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謎の気絶病

カオルは言う

(うん、引越した後に手紙をもらったんだけどさ彼また別のとこ

ろに引っ越したみたいで、その後音信不通になった・・・・・

私ね、彼が初恋の人だった

子供のころ最後に会ったとき私、告白した

そしたら彼はいつか私のことを迎えに来るって約束したんだ)





キョウスケとキョウコは優しい笑顔になった


キョウコ


(信じてるんだ仮のこと、でもさあのバイクの人がもしも彼だった

らカオルとの約束を果たしに来たのかね、そうだったら素敵だな)


キョウスケは言う


(まあ、もしもあの子がそうおもってくれてるのであればいつか

会えるさ・・・・・・)


カオルは笑顔で言う

(うん、いつかきっと会える・・・・・・そんな気がする)


その日キョウコはカオルのうちにとまった

夜も過ぎカオルとキョウコが二階に行くとキョウスケはため息を

つきながら寝室でテレビのニュースを見た

数分見ていると緊急速報が入った


アナウンサー

(えーここでただいま緊急速報が入りました

神奈川県の00市で若い男女20名の方がいきなり昏睡状態に陥ったようです

すぐに国立病院で医療チームが結成されました・・・・・・)


キョウスケは00市というとこの近くだ
驚きながらニュースを見た

(だんじょ20名がいきなり昏睡状態になる・・・・・・)


そのニュースは各番組で放映されたが原因は不明だった

カオルとキョウコは部屋に行くとベットの下にひいてあるフカフカの座布団の上で寝ているさび色をした猫が一匹幸せそうに寝てるのを見た


2人は思わず笑顔になって笑った。

キョウコ

(なに、このかわいいネコちゃん、カオルネコ飼ったんだ······)

カオルは気持ち良さそうに眠っているネコのひげを引っ張りながら言う

(この間ドアを開けたらさこの子部屋に入ってきちゃって······餌をやったらなついてきちやってさ、飼うことにした
父さんには許可もらったしね······)

キョウコは(いいなー)と言いながら優しく撫でた

ネコはグルグル言いながら眠っていた。

カオルは部屋の窓を開けるとベッドの下に隠してあったタバコとライターと灰皿を取り出してキョウコに一本渡して自分も吸う。

カオルは笑いながら言う。

(ふー、この一服がたまんない······)

キョウコはタバコを吸いながら言う。

(カオル、ネコ飼ってる部屋でタバコを吸って大丈夫······)

カオルはネコを見ながら言う。

(まっ、死にやしないさ······)

2人はその夜楽しい話をしながら眠りについた。

次の日、お昼の12時を過ぎた頃、カオルたちは目覚めた。

キョウコ

(カオル······今何時······)

カオルは机の上におかれている時計を見ながら言う。

(12時48分だよ······)

カオルは机の上におかれているタバコを取って吸う。

それからキョウコに一本渡してキョウコも吸った。

キョウコ

(もう、12時過ぎか······昨日寝たの遅かったからねー······)

カオル

(ところでさ、ネコ何処にいるんだろう····)

キョウコ

(あれっ······)

2人はドアを確かめたがカギが掛かっていた。

探したが何処にもいなかった。

仕方なく1階に降りると料理をしているキョウスケがいた。

その近くにネコが寝ている。

カオルはキョウスケに言う。

(お父さん、おはよう······ところでさ私の部屋のカギ開けた······)

キョウスケはキョトンとしながら言う。

(いや、俺が起きたときにはもういたぞ····)

カオルたちは(どうやってネコが下に降りたのだろうとおと思ったが分からなかった。

ネコはカオルを見るとゴロゴロと言いながら近寄ってきた。

カオルたちはネコに(おはよう)と言いながら優しく撫でた。

キョウスケは料理を作りながらカオルたちに言う。

(ところでお前たち······昨日のニュース観たか······)

カオルたちは(観てないよ)と言うとキョウスケは真剣な顔になって言う。

(そうか、観てないのか、昨日な深夜のニュースを観ていたら緊急速報がはいってな······
何でもこの辺りで若い男女20人が昏睡状態に陥った病気になったらしいぞ······)

カオルたちは(えっ)と言って驚いた。

カオル

(お父さん、それって道を歩いていたらいきなり倒れちゃったてこと······)

キョウスケ

(さあな、詳しいことはわからんがとにかく異常事態になっているらしいな、とりあえずマスクをつけとくか······)

キョウコ

(新しいウィルスかな······)

3人は動揺を隠せなかった。

キョウスケ

(とりあえず料理が出来たから食べるか····)

3人はテーブルに座って食事をしょうとしたとき電話が鳴り響いた。

キョウスケは電話にでる。

(はいっ、サカキバラですが······あっ、ミサワサン、はいっ、お久しぶりです。

えっ、昨日のニュース、はいっ、今日ですか、

カオルを······分かりました、連れていきます。

では、後程······はいっ、失礼します⁉)

電話を切ったキョウスケの顔は苦悩に満ちていた。

それを見たカオルたちはなにか重大な事が起きたことを感じた。

カオル

(お父さん······今の電話、あのミサワサンから······何だって······)

キョウスケ

(ああっ、緊急の用事でカオル······お前に会いたいそうだ······)

カオルは(わかった)と言うとキョウコを見た。

キョウコは言う。

(カオル······何があったかわからないけど今日は帰るね、泊めてくれて本当にありがとう
おじさんもありがとうございます······)

キョウコは(ああっ)と言いながらキョウコに優しく笑いかけた。

キョウコは支度をするとカオルと一緒に玄関にいく。

カオル

(ごめんね、キョウコ······また来てね···)

キョウコは笑いながら言う。

(こっちこそありがとね、また来るよ、じゃあね、頑張ってね······)

と言って別れた

キョウスケはリビングで椅子に座りながらうなだれていた。

カオル

(ちょっと、お父さん······大丈夫···)

キョウスケは(ああっ、大丈夫だ、行くか···)

と言ってカオルたちは支度をすると黒い車に乗り込んで家を出た。

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