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3

サーシャはテレビを見ながらボーッと

していると9時になった。

サーシャ

(始まった、始まった・・・・・)

テレビでは、アナウンスのウサギさん

と人間の男性がいろいろ前置きでしや

べっていた。

どうやら内容をきくと、毎年、宝くじ

の当たった人たちの何人かは取りに来

ないそうだ。

サーシャ何て持ったないんだろうと、

思いながら見ていた。

丸い大きなルーレットが6台設置してあ

り、一本づつ矢が放たれる。

サーシャは50分ほとみていたが、当たらずにいた。

サーシャは(こりゃ、また来年買わない

となー)と思っていると、最後のくじになった。

サーシャ(さー、これが最後だ、当たる

といいなー)となかば冗談で言っていた

が、最初の矢が当たった。サーシャ(あ

っ、当たった、当たった、そのまま当

たれ)と言うと奇跡が発生した。

なんと次次に矢が当たりをさしたから

であった。

サーシャは同様しているとついに最後

の矢の順番がきた。

サーシャの目は血走っていた。

サーシャ(なんだ、この番号は、あと一

本で10億円の大当たりじゃないか)

サーシャに緊張が走った。

サーシャ

(当たれー当たれー、神様どうかお願い

します、当てさせてください)と涙混じ

りに言う。

最後の矢は放たれた。結果を見たサー

シャはぶるぶると震えながらばんざー

いして、大喜びで叫んだ。

(やったー、やったぞー、大当たりだ)

サーシャはユウが寝ていたのを思い出

した。

小走りでユウの部屋にいくとすごいい

きをいで戸を開ける。

すると、ユウが幸せそうな顔をしなが

ら寝ていた。

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