リメンバランス・マインド・メイキング

水原麻似

『リメンバランス・マインド・メイキング」は、極低温で眠らされた加入者たちが、法改正により安楽死が非人道的行為とされたため、生きたまま氷漬けにされていた冬眠保険会社の闇を描いた物語です。
冷凍延命措置が完成し難治性患者の大半が入眠した時代。
そのデモンストレーションたる2025大阪万博の会期中に氷漬けになっていた加入者たちが、目が覚めたら現代に取り残され、多くは失意のあまり精神を病み、一部が暴力的手段に訴えます。政府は反応に追われ、主人公の梅芳玉は冬眠保険会社の内部で騒動を鎮めようと奮闘します。しかし、その途中で政府の裏の手が絡んでいることが明らかになり、梅芳玉は病院内で何度も襲撃されます。絶体絶命の状況で、彼女は美玲という女性に救われ、政府の陰謀を暴きます。物語は、梅芳玉が真実を探し求めながら、冬眠保険会社の陰惨な内部を暴き、政府の裏切りを暴く姿を描きます。

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