脱ニン少女、清掃員始めました!

ケロ王

「死んだら結局はゴミよ。どんなに力が強くても、頭が良くてもね」

影野彩夢(かげのあやめ)は忍者として現代社会の闇の中で生きていた。忍者組織はブラック企業も真っ青な過酷労働がまかり通る世界。その中でも、彼女は卓越した身体能力と亜空間収納や影自在といった忍術を得意とし、次期頭領としての期待を集めていた。

しかし、あまりに過酷な労働は、彼女のモチベーションをゴリゴリと削っていき、ついには忍者を辞めることを決意させる。

脱サラならぬ脱忍した彼女は世界中に発生していたダンジョンをキレイにする『ダンジョン清掃員』という仕事に興味を持つ。不人気職業ゆえになり手が少なく、始めたばかりの彼女にも依頼が殺到する。

今日も彼女はどこかのダンジョンでゴミを処分するのだった。

目次
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち