7 わたしの名前を考えよう!
おばあちゃんとの思い出、ここから妖精さんたちが、わたしの名前を考えてくれるんだって!!うれしいな♪
『それでは、これより、
風の妖精さんが、コホンって咳払いして宣言しました。
『おー!』
「おー!」
空の妖精さんの真似っ子します。
『それじゃあ、サヤカとノドカのどっちかから、かんがえましょう!』
『そうだな!でもちょっとそのままだと、こっちのせかいじゃ、めだつかな?』
さっそく色々考えてくれます!ドキドキ
『そうね~?そのまんまつかうと「いせかいじん」って、きづかれるかもしれないわね~』
『だよな。いまのところ、ひとのまちにいくきはないけどな』
ん?異世界人って気づかれたら大変なの?
『じゃあさ!おばあちゃんは、サヤカってつけたかったんだろ?』
空の妖精さんが、ポンッて手を打ってます。何かいい案が浮かんだのかな?
「うん。
漢字って便利だったんだね。
『へえ!いいじゃん!ぴったりだよ!じゃあさ、サヤカをいいやすく、いじったらどうかな?』
空の妖精さんが元気に言います。
『それいい!あんたにしてはいいこといった!』パシっ
パシって、風の妖精さんがにこにこしながら、空の妖精さんの肩を叩きます。
『いてて…なんだよう。おれにしてはってさぁ』
空の妖精さんは、肩を擦りながら、ほっぺたぷくぅって、なってます。可愛い。
『じゃあ、サヤ?ヤカ?サカ?』
「ふえ?」
『はい?』
じと~っと、空の妖精さんをみつめます。いやいや、サヤはともかく、さすがにヤカとサカはないでしょう?
『うっ そんなめでみるなよぉ』
だって~。ねえ?
『あんたね~。こんなかわいいこに、そんなてきとうなの、だめでしょ』
『う~わるかったよぉ』
風の妖精さんが呆れてますね~。さすがに空の妖精さんがへこんじゃいました。う~ん?でもどうしよう?やっぱりサヤ?他はちょっと~
『あっ!じゃあ、サーヤはどう?いいやすいし、かわいくない?』パンっ
風の妖精さんが、パンって、手を打って、どう?どう?って聞いてます。
サーヤ?それ可愛いかも!
『しょれ!さーにゃ…んんん、さー…や!』
うぅぅ。せっかく可愛いのつけてもらったのに、上手に言えない~
『サーヤ、きにいってくれた?』にこにこ
「あい」
にこにこの風の妖精さんに、
うんうんって、こくこくします。
『アハハ サーヤいいんじゃない?サーヤのおしゃべりのれんしゅうにもなりそうだし』
空の妖精さん、一言多いのよ?すぐ言えるようになるんだからね!
「さーにゃ、うれちい。ありがちょ」にぱあっ
うれしいな!
『『くうっ···!』』
あれ?妖精さんたちの顔が赤い?大丈夫?
『コホン』
『じゃあ、サーヤ』
『『よろしくね!』』
「うん!よりょちくにぇ!」
やった~!可愛いお名前もらったよ!
『じゃあつぎは』
『『わたし(おれ)たちね』』ニカッ
にかっ!て良い笑顔ですけど
「ふえ?」
妖精さんたちのお名前も?
まじですか?
だって、まだ空の上ですよ?
そろそろ本気でやばくないですか?
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