美味しい食事
「うーん、まあとりあえずそれは、後 にするか。」と登は言った。
恵は熱いコーヒーを飲みな言う。
ご飯にしましょう」
と二人にいった
晩御飯は、焼いたシャケ、焼き肉、ご 飯、サラダだった。
登は、口に入れた焼き肉を食べてから 言う。
「しかし、あれだなー、いい役者が
次々となくなるなー」
恵はシャケを崩しながら言う。
「そうねー、まあ、仕方ないよ、年だ
もの」
登は「う~ん、そうだねー」と言う。
そして二人に言った。
二人ともいろいろあったねお疲れ様 。
雪が拾ってきた犬は飼うとしてだ、
だが ね、雪、これだけははっきり
言ってお くよ。
次に動物が捨ててあっても、もう、家 では飼えないからね。
雪の心の優しいところは好きだけど、 憐れむことは誰でもできるよ。
でも、責任を負うことができないのな ら、かえってその動物が一番かわいそ うだからね。
わかったかい雪」
と登は諭すようにやさしくいった。
雪はその言葉の意味が痛いほどわかっ た。
雪は「うん」と言った。そして頭を一 回大きく、二人に酒下手から言った。
「あのね、パパ、ママ、あの子を飼う ことを許してくれて、本当にありがと う。
私ね、てっきり二人に、ものすごく怒 られると思っていたの、だからね」
そこまで雪が言うと、聞いていた恵が 雪の頭を優しくなでながら言った。