またね、と言って君は僕に背を向けた
これは君と過ごす、さいごの夏の物語。
お盆から少しはずれた時期、僕と彼女は墓地にやってきた。
夏の夕暮れが僕らを追いかけ追い越していく。
時間は僕らを特別扱いしてはくれないから。
「花火をしよう!」
そう言ってからからと笑う彼女のことが、本当は愛しくてたまらない。
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