命をかけて
みずきは大天使サリエルを召喚をする言葉を唱えた
(偉大なる青き衣をまといし死神よ、契約の力もちて我の呼びかけに答えよ
その偉大なる力もちて
我の敵を滅ぼせ
天のなかより来たりて、姿を見せよ
偉大なる7つの中の力の体現の1つよ
大いなる大天使サリエルよ
来たれ)
その姿を見ていたカオルは泣きながら崩れ落ちて言った
(そんな、嘘だよ、アンタ、死なないよね、みんな知ってたの)
バルボアが言った
(ああっ、悪いなカオル、ヤツから言うのを止められてた、すまん、こんな最後を見るはめになって)
と言いながらバルボアは暗い顔をした
他の者たちも辛かった
カオルは泣きながら言う
(どうして、どうしていつもアタシだけなんだよ、アンタたち本当ズルいよ、どうしてアタシの大切な人はいなくなるんだよ)
みずきが唱えるとみずきの体が青く光輝きなから体から一筋の玉が出現した
玉はカオルに言う
(魔界女王よ、気持ちはわかる、だかな、みずきはすでに昔に命を落としているのだよ)
カオルは言う
(それ、どういう意味、みずきは生きてんじゃあない、何いってんの)
青い玉は答えた
(みずきはな、昔、事故に遭ってのその時、彼は死んでしまっていたのだ、しかし、私が彼に命を与えていた
私は事を彼に話し、それを彼は承諾してここまで来たのだ
しかしそれは決して自分のためだけではない、世界を救う力にはなるがその為だけに彼はここまで来たのではない
彼は自分のために、信念のためにここまで来たのではない来たのだ
彼の死を無駄にしないでほしい
彼は役目を終えた
立派にな)
と言った
みずきが倒れるとバルボアが走った彼を支えた
みんなみずきのそばに来た
みずきはまだ、完全に死んではいなかった
目を開けると泣いているカオルの顔を見て、右手で彼女の髪を触りながら言う
(すまない、カオル、そういうことだからさ、ごめんね、騙してて、でもさ、俺は確かにあの事故で死んだんだ、でも、俺の目的は果たせたな、後悔なんかしてない
カオル、またな)
カオルは体がブルブル震えながら泣いて言う
(何いってんの、アンタ、みんな変だよ、異常だよ、こんな世界なんかもういいよ)
カオルはみずきにキスをした
みずきは白い光の玉になって天にのぼった
みずきは絶命した