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宝くじの値段は一枚200円であった。
ユウはポケットから小銭を取り出すと
細かいお金から200円出して宝くじ一枚
を買う。
そして愛車で自分達のアパートに帰っ
た。
それから一週間たち、今日は宝くじの
当選日であった。
朝の9時からテレビの4チャンネルで、
宝くじの当選会が始まる予定であっ
た。
サーシャは昨日、パンやの工場で働い
ているユウから明日は休みだからすご
く眠るね、この前買った宝くじの当選
日が明日、朝の9時から始まるから見て
くれない、とユウから頼まれ、醤油せ
んべいと冷たいお茶を食べて飲みなが
ら4チャンネルをかけてゴロゴロしていた。
もうすぐ朝の9時になる。
サーシャは思った。
(まーこれ見ても当たんないけどなー)し
かし、これから来るハプニングにサー
シャもユウも驚くことになるとはこの
ときは夢にも思っていなかった。
ひたすら平和な時間が流れていた。