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第2話 厳しい現実「夢の中」

俺が雛子に出会って1週間後から雛子が俺のアパートに来るようになった。

俺「雛子、また来てくれたのか。」

雛子「お仕事お疲れさん、すごく忙しそうだったね。」

俺「スーパーマーケットの仕事は忙しいよ。」

雛子「スーパーエルジオンは品物が豊富だね。」

俺「だろう。俺が働くスーパーエルジオンは品数が豊富なことで知られてるんだ。」

雛子「お手頃な商品も豊富ね。」

俺「はっはっはー、それら全部エルジオンオリジナル商品だよ。だから安いんだ。」

雛子「そうだったんだ。家計が助かるわ。」

俺「と言ってるけど雛子さんも1人暮らしだろう。」

雛子「そうよ。久助君と一緒に暮らしたいな。」

俺「1人じゃ確かに寂しいけどさ。近くにいるだけでいいじゃないか。」

雛子「久助君に甘えちゃおうっと。」

雛子は俺の膝の上に座った。
雛子を触った感触はもっちりしてて滑らかな感じ。

俺「雛子はよくおならするらしいな。」

雛子「よく出るよ。」

{ぶぉぉぉ}

雛子「ごめん、おならが出た!」

俺「すげーでかいおならだなお前は。」

雛子「よく言われるね。」

俺はこの日初めて雛子のおならをまともに食らった。
雛子のおならはとにかくでかい。
俺は夢から覚めた。

俺「何だ今までのは夢だったのか。」

そう、憧れのユーチューバー雛子さんに出会ったのは夢の中。
現実では会えないと思われた。
雛子さんのブログやYouTubeのチャンネル登録者が俺しかいないのは現実のようだ。
雛子さんはひなこの現実で頑張ってるが俺以外の誰にもグッドボタンもチャンネル登録してもらえない。ブログではアンチが多く閉鎖することを考えてるらしい。
雛子さんは夢の中ではちょうど目の前の建物に住んでたが現実はどうなのか?
ちなみにユーチューバー雛子さんはアパレル業界の企業のOL。
雛子さんは嫌なことがある度に大酒を飲んでアパートで寝込むらしい。
雛子さんは常に大食いでご飯を1食につき1升食べてるらしい。
食費がばかにならない。
俺はスーパーエルジオンで必死に働いてる。
俺は雛子さんのYouTubeを欠かせず視聴。

(動画の内容)【字幕】
「みなさんこんにちわ、今日はお散歩日和ですね。でも私の心の中は土砂降りの雨ですよ。その理由聞いてください。実は昨日の夜友達に誘われて合コンへ。合コンは実に3年ぶりでした。私は彼氏になってくれそうな男性を探しましたがこの時事件が起きました。私が男性軍の前で超でかいおならを連発したのです。会場は異臭騒ぎとなって私の3年ぶりの合コンは失敗に終わりました。基本私は臭い女ですからモテません。」
「今はこじんまりとしたアパートで1人暮らししてます。そんな私は今日で30歳。トイレの前に大きくて異臭を放ち続けるものがありますがあれは私のうんこです。昨日トイレまであと10mのところで大量に漏らしました。昨日は本当に最悪な日でした。」

この内容夢の中と同じ。
気が動転した俺はコメントを送った。

俺のコメント
「雛子さんこんにちわ。合コンの時に男性軍の前でおなら連発してしまったのは本当にショックでしたね。しかもうんこ漏らしてしまうのは本当に災難でしたね。でも雛子さんは明るくて可愛いから頑張れるはずですよ。俺も応援しますので昨日の事は忘れて前向きに頑張りましょう。ファイト!」

早速雛子さんからの返信が。

雛子さんから返信
「いつもコメントありがとうございます。私はいつも城之内さんに励まされて頑張ってきました。ぶっちゃけ今働いてるアパレルの仕事を辞めたいです。上司に差別されたり新人にも邪魔者扱いされる粗末です。」

俺の返信
「まあ、会社で働く以上はいろいろありますね。当然嫌なこともありますが差別は酷いでしょう。今の時代では考えられないですよ。」

結局雛子さんはアパレルの仕事を辞めて無職に。
雛子さんは翌日のYouTubeで

(動画の内容)【字幕】
「みなさんこんにちわ、早速ですが皆さんにお知らせします。私アパレルの仕事をやめました。理由は相変わらず上司から差別されるのと嫌がらせが絶えなかったためです。私は接客の業務も新人に奪われ私は用なしになりました。嫌なことがあったときは酒飲みまくるぞー。」
「ぷはー、最高ーーーー。アパレルの仕事を辞めた私は無職です。彼氏もいないしどうせ私なんか世の中のくずです。」

俺はコメントで

俺のコメント
「そんなことないですよ雛子さん。雛子さんは明るくて美人じゃないですか。今日から無職になったのですね。俺はスーパーエルジオンで店員として働いてます。」

雛子さんからの返信
「そうですか。私は今日からYouTubeで食べていきます。」

俺の返信
「YouTubeで食べていけます?スーパーエルジオンは人が足りないから求人出してますよ。ぜひ気が向いたらでいいですからハローワークへ行ってみてください。」

雛子さんからの返信
「私はハローワークへ行きたくないです。でもいつもコメントで励ましてくれる優しい城之内さんが働くスーパーエルジオンが求人出してるのなら行ってみようかな。」

俺はこの時察知した雛子さんはアパレル業界で働いてた時相当な嫌がらせを受けてたことを。




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