vs, ブロブ Round.7
「カ・レ・ー・だ ♪ カ・レ・ー ♪ 」
「カ・レ・ー・だ ♪ カ・レ・ー ♪ 」
ボクとヒメカは夕飯メニューを連呼しながら、商店街をスキップしていた。
「
軽く
「だってボク、カレー大好物だもん」
「ヒメカも、ラムスちゃんのカレー楽しみなんだもん」
「もう」
夕飯材料買い出しの一幕だ。
ラムスが家に来て、
こうした
商店街の人達にしても、ラムスは顔見知り客だ。
無論〈
それはさて
「ヒメカ、アレが我々の目的地だ!」
「らじゃ!」
秘境探検隊の如く志気と敬礼!
「よっしゃ! いざ乗り込むぞ!」
「その前に!」
「「ええ~?」」
「特にマドカ様? 何百円もするお菓子を、まとめ買いしませんように」
「だって、全部買わないとロボットに合体できないんだもん」
「し・ま・せ・ん・よ・う・に!」
「は~い」
渋々了承する。
仕方ない。
今日のところは我慢しよう。
「二個ならいいというわけではありませんからね?」
「ヒメカは『
「コホン、に……二個だけですよ?」
「うん♪ 」
この店舗は結構デカい。
食料日用品から雑貨まで何でもござれだ。
エスカレーター完備の二階建てだし。
ってワケで、ヒメカとラムスが仲良く買い物する
別に
理由は、もっとシンプルだ。
「ちぇっ、残り五体だけで合体できるのに……『十二神将合体ゴッドブッダ』の完成形態」
と、前方に見知った顔を発見。
「あ」「あ」
互いに視認して声を漏らす。
次の瞬間、ボクの甘えん坊スイッチがオン!
「うわ~~ん! ジュ~~ン! 合体したいよ~ぅ!」
「
泣きついた