19 事件解決と魔族
私は見て、驚いていた。
ロベルさんは突然ほとんどの魔人を集めた。魔人達は当然攻撃をした。それなのに、まるで効いていない様子で居続けた。その後、たった2つの魔法で倒し切ってしまったからだ。この姿は、私たちからして見れば希望と言える姿であったが、それを恐れる人もいた。
しかし、考えてみれば、これをやったのが1等貴族の子供と分かれば問題はないし、安心しかないだろう。
被害を小さく、その後の事も考えているロベルさんはすごい。
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意外といけたな。それが倒した時に思った事だった。正直なところ倒し切れないのがほとんどだと思っていたからだ。
後は、残った数体だがまあ俺が行ったら逃げそうだからな、先生達に任せよう。
とりあえずは、違和感を感じたものだからその場へ行くか。
◇◇◇
全ての始まりはある魔族が上から暗殺の指示がきたことからだった。
「勇者を狙うことはわかりますが、なぜこいつを。」
これは普通に考えれば当然のことであった。勇者でもない奴を倒す理由は普通の魔族にとっては意味がないことだからだ。
「それはわからん。これは上からきた指示でな。君が一番適していると考えたからだよ。」
魔族にはそれぞれ何か秀でた能力がある。この魔族は変装に秀でておりなかなか見破られることはない。だからこそこの指示には適していた。
そして、上の上からの指示は断ることは出来ないだからこそ
「わかりました、受けますよ。」
そう言ったのであった。
「ちなみにあれを使ってもいいからな。」
突然のその発言には驚いた。あれとは魔人のことだ。これを使うことを許可されるということはかなり重要度の高いことであるということである。
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そして、魔人を使い、学院に潜入することを決めた。
想像していたのとは全く違く結果だが、うまく潜入できそうだ。
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あった。死体とそれと全く同じ姿をした奴がいるな。鑑定すると魔族か。厄介だな。俺だけじゃ対処もできねえし、泳がすとするか。勇者を暗殺しようとした時に返り討ちにしたいからな。
じゃあ戻るか。
◇◇◇
戦いはまだ終わりきっていないのにロベルさんはどこかへ行ってしまった。このままで大丈夫なのかと思ったが、実践と言われていたのだった。ここからは私が頑張らなくてはならない。
とりあえず、今前にいる2体の魔人を倒さなくては。
〈氷柱雨〉威力2倍 〈斬撃連〉威力2.5倍
倒せた。自分でも信じられないくらい強くなれてると実感できた。そんなことを思っている場合じゃない。
早く別の場所にいる魔人を倒さなきゃ。