海鮮丼
2人は海岸に向かい歩いた。
坂道を登るといろいろな店が並んでいた。
2人は店を見物しながら海岸に向かった。
海岸の近くに下に下る階段があり、その途中に食べ物屋の店があった。
2人はそこで止まると、何を食べようか相談した。
そしてやはり海鮮丼を食べることに決めた。
中にはいると、優しそうな店員のおばさんが出てきた。
(こんにちは、どうぞこちらへ、ここは景色がいいですよ·······)
と言って、座敷の部屋に案内される。
2人は(ありがとうございます)と言って、座敷でくつろぐと、海鮮丼を2つ注文する。
座敷は綺麗な海が一望できた。
窓から一匹の小さい子猫が来て、2人に(ニヤーと挨拶した。
カオルは(かわいい)と思い子猫を撫でた。
子猫はゴロゴロと泣きながら眠った。
店員のおばさんが冷たい麦茶を持ってきた。
しばらくすると、1人の老人が来て、カオルたちが座っている座敷の横の席についた。
老人はいかにも紳士といった風貌をした外国人だった。
カオルたちを見ると、目が鋭く光っていた。