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今日と言う日は、ユウとサーシャにと
ってのまさにお宝ハプニングの日であった。
サーシャはクーラーの暖房を27度にして部屋を暖める。
季節は冬だった。
大所にある棚から醤油せんべいと丸い
ボールを取り出すと、醤油せんべいの
袋を開けてボールにガサガサと全部入れた。
サーシャはお茶を飲むきゅうすの蓋を
開けると、お茶の葉を適度に入れてこ
の中に冷たい水を入れた。
クーラーのお陰でで部屋は暖かくなっ
ていた。
サーシャはにこやかな顔をするときゅ
うすを右手でつかんでお茶を置いてあったコップに注ぐ。
時刻は8:48分になっていた。
サーシャはコップと醤油せんべいの入
ったボールを手に取ると、テレビの前
に座り、テレビをつけて4チャンネルを
押した。
サーシャは思った。
(あー、そろそろ番組が始まるなー、当
たるといいなー)
外はカラスがカーかーと泣いている。
小さい子供たちが遊んで、その笑い声
が聞こえた。