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ガリバー島

海に面したガリバー島。

3月の暖かい季節が訪れた。

この季節は島全体が学生の卒業式の季節だった。

いろんな学校では、卒業式の準備に終

われながら、青春を謳歌している学生

たちの姿があったあった。

動物たちと人間の合同卒業はいつも涙

と感動がいっぱいつまっていた。

桜並木の美しい景色が登校する学生た

ちに花を添えていた。

その近くに古い錆びた二階建ての2Kの

家賃5万円のアパートがあった。

そのアパートの一室に人間の男の子ユ

ウとパンダの男の子、サーシャが仲良

く一緒に暮らしていた。

一週間前、ユウとサーシャは愛車で一

週間分の食料を買いに動物タウン25に

来ていた。

スーパーに入ると魚が大安売りしてお

り、彼らはそこで6パックほど美味しい

お魚を買い、その他の物も買った。

ユウとサーシャは言う。

ユウ(お魚たくさん買いすぎたかな

ー・・・・・・)と困った顔をする。

サーシャは笑顔で言う。

(大丈夫、大丈夫だよ、ユウくん、お魚

は冷凍保存すればいいさ・・・・・)

2人は笑うと帰り道を進んだ。

すると出口の近くに新しい宝くじ売り

場があり、ユウはなぜだかわからない

が無性に一枚、宝くじを欲しくなった。
なので、ユウは冗談で宝くじを一枚だ

け購入した。

二人は当たるといいね、と言い会いな

がら当選日の一週間が来ていた。

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