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第1話 大食いユーチューバー雛子との出会い「夢の中」

俺は城之内 久助「じょうのうち きゅうすけ」42歳。
俺はスーパーエルジオンの店員。
レジから荷物整理毎日が忙しい。
俺はアパートへ帰ると必ずYouTubeを見る。
俺が必ず見るYouTubeはひなこの現実。本名鈴ヶ森 雛子「すずがもり ひなこ」
俺はひなこの現実のファンでもありユーチューバーの雛子さんのファンでもある。

ひなこの現実のホームページを見ると何故か俺以外誰もチャンネル登録してなければグッドボタンもなし。ひなこの現実は俺以外は誰も見ないのか?
雛子の現実は200本動画をアップロードしてるが俺以外は誰も見ていないようだ。
俺は欠かせずコメントしてる。

俺の仕事ぶりは店長や社長に高く評価されてる。
仕事は問題ないが日常に問題が。
俺は22年間彼女がいない。
俺は基本的女性にモテないタイプ。
俺はアパートで1人暮らし。
ひなこの現実を見てコメントを送るのが俺の日課。

雛子さんのブログ覗いてみたけど俺以外誰もコメントしないし見向きされてない。
彼女は何故人気でないのか動画で見た感じ色白で美人なのに。
俺は過去の雛子さんの動画を見て人気がない理由が分かった。
実は雛子さん大食いで下品なユーチューバーだったのだ。
人前でも平気で大きなおならするし、うんこの量が半端ないらしい。
見た目が可愛いから下品でも大丈夫だと思ってるのは俺だけなのか?
休日俺はひなこの現実の新たな動画を視聴。

〔動画の内容〕(字幕で)

「みなさんこんにちわ、今日はお散歩日和ですね。でも私の心の中は土砂降りの雨ですよ。その理由聞いてください。実は昨日の夜友達に誘われて合コンへ。合コンは実に3年ぶりでした。私は彼氏になってくれそうな男性を探しましたがこの時事件が起きました。私が男性軍の前で超でかいおならを連発したのです。会場は異臭騒ぎとなって私の3年ぶりの合コンは失敗に終わりました。基本私は臭い女ですからモテません。」
「今はこじんまりとしたアパートで1人暮らししてます。そんな私は今日で30歳。トイレの前に大きくて異臭を放ち続けるものがありますがあれは私のうんこです。昨日トイレまであと10mのところで大量に漏らしました。昨日は本当に最悪な日でした。」

超でかいおなら連発にうんこ漏らしは確かに最悪だ。
俺は雛子さんに励ましのコメントを送った。

俺のコメント
「合コンの時に男性軍の前でおなら連発してしまったのは本当にショックでしたね。しかもうんこ漏らしてしまうのは本当に災難でしたね。でも雛子さんは明るくて可愛いから頑張れるはずですよ。俺も応援しますので昨日の事は忘れて前向きに頑張りましょう。ファイト!」

この時雛子さんはうれしかったのか早速返信。

俺「お、雛子さんから返信が来たぞ。」

雛子さんからの返信の内容
「城之内さんいつもコメントありがとうございます。こうしてコメントしてくれるのは城之内さんだけです。質問していいですか?城之内さんは好きな女性いますか?教えてくれたら幸いです。」

俺の返信
「早速返信していただきありがとうございます。俺には好きな女性はいないですね。」

雛子さんからの返信
「そうでしたか。お住まいはどこですか?」

俺の返信
「俺はS県M市のアパートで1人暮らししてます。」

雛子さんからの返信
「あらー、地元じゃないですか。どこのアパートですか?」

俺の返信
「庵アパート101号室です。」

雛子さんからの返信
「お隣さんじゃないですか。ちなみに私は隣の小梅荘105号室で1人寂しく暮らしてます。」

俺「小梅荘!真ん前に見えてる建物じゃないか。雛子さんがうんこ漏らした日異臭漂ってこなかったな。閉め切ってたからかな。今日も締め切ってるけど。というより小梅荘105号室はここか?」

俺が住んでる101号室の真ん前に小梅荘105号室が存在する。
雛子さんはこの部屋で1人で生活してるようだ。
それにしても俺の部屋側のいつもドアは閉め切ってる。

雛子「何時も締め切ってたから気付かなかった。ちょうど前のこの部屋に城之内さんが住んでるのね。早速会ってみようかな。」

雛子さんからの返信
「早速ですけどカーテン開けますね。」

俺の返信
「長い間締め切ってたようなので心配でしたよ。」

雛子さんはカーテンを開けて俺の存在を確認。
確かに小梅荘105号室に雛子さんがいた。

雛子「初めまして、早く気付けばよかったです。」

俺「初めまして、俺もそう思いましたよ。」

俺が雛子さんを生で見た感想美人過ぎてすっごくかわいい。

雛子「城之内さんには好きな女性居ないのですね。」

俺「そうです。」

雛子「だったら私でどうですか?」

まさかのユーチューバー雛子さんからのプロポーズ。

俺「雛子さん俺でいいのですか?」

雛子「もちろんです。」

俺はこの日彼女ができてうれしかった。
雛子さんは下品な大食いユーチューバーであるがその辺は気にしない。
雛子さんも初めて彼氏ができてすごく喜んでた。




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