第39話 次のもふもふは?
遅くなりました!すみません!
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『ぴぃ』もふ『ぽぉ』もふん
はい?
『ぴぃ』もふもふ『ぽぉ』もふもふん
ぴぃぽぉ?なんか両肩にいるのだけど?首にもふもふがすりすりしてるのだけど?
〖まあ!あなたまで来ちゃったの?〗
『ぴぃよ♪』
『まあ、不死の子がいるならあなたもいますよね?』
『ほぉ。そうだな。いつも一緒に遊んでるからな』
『ぽぉ~♪』
『なぜ梟なのにこの子は『ぽぉ』なのだろうか?』
『ぽぉ?』こてん
〖さあ〗
どうも私の肩にいるのは鳥さんのようね。
『ほら、一度こちらに来なさい。レイが困ってるわ』
『ぴぃ』ちょんっ
女神様の手に移ったのは、真っ白真ん丸な鳥さん?あ、しっぽがあったわ。先だけ赤いのね。そして、向きを変えてこちらを見た鳥さんは、真っ赤な嘴にクリっとした黒いおめ目に、アイシャドーみたいに赤い毛がかわいいわ。頭のてっぺん白い毛がくるんと立っててかわいいわね。
〖レイ、この子は私の相棒の不死鳥の子よ。ね?〗
『ぴぃ♪』よっ!
片方の翼を上げて、よっ!って挨拶してくれてるみたいね。
『よろしくね』なで
『ぴぃ♪』
まあ、もふもふだわ~♪
そしてこっちはホントの
『真っ白な鞠?』
ふわふわなラビットファーで出来たボンボンみたい。
『ふふ。違いますよ』
『ほら、恥ずかしがらずに顔を見せなさい』
『ぽぉ』にゅ~
『あらあらまあまあ?背が伸びてく?あら!フクロウさんになったわ!』
ええと、コノハズクだったかしら?可愛らしい顔のフクロウさんだわ。しかも、真っ白ふわふわ!
『ふふ。私の相棒の鳥の子ですよ』
『恥ずかしがり屋で、すぐにさっきのように丸くなってしまうんですよ』
『ぽぉ』すすっ
あら、また丸くなっちゃったわ
『あらあらまあまあ、補佐さんの相棒さんは梟さんだったのね。ピッタリだわ』
『ぴったり?なぜそう思うのです?』
『私たちのいた所では、梟は知の象徴だったり、幸運のお守りだったりするのよ』
『なるほど』
『ほほ~悪い気はしないな』
『ぽぉ』てれ
みんなもふもふ!すごいわ!
それにしても、神様たちの相棒さんは、みんな白いのね。あら?
『料理長さんと、主神様と魔神様の相棒さんも白いのかしら?』
『ん?俺んとこのはさっきからお前さんの背中に張り付いてるぞ?』
『え?』
ささっ
『え?』
さささっ
『ええ?』
なんで隠れちゃうの?
『わはは!遊ばれてるな!レイ!その隠れんぼは、そいつの挨拶なんだよ』
『ええ?何その可愛い挨拶?』
もふ~
『あ?』
今ほっぺたをふわふわしたものが撫でた?しっぽ!しっぽだわ!
ぴょこん
『ちちっ』きゅるん♪
わ、私のお胸に張り付いて
『いやぁ~ん!かわいい~!』
見上げてるわ!エゾモモンガ!真っ白なエゾモモンガ!の赤ちゃんが!
『いや、そいつはこの中で一番年上だぞ!』
『ええええ!?』
『ちちっ♪』きゅるん♪
こ、こんなつぶらな瞳で一番年上?あ、あざとかわいいとはこのこと!?
『そいつはな、親子して美味いもんを嗅ぎ分けるのが得意なんだ。ひょいひょい飛べるし、走り回れるし、手は器用だしな』
『え、ええ、分かるわ⋯』
だって⋯
『ちちっ』
するするする~
テーブルの上に桃を見つけた途端に、どこから出したのか、ボウルのお水で手を洗ってから、ナイフで自分と同じくらいの桃をするする剥いて、他の子達に配ってるもの⋯
『すごいわ』
『すげぇだろ?』ワハハ!
みんな個性的なのね。
〖ふふ。僕たちの神獣も白いけどね、二人とも力が強いから、みんなを怖がらせないために神殿の奥にいるんだ〗
〖私たちの神獣も番なのよ。して、絶賛子育て中よ〗
『え?一体どんな神獣さんなの?』
〖〖獅子だね(よ)〗〗
『獅子!』
ということは、真っ白なライオン!素敵!できることなら赤ちゃん見てみたいけど、難しいわよね。きっと。
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昨日『転生初日に~』更新してます。『小さな小さな花うさぎ~』もよろしくお願いします。