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冷たい部屋の中。
僕は、テレビも付けずにリビングにいた。
僕は、何をした?
僕は、何が出来た?
水谷さんは、どうして泣いていたの?
わかっている。
でも、想像なんて出来なかったんだ。
『コイツ、俺が言えば誰とでも寝るんだぜ?』
『でも、女子の大半は、経験済みだぜ?』
『もう、数十人の寝ているぜ?
もうガバガバのヤリマンなんだぜ?』
菊地と、鈴原って人の言った言葉が、頭の中を何度も回転した。
『どうだ?友達は出来たか?』
『友達、いなくてもいいです』
『瞳たちといて、楽しくなかったか?』
『楽しかったです……
楽しいけど、失うのが怖いから……』
水谷さんの言葉の意味が今ならわかる……