第一の試合
カオルはワナワナと震えながら言う
(だからって、だからってなんでアイツを助け泣きやあならないんだよ、トシキ、あんたバカだよ)
サンジェルマンは言う
(まあっ、本当に馬鹿げたことだな、魔界女王よ、さて、話しは終わりだ、誰が最初に戦うのかね、こちらは誰でも良いのだかな
するとローレンスバルボアが来ていう
(1番手はやはり俺だろう、でどうすればいいんだ、サンジェルマン、いつでもいいぜ、俺はな)
と言った
カオルはバルボアを見ると優しい声で言う
(バルボア、死なないでね)
バルボアは(あーわかってるよ、何しろ一番手だしな俺は)と言って笑った
サンジェルマンは言う
(よろしい、準備はできた、ではローレンスバルボアよ、転送しよう)
サンジェルマンはなにやら呪文を唱えるとローレンスバルボアの体が透明になって消えていった
バルボアが闘技場に出現すると彼は聖剣エクスカリバーを抜いた
相手はまだ現れてはいないようだ
カオルたちは巨大なスクリーンを見ながらバルボアの勝利を願った
バルボアが相手を待っていると声が聞こえた
(ローレンスバルボアよ、やはり最初に出てきたのはお前だったか)
バルボアは辺りを見回したが誰もいなかった
いつでも戦えるように戦闘態勢にはいる
姿泣き者はそのうち透明な色を濃くして現れた
巨体な剣士の男であった
男はバルボアを見ると笑いながら言う
(我がなはガージス、ネルモアをイエズラとして転生されたものよ、黒魔術剣士だ、ハイランダーの戦士よ)
と言った
なるほどなとバルボアは思った
隙のないヤツだな、かなりの剣士だ、黒魔術か、俺とて魔術の使い手ではあるがなと思った
第一回戦、ハイランダーの戦士、ローレンスバルボア対黒魔術剣士ガージスの一戦が火花を切ろうとしていた