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ドスン!
みぞおちに、再び痛みが走る……
「ぐわ……」
「ありゃ?
また、泣いているの??」
「え?」
そう言われ、僕は額に手をやった。
その部分は、涙で濡れていた…
「怖い夢でも見た?」
「子どもじゃあるまいし、怖い夢では泣かないよ」
「真白が、子どもであることは昨日証明されたじゃん」
「う……」
「で、どんな夢を見たの?」
「言わない」
瞳は、僕のみぞおちに拳を軽く置いた。
「もう一撃食らう?」
朝から2発はきつい…