バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

続き

ルドルフシュタイナーは闘技場に倒れてるローレンスバルボアを抱き抱え、エクスカリバーを手に取った

サンジェルマンは勝者の宣言をするとシュタイナーをテレポートした

カオルとククトが温かく迎えてくれた

抱えていたバルボアを寝かせて傍らにエクスカリバーを置いた

カオルはバルボアを見ながらシュタイナーに言う
(死んだの)

シュタイナーは(いや、死んではいないな、
魂は抜かれているが仮死状態だ)

カオルは(そんな)

と言った

シュタイナーは言う

(しかし、不味いな、極めて危険な状態だ、
このままではあまり長くは持つまい、バルボアの絶対死はちかい事だな)

と深刻な顔をしていった

カオルとククトは考えたがどうすればよいかわからないでいた

ククトは言う
(なにか方法はないのか、シュタイナー)

シュタイナーは考えた末言った

(方法はある、私の力をバルボアに与えればなんとかなるかもしれん、カオル、もう、この方法しかない、あとは頼んだぞ)

カオルは言う
(わかったわ、シュタイナー、後の事は私に巻かせて)

シュタイナーは(ウム)と言うとバルボアの胸に手を当ててエネルギーを送った

これでシュタイナーは戦闘に参加することが出来なくなってしまった

サンジェルマンは涼しい顔をしながら見ていた

もはや最後の戦士は魔界女王、サカキバラカオルだけになってしまった

カオルはその体に宿した力を解放しょうとしていた

しおり