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「今日から二人っきりの生活になるんだから当番を決めようよー」
パスタを食べ終え洗い物も終えた瞳が言ってきた。
「当番?」
「食事とか洗い物とかは私がやるからさー」
「真白も何か手伝ってよー」
「今まで通りでいいじゃん?」
「今までどおりって?」
「掃除が僕で、それ以外は瞳」
「えー
買い物とか洗濯も私が一人でやるのー?」
「あ、買物は僕も手伝うよ。
あとゴミ出しと……」
「ゴミ出しは、登校時に出来るじゃん。
私も一緒に外に出るんだし一緒じゃん?」
「別に洗濯は僕がやっても良いけど……
瞳の下着とかどうするの?」
「……洗濯、私がやります」
瞳は、顔を少し赤らめてからそう言った。
「結局、ほとんど私がやるのかぁー」
「花嫁修業と思えばいいんじゃない?」
僕の提案に瞳はため息をついた。