。
「それが、ヨーシキワーカさんのもっとも反省すべき点だったと……後になって語っていたわ……。
……ッ。……でもね! あの人は執筆家でもあるから、同時に、世の中の人の為に役立てることができる!
後世に遺るよう、数多くの人達にそれを知ってもらい、知識を知見として、世のため、人のために役立てたいからよ!」
「……」
それが、執筆活動を続ける動機だった。
「自分のような不幸な連鎖を、この世の中の誰かが、断ち切って欲しいからよ!
でも、そうした犯罪は、決して世の中からはなくならないわ……」
「……」
「ただし、人の数だけ多く、そうした希望のある芽があるうちは、
多くの人達が、抑止力となって働いててくれれば、
それはそれで良しであって、大きくこの世の中の犯罪現象は目に見えた形で、減っていくのは、概ね間違いなさそうよ!」
それは、一種の希望だった。
「犯罪は決してなくならない……。後は絶たない……。
でも、人の数だけ、その可能性は大いにあるからね」
フッ……
とクリスティさんは、微笑みを浮かべるのだった。
そして、こう続ける。
「作為的な犯罪者層が、仕込む上での準備段階は、大きくて分けて、2種類あって、
その盗聴器をそのままの形で仕込む線ともう1つ。
それは、その盗聴器を加工して、別の品物の中に埋め込む線よ。
簡単にわかりやすく言えば、ウェーブグローバルのショッピングから、盗聴器とその加工元を、大目に購入して、
細かい作業が得意な人たちが集まって、それを加工して、組み込む。
これが、『一時的な流れ作業』よ!
表の世界では、決して語られることのない、裏の世界の話ね。
良く言うでしょ!? どこかの工場で、何の仕事をしているのかわからないけど、
表の世界に流すものは、その部品は取り外されていて、
極少数ではあるけれど、裏の世界の人達のために、せっせとそれを流して、働いていたと!」
「……それが、『一時的な流れ作業』ね……」
「確かに、ヨーシキワーカさんの小学生時代の時に、それとなくあったな……」
「ええ……恐いわね……」
表の人達は、その事を知らされずに、それを造っているという話だ。
「次に『二次的なもの』は、そのできた製品を、試しに使う必要がり、問題に見せかける必要があった……という事!」
「それがどうしようもない問題ね」
「そして、犯人当てゲームのルーツでもあるわ。そのための講義が開かられていたという事」
「……」
真相に迫ってきた。
「それを横流しするためには、ウェーブグローバルでも、さらに特異的な場所、それが……」
「ダークウェーブなんだね……」
「ええそうよ。『URLの特別な検索エンジン』でしか行けないところが、この世の中にはあってね。 ……ナンバーリングが振られているのよ」
「ナンバーリング……」
「ええ、決して、表の人達が、そこに立ち寄れないようにね……」
「……」
完全に黒(ブラック)の世界に、その肩足を踏み込んでいた……ような錯覚さえ、覚えてくる。

<表の世界の者ではいけない、裏の世界への入り口(警察の方に、是非お知らせください、特殊詐欺を許さないで、検索エンジン>
・DuckDuckGo
・Co^C Co^C
・百度
・謎の中国語のような羅列……(あの時は、偽詐欺電話を介して、中国人の声がしました。私は、読めませんので、書けません……)
厳重注意
私は一切の責任は負いませんので、個人の判断では、決して行わず、携帯電話各ショップ、警察などへお知らせください。
何かの際の、お役に立てるはずです。

「ダークダークゴー、コックコック、ヒャクド、そして、謎の中国のような表記の羅列……。
注意してね、ホントに、危ないところに行くから。
あたし達は、責任を持てないからね。
よく自分の親や、警察官の人に相談してね」
「……」
「あの人が、犠牲になってでも……、入手した貴重な情報よ! 必ず、みんなで、共有し周って役立ててね!?
これは、詐欺だ、危ない、近づかない方がいいと……!」
「う……うん……わかったよ」
あの人は、ホントに凄いと思う。何だか良くわからないけど、とにかくすごい。
「そして! 盗聴器等を、仕込む上でのもっとも怪しいポイントで言えば……。
1.証明をつけるスイッチ回路。
2.プラグを差し込まずとも無線送電のやり取りができる充電コンセント。
3.または取り付け取り外しの利く外部のコンセント端子。
4.TVのデジタルプラグやTVのデジタル無線送電ケーブルの備え付け端子。
5.例えば今、スバル君、あなたの頭の上にある」
「!」
僕は上を向く。
「そう、ずいぶん昔のFLRなどの照明機材よ。
その電球の近くに小さな丸い穴があるでしょう? そこに小さな監視カメラが仕込まられていたの。
そして、さらにそれを分解してみたら、その外枠を外したら、目に見えてくることもあるわ、それが盗聴器よ。
200年以上前の照明も、現在(今)の照明規格も、怪しい人達を見つけるため、そうした怪しい人や、スパイを探るためにも、
そーゆう加工品目が設けられていたのよ!?
……こんな話、表の世界では、そもそもが、一言も誰も、教えてくれてなかったでしょ!?」
「う……うん……」
完全にその人、いったい何者……!?

とそこへ、サファイアリーさんが、こう口を挟んできて。
「ああ、後ね……。
窓さえあれば、『レーザー盗聴』できるし、
TVや腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)やホログラム映像出力装置付きマウスを使って、プラズマ盗聴もできるし、
最近の流行りの手口なら、電球の交換で、『電球盗聴器(ブラックハット改)』もできるものだからね!?」
これには、アユミちゃん、ミノルさん、アヤネさんを推しても。
「窓からの光!?」
「TVなどの液晶画面の光!?」
「電球の交換で!?」
「ええ、そうよ、『電化製品』なんて、『すべて』、『IPアドレス』『製造規格番号の控え』『ロットナンバー』『QRコードなどの四次元コード』さえ、
後からでも調べることができれば、
そうした身内関係を取り次いで回り、マスターキーなどを使って、無断でいくらでも侵入できるものだからね!
だから、『バックドア』、と呼ばれているのよ」
「……」
ポカ~~ン……
とこれには、あゆみちゃん達も、虚を突かれたものだったわ。クスッ。

――で、クリスティさんが。
「――まぁ、そうよね」
「……」
「その小さな監視カメラや盗聴器なんかは、祖国アメリカでは、120Vの電圧が必要だけど。
あなた達の国、そうスバル君たち、あなた達の日本国では、100Vぐらいの省電力で済むわね!
実に、羨ましいわ」
「いやぁ……」
と僕は、クリスティさんに褒められた事で、日本国を嬉しくも思うのだった。
「フッ……。続けていくわよ」
「うん……」
ドーンとこい。
「6.屋根裏の電気配線ケーブルに続くもので、差込型コネクター、アウトレットボックスの中、照明機材の中が怪しいらしいわ。
ここは、よく取り逃がすところね。
天井裏に上がっていって、そこでインパクトドライバーなどで、不審な小さな穴なんかが、空いてたものよ?」
「うっ……そこは結構、手が出し辛い……かも……。盲点だし……」
いきなり、ハードルが高いですよ……クリスティさ~ん……。
フフフ、そうは甘くはないのよ、この世の中ね。続けるわよ。
「7.後は盲点を付いていけば、ビルメンテナンスの点検員さんであれば、
天井に取り付ける『自動火災報知器』、壁に取り付ける『自動火災報知設備』備え付けの『懐中電灯』の中とかね!」
これには、スバル君も、アユミちゃんも
「廊下や室内にある、熱感知器や煙感知器等の、電気配線なんかか……」
「懐中電灯の中の、単二乾電池なんかね……」
「8.時計の裏、温度湿度計の裏、ストーブの裏、クーラの裏なんかも怪しいわよ」
「時計、温度湿度計、ストーブ、クーラなんかか……。他には?」
「9.女の人であれば、ぬいぐるみの中身や、枕の中などが、特に怪しいポイントらしいわよ!】
これには、アユミちゃんも。
「うぇえええええ!!! そうだったの――ッ!!! あんな中にも仕掛けてあんの!? プライバシーの侵害じゃない!?」
「そんなもんよ? ねえ?」
「そうね……あたし達ぐらいの年の若い娘なんかは、ちょっとしたことで、良く狙われやすいものね?」
「そうそう」
キャハハハハハ
エメラルティさんが、サファイアリーさんが、そこにクリスティさんが加わり、女の人同士が集まって、けたましく笑うのだった。
これには、スバル君、ミノルさんと言った男性陣も、間近で見ていて、やや引き気味であったとか……。
俗に、沼に、良くある話である……。
「10.そして、ずいぶんと古いところで言えば、ネットのサーバーの裏かしらね!
そう言えば、小説公開年ぐらいに弟君が、
そのサーバーの裏に、何かを差し込んでいたわね……?!
後は、製造規格番号やパスワードなんかを、紙などに書いて、それを身内関係に教えた時点で、アウトだったわけよ。
そこでウェーブグローバルなどを介して回って、
不当な無料(タダ)同然で、『電気使用量を払わずに窃盗に及んでいた人達』さえ、その中には、いるぐらいなのよ!
こうした背景には、職業訓練校にいたライセン先生が、確かこう言っていてね」


★彡
【職業訓練校時代、11月ぐらい】
【予め、問題工作をしてはいけないことを伝えつつ、その後ぐらいで、騙して回り、いいところ取りをする先生】
――それは、ライセン先生の言葉だった。
『――当然、今自分等のいる学校の中で、それをあなた達が教わってて』
『そこで試す分には、その職業訓練学校の先生達も、黙認するけれども……知ってて、やる分には……それも……』
『ただし、この学校の中とは違って、あなた達がもしも、学校の外の世界で、それをやってしまった場合は……』
『本校としてもそれを許せなくて、逆のこちら側から『取り締まります』からね!?』
『それはもう、『問題(?)』だとは、決して言えませんからね!?』
これには、ヨーシキワーカを推しても。
『……?』
(取り締まる? 問題じゃ済まない!? もしかして、後からハメるため!?)


☆彡
――過去から現在に帰り、クリスティさんは、こう語る。
「……」
あたしは、あのヨーシキワーカさんの小説を見て、そうした過去話を、秘めた思いで話すのだった。
騙されていた人達が、この世の中には、少なからずいるのだから……。
それも、共謀者各位や闇子という存在で。
「そして、11!! それは、古き良き日本の文化の象徴! そう、『こたつ』の裏よ!」
「こ、こたつ……!? 床の『電気床のフローリングマット』じゃなくて!?」
「それが、スバル君のいうあたし達の時代にあるものね……」
「……何で、『コタツ』……」
もう、疑問しか思い浮かばない……。
「その『電気床のフローリングマット』は、重たいものを降ろすなどの動作をしたとき、量子ドットの加工品が痛んで、寿命を縮めるのよ」
「あっ……そう言えばそうだった……」
「高性能なものが、いいとばかりとは、一概には言えないからね……。案外と、昔ながらのものの方が良くて、長持ちするものよ?」
「……」
モノは使いようだった……。
事実、昔のものほど、長く見積もってみても、耐久性能や耐久年数が、長持ちしているものもある。
モノは、大事にしないとね。
「で、その『こたつ』を裏返して、鉄板を剝いでいけば、その『加工した盗聴器』が出てくるわ」
「なんで、よりによってコタツ……!?」
「家族団らんの場所が、まさにそこだったからよ! 人の声が集中して集まるポイントだから、
社会人なんかは、会社のホログラム映像出力装置付きマウスを自宅まで持ち帰ってきて、
そこから、こたつの中に内蔵されていた、小型コンピューターラズパイなどを頼りにして、
そこから、『ピアコム』などを介して回って、超音波によるハッキングなどを掛けさえすれば、
その『社外部秘の貴重な情報ソース』が、あっち側に流さられるからよ!
後は、金銭等の悪徳手口ね!!』
「あっ……」
「そうでなくとも、人の悪口や、先方先の会社のマル得情報が、コロッと漏れちゃうからね!
案外と誰にも気づかれないものよ!?
デスクワークなんかでも、同様の被害が起きるから、『電気配線系統』は、『すべての電化製品』等は、特に念を推して、気を配った方がいいわ!」
「なるほどね……」
とアヤネさんが、そう口を零すのだった。
「そして、そのポイントに絞って、確信なんだけども……」
「!」
「200年以上前の昔の人達は、住宅や家屋などを、それで失っていたそうよ。
運が良ければ、ボヤ騒ぎ程度で済む話なんだけどね……。
ヨーシキワーカさんの弟君は、以前にそのこたつの外枠だけを調べてて……。
『今さっきさ、うちのこたつの中の外枠だけを調べていたんだけど……』
『もう、家のこたつみたいな大きなものは、もうこの変じゃ売られてないよーっ』
――って、言葉も短めに言った事があったそうよ」
「あぁ、それってもしかして……。ウェーブグローバルのショッピングなどを通した、『偽造の加工品』なんじゃないの!?」
「ええ、そうよ……その通り……」
「ああ……」
と嘆く思いだった……。

――元々は、株式会社カトミ。
香川県高松市林町1994の3。
型形寸法 幅1500㎜×奥行900㎜×高さ570㎜
甲板の表面材 天然木化粧合板 Tel:03-3553-9511
表面加工 アクリル樹脂塗装
表示者「KG-0006」 784334
遮断法人全国家具工業連合会/東京都中央区清海3-10/1 JICM
秀峰
7A 250V
家具調コタツ
温度調節の方式:可変式
コードの長さ:3.0m
▽81-21809
100V 最大580w 最小110W 50ー60HZ
――すり替えられたもの
メトロ電気工業株式会社(2010年製)
フリーダイヤル 0800-300ー0520 MADE IN MALAYSIA
METRO ヒーターユニット 型番MHU-600E
100V最大600W 最小90W 50-60Hz ヒーターユニット
MHU-600E

「1番恐いのは、何かわかる!? それはねぇ……。
会社が悪いわけではなく、ミシマさん達のような人がいて、その会社からその部品だけ輸入して、
その盗聴器等を仕込んだものの加工品があるわけよ!?
そして、それをウェーブグローバルなどのショッピングに流している可能性がある訳。
当然、誰だか知らない赤の他人の元へそれが届く危険があり、二次的、三次的な被害が出兼ねないわけよ!?
ヨーシキワーカさんは、その事を危惧していた訳よ!?
小さな家事やボヤ騒ぎじゃ、済まなくなってくるからね!?
家電製品テロ(Iotテロ)の可能性だって、疑いきれないからね」
「この線で言えば、扇風機も、該当してきそう」
「後は冷蔵庫や洗濯機、調理台に加え、TVやビデオ、ゲーム機なんかも怪しくなってきちゃいそうだね……」
「うん……」
スバル君が、アユミちゃんが、そう口々にそう呟くのだった。
「あともう1つ、盲点が……」
「「「「「まだあるの!?」」」」」
「ええ、それは花を生ける花瓶の中や、高級なツボの中、掛け軸の裏や、果ては壁の中とかにコッソリ仕込んでね……」
「嘘ォ……」
「恐ッ……、そこまでやるかァ……」
「そして、畳の中や、さっき言ったスバル君のように、『電気床のフローリングマット』……とかね」
「あれか……」

――探偵の七つ道具、7つ目、『家電製品』。

1.照明をつけるスイッチ回路
2.プラグを差し込まずとも無線送電のやり取りができる充電コンセント
3.または取り付け取り外しの利く外部のコンセント端子
4.TVのデジタルプラグやTVのデジタル無線送電ケーブルの備え付け端子
5.頭の上にある照明機材
6.屋根裏の電気配線ケーブルに続くもので、差込型コネクター、アウトレットボックスの中、照明機材の中
7.自動火災報知器、自動火災報知設備、懐中電灯の中
8.時計の裏、温度湿度計の裏、ストーブの裏、クーラの裏
9.女の人であれば、ぬいぐるみの中身や、枕の中
10.ネットのサーバーの裏
11.こたつの裏
12.扇風機
13.冷蔵庫、洗濯機、調理台、TV、ビデオ、ゲーム機
14.花を生ける花瓶の中、高級なツボの中、掛け軸の裏、壁の中にコッソリ仕込んで
15.畳の中、電気床のフローリングマット
16.すべての家電製品を疑え

「そして、探偵の七つ道具もいよいよもって最後! それは」
「それは」
「犯人達の指紋を取るためにも、『ビニール製』の手袋で、作業をして、『タッパー』の中などに、それをしまい込んで、
即日か後日、警察署などに『被害届け出』する事よ!
事件性が浮き彫りになれば、本物の警察が動いてくれるからね! ……わかった!?」
「うん」
コクリ
と頷き得る少年少女達の姿があったのだった。
これには、エメラルティさんも、肩の荷が下りたようで、そう、それは良かったわ。
と頬んでくれたのだった。

――探偵の七つ道具、まさかまさかの8つ目、『ビニール手袋』『タッパー』『警察の方へ被害届け出』

――そして、こう語り継ぐ。
「――しかし、あれだなぁ……。一般住宅であれば、そーゆうところが付け入りやすいわけか……!?」
ミノルさんが、そう口に零し。
「ホテルなんかでは、お客様が予約している部屋が特に怪しくなってくるわね……」
アヤネさんが、そう相槌を打ち。
「そうだなぁ……後は、工場、病院、各種公的機関でも、時にそーゆう犯罪傾向にさらされやすいわけか!? 用心していかないとなぁ」
「そうねぇ……」
恵ご夫妻は、犯罪というものが如何に恐いか、わかってきたのだった。
とここで、サファイアリーさんが。
「後はまぁ、そのヨーシキワーカさんが語るには」
「!」
「『TV』のICチップ等の番号の控えを取って、その製造規格等を調べる事で、後から向こうから、
ハッキングなんかが仕掛けやすいわけよ!
実際にスパイ活動の人なんかが、国の国会議員同士の会話を、その『寝泊まりしているホテル』で、『盗み聞き』しているぐらいの時代だからね!」
ニコッ
と笑みを浮かべるサファイアリーさんを見て、
ミノルさんもアヤネさんも、驚嘆が冷える思いだったという……。
ハハッ……と笑えない声をお零しになって……。
サファイアリーさんは、こうも続ける。
「これは、腕時計型携帯端末(フューチャーウォッチ)やホログラム映像出力装置付きマウスに加え、
TV電話や各種電化製品類にも、広く言える事だからね!
まず、『すべての電化製品』を、疑えって事よ!!」
とここで、クリスティさんが。
「――こんな古い諺があるわ」
「!」
一同、クリスティさんに振り返る。
彼女は、こう説くのだった。
「『我々、ネットハッカー集団は、ネット環境が使えるところであれば、そのすべてが対象で、その端末を踏み台にすることができる』
『だから、そのすべての電化製品を、まず疑え』
『その電化製品のIPアドレスを使って、電化製品テロ(IOTテロ)もできる』
――と犯行声明を遺したそうよ! これからは、もっと気をつけて、気を配っていかなきゃね!」


TO BE CONTINUD……


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