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「ここは、えいえんのせかい……
だから、お兄ちゃんの子どもを作って沢山作ってみんなで笑顔になろう?」
愛が、なにを言っているのかわからなかった。
でも、そんなことは、だんだんどうでもよくなった。
僕は、どれくらいここにいるのだろう?
あとどれくらいここにいるんだろう。
何回セックスをしたのだろう……
僕は、ゆっくりと愛の体から離れた……
「お兄ちゃん?」
「愛……
僕、お腹がすいたよ」
「わかったよ。
お兄ちゃん。
私、お弁当作ってくる」
「お弁当?」
「今から、ピクニックに行こうよ!」
「ピクニックか……
それもいいかもしれない」
愛は、嬉しそうにうなずくと部屋の奥に行ってしまった。