第二十二話
「あんなに大量にお賽銭を第三者に渡すなんて!なんて罰当たりな下女なの!お賽銭の浪費は死刑モノよ。やめなさいよ。」
「これは楡浬様。どうしてこんなところにいらっしゃるのかしら?」
「こ、これはタダの散歩よ、散歩。三歩譲ってもストーカーなんかじゃないわ。」
「自爆してますわ。まあいいですわ。早く帰りましょう。」
結局、大悟と楡浬は一緒に帰宅した。当然、それは桃羅を著しく刺激した。
「ちょっと、平原神。これはいったいどういうこと?オヨメ姉ちゃんを拉致ろうなんて、その貧乳力では千年早いよ。」
一緒に帰宅してきた楡浬と早速喧嘩する桃羅。
「たまたまそこであっただけよ。馬嫁下女とはなにもないわ。そんなこともわからないなんて、胸がでかい女は脳細胞がオッパイに吸収されているから、バカなのよ。この蛮婦!」
「ふたりともおやめなさい。オッパイの話なんかで争うことは醜いですわ。そんなに気になるなら、オレの胸に訊いてくださいな。」
「オヨメ姉ちゃん。大負けた気分だよ。」「下女。なんだか敗北感充満だわ。」
ふたりは大悟の巨乳を恨めしく見つめている。
「それでよいのですわ。静かになりました。」
「「それは嵐のコンサート前の静けさよ!」」
「意味がわかりませんわ!」
桃羅と楡浬は取っ組み合いのケンカを始めた。お互いのオッパイをつかみ合うという卑劣なものであった。
「おやめなさい。どうしてもオッパイにこだわるなら、オレのを使いなさい!」
「「揉んでもいいんだ?!」」
ふたりは大悟の巨乳を鷲掴み。
「「すごい。こぼれてしまう。それに弾力性がハンパない!これぞ、筋肉オッパイ。感触に感謝!」」
ふたりは初めての女神オッパイ体験に恍惚としている。
「おやめになって!あんあんあん。」
すっかりおかしくなった大悟。楽しげに腰を振っている。そのポーズはさらにふたりを刺激して、大悟のオッパイはさらに蹂躙された。
「「ハア、ハア、ハア、ハア。これでもかっ!」」
「あんあんあん。とっても大好き。ドラえもん♪ブチッ!」
ついに大悟の理性の糸が切れた。