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サーシャはすやすや気持ち良さそうに
寝ているユウを見ると、不気味な顔を
しながらユウの耳元で地獄のささやき
をした
(ユウくん、ユウくん、起きてー、起き
てー、大変なことが起こったよー)
ユウは苦しそうな顔をしながら
(うーん)
と言うと、眠り続けた。
サーシャは目を鋭くさせると、さらに
地獄のささやきを続けた。
(ユウクーンユウクーン、朝だよー、朝
だよー、起起きろー、起きろー、大変
なことが起こったよー)
とダーク過ぎる声でささやく。
とうとうユウも観念したのかゆっくり
と目を覚ました。
ユウはサーシャを見ると、サーシャは
不気味なほどにニヤついてをり、ゆう
は最悪だなと思いながらサーシャに言
う。
(もー、本当になんだよ、サーシャ、今
日は昼頃まで寝てるって言ったろー、
起こさないでよー、まったくもう、)
するとサーシャは不気味な声で言っ
た。
(本当にごめんねー、ゆうくん、でも
さ、この話を聞いたら本当に驚くよー
僕に感謝すら感じると思うよー)
ゆうはサーシャが朝からイッチヤてる
ことを見ると身震いした。
嫌な予感がする。
(あー、はいっ、はいっ、なんのはなし
かしらないけどさ、ちょっとどいて、
トイレに行ってくるから)
トイレにいくと、サーシャの笑い声が
不気味に聞こえた。
ゆうは気分が最悪になりながら用をた
っした。
ゆう
(もー、なんなんだいったい、まさか、
サーシャ悪い病気にでもかかったのか
なーどうしよう)
ゆうがトイレから出てくると、そこに
は不気味にニヤニヤしているサーシャ
がいた。
ゆうは思わずビックリして声をあげ
た。
(わぁー)
サーシャは不気味にゆうを見ていた。