第二九話☆それぞれの"愛"の形
"愛" が何かなんて結局のところ誰にもわからない。
だって、前にも言ったけど
人それぞれ"愛"の形が違うんだから。
"愛"とは自分で見つけ、一生探し続けるもの。
昔、理香に聞かた時マー君と二人で言った答えだ。
だけど、これは
"私たち"の答えであって
"全員"の答えではない。
中には、賛同してくれる人が
居るかもしれないけどそんなにはいないだろう。
目に見えない人それぞれの何か。
それが"愛"なのだろう。
娘たちが見つけた"愛"
私たちの"愛"
絢菜たちの"愛"
"愛"の形なんてその人が決めるのである。
理香の両親とはあれっきり会って居ないから
どうしてるかは知らない。
だけど、あの時の離婚も
一種の"愛"だったのかもしれない……