続き
ルドルフシュタイナーは闘技場に倒れてるローレンスバルボアを抱き抱え、エクスカリバーを手に取った
サンジェルマンは勝者の宣言をするとシュタイナーをテレポートした
カオルとククトが温かく迎えてくれた
抱えていたバルボアを寝かせて傍らにエクスカリバーを置いた
カオルはバルボアを見ながらシュタイナーに言う
(死んだの)
シュタイナーは(いや、死んではいないな、
魂は抜かれているが仮死状態だ)
カオルは(そんな)
と言った
シュタイナーは言う
(しかし、不味いな、極めて危険な状態だ、
このままではあまり長くは持つまい、バルボアの絶対死はちかい事だな)
と深刻な顔をしていった
カオルとククトは考えたがどうすればよいかわからないでいた
ククトは言う
(なにか方法はないのか、シュタイナー)
シュタイナーは考えた末言った
(方法はある、私の力をバルボアに与えればなんとかなるかもしれん、カオル、もう、この方法しかない、あとは頼んだぞ)
カオルは言う
(わかったわ、シュタイナー、後の事は私に巻かせて)
シュタイナーは(ウム)と言うとバルボアの胸に手を当ててエネルギーを送った
これでシュタイナーは戦闘に参加することが出来なくなってしまった
サンジェルマンは涼しい顔をしながら見ていた
もはや最後の戦士は魔界女王、サカキバラカオルだけになってしまった
カオルはその体に宿した力を解放しょうとしていた