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エッセイ集


「自在」の境地を目指す

小説、イラスト、その他にもクリエイティブを支える知識を求め、エッセイを書き、コメントなどを毎日書き続けている。

その先にあるのは「自在」の境地である。

自在とは、自分が考えたことを、すぐに形にして、しかも質の高い表現を維持することである。

呼吸するように文字を吐き、イラストを生み出す。

映像、音楽などあらゆるメディアを横断して自在に表現することができたらいいと思って活動を続けている。

できるだけたくさんの人に自分の作品を見てもらうためには、質が高くなくてはならない。

見てもらう方法を考えるのではなく、

見たくなる方法を考えるのだ。

自在の境地に至れば、一日に何本も小説を書くことができる




執筆するために

 執筆活動は、パソコンに向かうばかりでは上手くいかない。

 まずデスクワークのためにハイバックチェアとシンプルな作業机を用意した。椅子は姿勢に直結するため、慎重に選ぶべきだ。メッシュでムレにくく、体重移動を感知してある程度傾いてくれるものが良い。1万円しないものでも、十分過ぎるくらい良いものを見つけた。ある上場企業が作った製品は数十万円するが、レビューによるとそれより良くできているようだ。

 アームレストも必須である。冷却ジェルが入っていて、人肌のような質感の、何ともいえない心地よさを感じるものを選んだ。これは2千円だった。

 あとマッサージ機である。椅子に座って作業しながらかけられるものを選ぶ。毎日使うものだから、習慣にできるものでなくてはいけない。ふくらはぎと足裏に圧力をかけるものと、腰に温感とボールマッサージをかけるもの、目元に振動と圧力とパルスをかけるものを用意した。これは本当に毎日使っている。ほとんどないが、酷い肩こりになったときには首を挟んで電気刺激をかけるものも用意している。これは効果てきめんだ。執筆活動よりも本業の仕事のストレスで肩が凝ったときに使う。

 次に、体操は欠かせない。長時間ワープロを打っていると目が疲れる。目の疲れは周辺の筋肉のコリが原因である。ブルーライトはあまり関係がない。そして、コリは腰からくる。全身の筋肉は相関関係があり、特に大腰筋というインナーマッスルが重要である。次いで広背筋、大殿筋、大腿筋である。体幹部に近い大きな筋肉そストレッチする。

 体を捻じるもの曲げるものを、10種目、左右2分ずつ行う。1日2回やれば疲れがたまらない。同時に眼球を上下左右と斜めの8方向にストレッチする。すると眼精疲労も抑えられる。近くを長時間見ていると乱視が進むので、眼球周りのマッサージも行う。


 原稿は、同時に数種類書き進めるのが良い。同じ原稿を長く書いているとどうしても行き詰まってくる。そんなときには別の原稿を進めると思った以上に集中できるものである。また、たくさん手掛けて回らなくなってきたと思っても、新しい原稿に着手してしまった方が、行き詰まった原稿も進むことがある。

 今何を書くべきかは「どれくらい書きたいか」を基準に決める。仕事を能率的に進めるコツは、やりたいことから着手することである。これは将棋の羽生さんの言葉だ。

 


【後書き】
どんどん書いていきます。
応援よろしくお願いします。

------------------------- 第2部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
植木を切らないと大変な事に

【本文】
 庭の植木を切るとき、どれくらい切るだろうか。うちは分譲地で、近所に同じ植木が植えられている。だからもし手入れをしなかったらどうなっていたかがわかる。とくにケヤキが物凄く育ってしまい、素人には手が付けられない大きさになっていた。
 突然落ちてきた枝が頭に当たり、亡くなる人もいる。以前住んでいた家の屋根瓦が落ちて裏の家のオジサンがカンカンになって押しかけてきたことがあるが、木でも同様のことが起こりえる。
 庭木が大きくなると、公道に枝が伸び、見通しを悪くする。これが事故のもとになることも予想される。実際近所の角地の家は、植木がぼうぼうに伸びたせいで迷惑をかけているし、路地を猛スピードで走る車がいると、発見が遅れて危険を感じる。
 エンジン音がする車ならよいが、最近のエコカーやEV車は音が静かを通り越してまったくしないこともある。まるでステルス戦闘機のように目標に近づいてくる。後ろにEV車がくると、気が付いたときには至近距離にいてヒヤリとすることがある。
 植木のせいで事故に合うくらいなら自分で切らせてもらいたいと思う。民法改正によって、催告しても応じない場合は土地所有者が切れることになる。つまり、市道なら市に問合せて対処してもらえる可能性がある。
 見通しが悪いので、道路に「とび出し注意」とペイントしてもらったことがある。これについては、市の担当者と1年かけてやり取りして、感情的になる場面もあって、やっと実現した。行政は言った者勝ちである。決して退いてはいけない。
 だから庭木は近所と公道にかからない程度には切るべきだ。そして、1年くらいは切らなくて済む程度に切り詰める。だが葉っぱが少なくなると元気がなくなってしまうので、それとの兼ね合いである。
 また品種によって強い弱いがあるので、少し切っては様子を見ている。大抵垣根にする品種は生命力が強い。上に伸びられると厄介なので、背が高くて太い枝はノコギリで早めに切っている。中心にある幹を多めに切って枝を残せればベストだ。
 入居したてのころは、ツタが茂っていた。植木に絡まったツタをすべて引きはがして抜いたら、植木の量が半分くらいになって笑った。


------------------------- 第3部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
創作とは作者の手を離れることである

【本文】
 創作するときには複雑さをいつも意識している。複雑とは、ごちゃごちゃと込み入っていることではない。始まりは、ごく小さなことだが、複数の要素が相互に影響し合い、相互作用が無限に拡大していくさまである。
 始めからストーリーの流れが明確に言語化できていると、とても淡白なものができてしまう。また流行りの小説の真似をしようとして、同じような展開を考えると、表現力が至らず空中分解する。
 クリエイティブに創作することは作者自身にも感動をもたらすものだ。登場人物が思いがけずに死んでしまうと落ち込むし後悔する。また楽しいことを書くと自分も楽しくなる。これを予測してやっていたら感情の起伏は起こらない。読者はもっと白けるだろう。
 作品は、あるとき作者の手を離れて自己増殖を始める。文字が勝手に手から紡ぎ出され、ワープロの音が自分のものではないかのように甲高く響くとき、言語の宇宙を漂うような気分になっていく。
 ストーリーは予想を超え、山場が必然的に生まれ人間の本質に一瞬触れたときに作者は満足感を得る。
 複雑で無限の広がりをもつ空間を一本のストーリーが輝く道筋となってほとばしると、気が付いた時には数万字書き上げている。変換ミス、脱字は後で修正すればよい。肝心なことは創造の言語空間を漂う快感を途切れさせず、解放し散逸する未来をずっと眺めていることである。
 詩的な表現や比喩を用いるとき、言葉を文字通りちりばめて思いもかけない情感を生み出す。文字は磁石か、重力を持った天体のように道筋を引っつぱり、ゆるやかに彼方へと向けていく。
 その文字の配置と、強さ、大きさが作者と読者が通るであろう道筋を微調整していくのだ。論理的に欠陥があっても、情感という生命があればよい。
 1か月かけて推敲する人もいるし、自分もそうすることもありえるが、いつでもそれが功を奏するとは思えない。1発で書いた勢いが大事なときもあるだろうし、感情の昂りが欠かせない創作物もあるからだ。
 創作をするということは、散逸する未来と向き合うことである。どのような展開をするのかは書いてみないとわからない。また読者を獲得できるかは、もっと深い謎の彼方にある。そんなイメージをもって創作する行為と向き合うとき、倦怠という最大の障害はやってこない。


------------------------- 第4部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
何かがあのプロジェクトから変わったよね

【本文】
 三村信二は、フリーランスのデザイナーである。35歳という若さでミラノサローネに出品し、受賞を果たしてからデザイン依頼が次々に舞い込んできている。

 デザインの仕事は、ホームページのインターフェイスを考えるものが多い。クライアントが今までにやってきた仕事にまずはダメ出しをする。そして新規の顧客を開拓するため、といってターゲットを変えさせる。

 そうすることによって、デザイナーの存在感をアピールできる。もうこのやりかたは定型化していて、どこのデザイナーでもやっているし陳腐である。

 またクライアントが素人であることをいいことに、依頼以上の仕事をしてみせることも常套手段である。例えば清涼飲料の販売促進に関する依頼であれば、頼まれた商品をのパッケージと販促戦略の提案をしながら、他のフレーバーを使って味のバリエーションを考え、ネーミング、キャッチコピー、パッケージを提案する。

 そして全体をまとめるコンセプトを提案すると、いかにも凄いデザインだという雰囲気を醸し出せる。これもすべて読みの範疇で、特別凄いことをしたわけではない。クライアントは、デザイン料を余計に取られるのではないかとヒヤリとするが、タイミングを計って、

「こちらはサービスでデザインしました。まあ、私にとって趣味みたいなものだと思ってください」

 というと、クライアントがニッコリする。そしてこちらはニヤリと笑ってみせる。

 すべて台本通りで、デザイナーは大根役者を演じているだけだ。

 三村もこんなことをしているデザイナーの一人である。

 だが、あるとき難しい案件が飛び込んできた。重度の障害者が人間らしくくらすための仕組みづくりをしてほしい、というものだ。マーケティングという言葉からかけ離れた依頼で、考えるとっかかりがない。まずは、

「人間の幸せってなんだろう」

 こんな素朴な問いを考えなくてはならなくなった。

 まず大前提として、障害者には健常者と変わらない扱いを受ける権利がある。そして健常者と同じ扱いを受けることを望んでいる。

 「障害者に手を差し伸べる」ことは良いことだが、かわいそうだとか、いかにもやってあげていますという態度は厳禁である。あくまでもさりげなくスマートに助けることが大事である。

 障害者は何一つ欠けていないし、一人の人間として当たり前の日常を享受するべきだ。

 デザインもこのようなコンセプトで考えるべきだろう。

 「さりげなく助けるデザイン」は、デザインの本質である。良いデザインは、デザインされていることに気付かせないものだ。かっこいいスポーツカーも優れたデザインだが、プロなら外観からすぐにわからないところに精緻な技術を駆使するはずだ。


------------------------- 第5部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
書くことに目覚めたとき

【本文】
「いつかは自分の心に残っていることを書き留めたい」
 これはずっと思い続けてきたことである。何度か書き始めようとして、メールで書いてみたり、執筆用のパソコンを用意したりしてみたが続かなかった。
 なぜらろうか。
 書きたい欲求が足りなかったからではないだろうか。
「自分の仕事を後世に残したい」
 という気持がないではないが、それほど強くはない。
「死後価値がでる」
 こういう仕事をしても、自分は死んでいるから価値を感じる主体がない。
 芸術家だと、こういうことを言ってサマになるが、自分は凡人だ。
 負け惜しみに聞こえる。
「どうやって書けば書き続けられるか」
 これが問題である。やはり書き続けたい、と内発的な欲求がないと続かない。
 つい最近、長年温めていた構想を形にして、本一冊にまとめることができた。
 やってみると、ごく簡単なことだった。
「考え過ぎていた」
 のである。
 勢いで、不完全な文章を書き上げてしまえばよかったのである。
 推敲を3回して、最近の文章を研究して読みやすく置換え処理などを、後からすれば完成した。
 形式的なことに、こだわっていたことが分かった。
「勢いで書ききる」
 これが重要だったのだ。
 物語を考えるときには、数人の登場人物を考えて登場させる。
 それらの人物の、年齢、性別、服装、見た目の印象、性格、ライフスタイル、住居、資産、家族、生い立ち、好きな色、話し方の癖などを細かく設定する。
 すると人物がストーリーを紡ぎ出すのである。
 続かないときは、その設定が甘いからである。
 こんなことを最近学んだ。



#最近の学び

------------------------- 第6部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
書く習慣をつけるには

【本文】
「これから毎日1本何かを書こう」
 習慣とはこういうものだ。
 だが、これが何日続くだろうか。
 こういう習慣は3日坊主の元だと思う。
 良い習慣とは、緩やかに決めた習慣である。
「今度は何しようかな」
 という自分の心の声に耳を傾け、やってみたいと思ったことを優先して実行する。
 「HOW TO」を書いた記事や本がよく売れるが、それで実行できる人とできない人がいる。
 良い記事に巡り合えればためになるだろう。
 だが同じ文章を読んでもキャッチすることが人それぞれ違う。
 やたらと「義務」が増えていく場合は、自分とマッチしていないのだ。
 文章の書き方とか、小説家講座のようなものを読むと、アカデミックに文体とか原稿用紙の使い方とか、流行りの小説を分析したと思われるコツを書き連ねたものが多い。
 これらを読んで自分の糧にできる人はそれでいい。
 多分私はできない。
 元々、他人に教えてもらったことに旨味があるとは思っていない。
「自分で発見したことは、面白い」
 いつもこんなことを考えながら書くことが大事ではないだろうか。



#習慣にしていること

------------------------- 第7部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
休日は執筆を

【本文】
「不要不急の外出は控えましょう」
 こういわれ続けて1年半が過ぎた。
 ICTを勉強するには絶好の機会だったので、仕事で紙ベースにしていたものを電子化した。
 映像編集の勉強をして、CBTで資格も取った。
 今年の夏から執筆活動を始めたところ、外出を控えているせいか、思った以上に集中して書くことができた。
 休日は朝散歩をして、その後はずっとワープロを打っている。
 この機会にと、公募を調べたところ最近は投稿サイトがたくさんできていて、公募サイトの中にもかなりの数参入してきている。
 昔は封筒に原稿を詰めて送ったものだが、今は自分のIDを持っていればものの1時間で投稿できる。
 だからずっと文章を書き続けることができている。
 大作であれば自分の住所氏名などを記入してメールフォームで送ることも厭わないが、短編だと煩わしくなる。
 制作時間よりも事務仕事の時間の方が多くなるのは納得がいかない。
 それで、記事を書きながら長編を書くようになった。



#休日のすごし方

------------------------- 第8部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
インターネットは社会を変える

【本文】
「すごいぞ。これで自分が書いた文章を2000人が読むのか」 
 初めてインターネットをしたのは大学2年生のときだ。
 当時は「ネットサーフィン」がインテリ層で流行りだしていた。
 大学に通う合間に、インターネットを通じて送られてきた画像を、今のプリクラ写真のように加工するサービスをしていた。
 ものすごく最先端の仕事をしているな、と思っていた。
 雑誌に特集記事が組まれたし、そのあと爆発的にプリクラマシーンが普及した。
 そして、メールマガジンも発行した。
 自分の考えをつらつら書くだけのものだが、読者が2000人を超えた。
 オフ会も開かれた。
 まだ出会い系サイトのトラブルなどが話題になる前である。
 何でもありなインターネットの世界は、無秩序で至る所に危険もあった。
 掲示板を見ると大抵「死ね」など悪態で埋め尽くそうとする輩がいる。
「これは必ず生活のインフラになる」
 と感じていた。



#はじめてのインターネット

------------------------- 第9部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
魚は殿様に焼かせよ 投資について思うこと

【本文】
「日経平均が30,248.81か」
 リーマンショックのときに投資を始めた。始めたときは8千円台だった株価がこんなに上がるとは思わなかった。
 証券会社に行くのは抵抗があり、銀行の投資信託を買ってしまった。同じ失敗をした人は多いはずだ。
 案の定、損が出た。
 銀行で買う投資信託は、手数料を何重にもとられる。媒介する銀行と証券会社に2重にとられるのだ。しかもそれが、売るとき、買うとき、その他とられたりすれば、利益を全部相殺どころかマイナスにされる。
 しかし、当時現物資産に目を付けていて、金を買った。ユーロの現ナマも買った。こちらは手数料が安い。
 金とユーロの利益がかなり出て、投資信託の失敗を埋めて余りあるほどだった。だから銀行を許すことができた。
 最近は投資するのが当たり前になりつつある。自国の通貨だけで資産形成しようとするのは、世界中から見れば大変珍しく、とてもリスクが高い。せめて米ドル建てて預金か保険かなにか将来へ向けた資産を積み立てておくべきだ。
 投資に関心が高まったのは、銀行に普通預金をしていても、利子がほとんどつかなくなったことと、イデコ(確定拠出年金)などが普及したせいである。
 イデコでは、自分で投資する対象を決めて運用する。株でも債権でも定期預金でも、自由に選べる。こう書くと、良いことだと思うかもしれないが、投資をすると損をする人もいる。
 つまり、年金を自ら減らす結果になりかねない。
 厚生年金や適格退職年金に新規加入できた時代の人は、プロが絶対損が出ないように運用してくれたので安心だった。
 素人が投資すると、短期的利益を狙いがちで、大損することもある。東南アジアの会社の株を買って、0円になった知人もいる。
 プロは10年後に数パーセント上がる、という具合に考えて分散投資するから失敗しないのだ。
 今、投資家の間では円離れが進んでいる。異次元の質的量的緩和(お金を増し刷りして借金を返すこと)を繰り返してきた日本は、日銀当座預金が目を覆うほどの額に膨れ上がっている。
 一部ではハイパーインフレを懸念する声が上がっている。少なくとも円が弱くなってきていること、物価が今後も上がり続けることは確かだろう。
 物価が上がれば、預金額が変わらなくても相対的に預金が減る。同じ額の買い物ができなくなるのだから。
 個人的に究極の投資だと思っているものがある。それは土地と家だ。背伸びをして良い物件を手に入れた。金利が安い今、最長の35年ローンを組み、様々な特典を受けながら暮らしている。
 自分が死ぬまで払い続けるわけではない。まとまったお金が手元にできたときに繰り上げ返済してしまえばよい。
 良い物件なら価値があまり下がったりしないから、いざとなったら家と土地を売るとか、賃貸することも可能だ。
 あと仮想通貨も買った。これも人の性格が出るものである。
 大損をだす人は、我慢ができない人だ。売り買いしていじくりまわすので、取引所にたくさんお金をとられてしまう。
 上手くいく人は、何があっても「動かざること山の如し」と決め込んでいる。暴落したとき損切りをした人は、仮想通貨をこき下ろそうとする。
 だが自分は何もしなかった。コツは「何があっても5年間は手を付けない」と決めることである。たとえ資産が5分の1になっても何もしない。案の定5倍以上に跳ねあがった。
 盗難事件があっても「慌てず、騒がず、たじろがず」である。噂話や専門家の意見にも馬耳東風を決め込んだ。
 また下がるだろうが、それでも何もしない。
 「魚は殿様に焼かせよ」の要領である。

------------------------- 第10部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
サグラダファミリアにもう一度行きたい

【本文】
 2026年完成予定のサグラダファミリアにもう一度いきたい。
 新婚旅行でバルセロナへいった。
 ツアーではなく、個人旅行である。
 スペインにはいったことがなかったし、ガウディの建築とマドリッドのプラド美術館を一目見てみたいと思った。
 サグラダファミリアは、スペインを象徴するランドマークである。
 清貧のなかで理想を追うガウディの生き方も人気の秘密である。
 海外旅行をするときにはガイドブックと大使館から取り寄せた資料で歴史を調べ、現地のガイドさんに負けないほど勉強してからいく。
 バルセロナを拠点として、スペインの新幹線AVEでフィゲラスにもいった。
 そこには「チュッパチャップス」のデザインをしたことでも有名なダリ美術館がある。
 そしてマドリッドでは念願のプラド美術館にいった。
 バルセロナにはグエル公園、カサミラ、カサパトリョなどガウディの建築が観光スポットになっている。
 中でもやはりサグラダファミリアが最も印象深い。
 内部はふんだんに光線が取り入れられ、教会にわりには明るく開放的な印象があった。
 完成して、パイプオルガンが演奏される様子をこの目で見て聞きたい。

------------------------- 第11部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
火★最近は小学校の理科の実験でホットプレートを使うらしい

【本文】
火★最近は小学校の理科の実験でホットプレートを使うらしい

「そういえば、うちはオール電化だから火を使わなくなったな」
 台所に立ったとき、ふと思った。
「そうだね。子どもが火を知らずに育つのは怖いね」
「クリスマスと誕生日ケーキのろうそくに火をつけるとき使ったな」
「キャンプとかあれば見るかも知れないけど」
「俺は小さい頃からガスコンロで、即席ラーメン作って食べてたよ」
 妻と台所にいるとき、こんな話題がのぼった。
「キャンプ場でカレーでも作りに行くか」
「カレーはキャンプの定番だね」
「キャンプ場へ行けば、材料も道具も全部あるから簡単だよ」
 最近の家はオール電化が増えてきた。
 我が家もオール電化なので、コンロはIHである。熱するとき赤い電気が光だけで火は出ない。
 火事になる心配は少ないだろうが、子どもが火を使うところを見る機会が極端に少なくなってしまった。
「最近は小学校の理科の実験で、ヒーター式のホットプレートが使われてるらしいよ」
「そうなのか。ホットプレートじゃ火が出ないな。そういえば、アルコールランプは安いけど引火する事故が多いらしいね」
「アルコールランプはアルコールの残りが少なくなると、気化したエタノールに引火することがあるらしいね」
「おれが小学校のとき、爆発してアルコールランプの芯が飛んだって聞いたことがある」
「でも、危険があるからといって、経験せずに大人になるのは怖い気がする」
 火の怖さを知らないことは、危険を感じないことである。
 火傷して熱い思いをしたり、失敗をしないとわからないことがたくさんあるだろう。

------------------------- 第12部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
いつからこんなに時計だらけになったのだろう

【本文】
 時計は、時間を知らせる機能を持っている。
 置時計の場合は、部屋のインテリアとして調和することも大事だ。
 腕時計ならば、ファッションの一部になる。
 リビングの壁に掛ける時計だけは、部屋のインテリアとして考えて選んだ。
 白壁に溶け込む白地で、文字は細め。
 メタリックなアクセントで、淵がない。
 我が家には他に壁掛け時計がない。
 その代わり置時計がいたるところにある。
 また、お風呂の湯沸し器のリモコンと、インターホン、炊飯器にもついている。
 スマートフォン、タブレット、パソコンにも時計がある。
 音声認識で様々なことを教えてくれるechoにもついている。、
 インターネットに繋がった端末は数秒の誤差範囲で常に正確な時間を教えてくれる。
 電波時計も普及しているが、時々誤動作を起こしたり、電池切れのときに電波をなかなか拾えなくなったりする。
 自分は機能性重視で時計を選ぶ。
 腕時計はソーラー充電の針が太いシンプルな時計だ。
 どこかにぶつけたり、薬品がかかったりして壊れることが多いので、高級な時計はつけない。
 一度もらい物のしゃれた腕時計をしたら、銭湯で水没して動かなくなった。
 防水になていたはずなのだが、過酷な環境で使っていたせいか、パッキンが劣化してしまったのかもしれない。
 夜中に寝ぼけて時計を読み間違えることがあるので、寝室の時計を光るデジタル時計にした。
 本当はこんなに時計に囲まれて生活しなくてもいいはずだ。
 いつからこんな風に時計だらけになったのだろうか。


------------------------- 第13部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
水道水と田園風景について思うこと

【本文】
 自宅の水道は本下水の管理費用が上乗せされていて、高い。
 だから無駄にしないように使っている。
 自分が生まれ育った地域では、小さい頃至る所に湧き水があった。
 綺麗な水なので、実際に飲んだりもしていた。
 小学生のときにはまだ道路がくねくねと曲がっていて、とてものどかな風景だった。
 だが、一斉に耕地整理が始まると、東西南北に真っ直ぐのアスファルトの道路が整えられた。
 同時に湧き水はなくなり、その代わりに農業用水路が整備された。
 水田には専用のくみ上げ機やバルブが設置され、水を張るときだけ水路の水門を開けて一斉に田んぼに水を張るようになる。
 とても合理的で便利になったが、殺風景になった気がする。
 水道水は地下250メートルからくみ上げていた。
 今の自宅では川の水を使っているようである。上流では工場や家庭の排水を川に流しているため、衛生面が心配である。
 おそらく上流の地域よりも不純物が多いはずだ。
 飲み水は浄水器を通すようにしている。


------------------------- 第14部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
途切れた川の絵から思うこと

【本文】
「川の絵を描くと、途中で途切れた川を描く子が増えた」
 こんな話を聞いたことがある。
 理科の授業で、学習するはずだ。
 川の働きを、浸食、運搬、堆積に分けて。
 上流、中流、下流の流れの違いや地形とのかかわりで、社会と関連していた気がする。
 今はどう教えているのだろうか。
 自分が小中学校で教わったときよりも時間数が少ないと思う。
 あと実験など、体験的な学習が減ったと聞いた。
 中学校の技術家庭科などは、1年通してやらなくなっている。
 技術の先生のなかには、のこぎりが引けない先生もいるらしい。
 途切れた川の絵は、子どもの実体験不足を象徴していると思う。
 だが、実体験だけが人間の豊かさだろうか。
 これからの時代、もしかすると川が途中で途切れていても良くなるのかも知れない。
 自分は昭和の人間だから、危機感を感じてしまうのだろうか。
 子どもたちに実体験をしてほしいと思うが、だからといって自然に触れさせれば解決するのだろうか。
 私は身近なところにあって、毎日目に触れるところにある些細な自然を感じ取ればよいと思う。
 決して山奥とか離れ小島のような自然がたくさんあるところが良いとは思わない。
 心の豊かさとは、どこにいても発見できる観察眼と、自分なりの考えを持つことだと思っている。


------------------------- 第15部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
土地柄について思うこと

【本文】
「この家は遺跡の上に建っています」
 入居のときに営業さんにいわれた。
 遺跡から何かがでてきた場合、うちの持ち物になる。
 もちろん歴史的大発見だったら個人が所有するものではないだろうけど。
 遺跡だから、古い岩盤が残っていて、頑丈だそうである。
 地震にも強い。
 東日本大震災のとき、この辺一帯はあまり揺れなかった。
 その当時は少し離れた所に住んでいたが、被害は台所洗剤が洗っていないお皿の上に落ちて少し出てしまっていただけだった。
 棚の物もまったく落ちなかった。
 昔湿地帯だったところは、被害が酷かった。
 土地が低いところがそうだ。
 近所でも低い所には台風の洪水で大きな被害が出ている。
 うちは高台にあるので、火災保険も水害は外してある。
 またこの辺一帯には城下町跡で、道路が入り組んでいる。
 だが坂を下っていくとすぐに田園地帯に出ることができる。
 住宅地、商業地、農業地など、バランスが良い土地柄だ。
 風土という意味では、引っ越したばかりのとき、歩いている人たちが皆挨拶をしてくることに驚いた。
 人情を感じる土地である。


------------------------- 第16部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
話題が増殖する

【本文】
「記事が増える」と「記事が増殖する」の違いは何だろうか。
 辞書を引くと以下のようになっている。
 「増える」数や量が多くなる。
 「増殖」増えて多くなること。増やして多くすること。
 「増えて多くなる」に増えるの意味を入れ込むと「数や量が多くなり多くなる」になってしまう。
 「増えて多くする」に至っては「数や量が多くなり多くする」である。多くなったのか、多くしたのかわからない。
 辞書的には矛盾がありそうだ。
 ここはシンプルに考えたい。
 「増える」は単純な増加で、「増殖」は増加の量が多いことや、意図的に増やすこと、そして外部から加わる「働きかけ」がこれからも続いていき、増え続けることだ。
 「虫が増える」は例年より増えた程度で「虫が増殖する」はイナゴの大発生のような危機感を感じる。
 「植物が増殖する」をテーマに表現すると、加速度的に雑草や森林が増えていくさまになる。
 微生物ならどうか。ばい菌のような悪いものが増えるイメージになりそうだ。
 このように、増殖には無限に増えていきそうなイメージが含まれている。
 「記事が増殖する」と書くと人工知能か何かで、作者の手を離れて増え続けるニュアンスである。

------------------------- 第17部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
秋の記事

【本文】
 最近急に寒くなって、長袖が必要になった。
 一昨日は暑かったが、天気が曇ると途端に寒くなる。
 寝るときに布団一枚では寒く感じる日もあれば、布団を剥いでいる日もある。
 こういう季節の変わり目は体調を崩しやすい。
 少し喉がいがらっぽいので、イブプロフェンとトラネキサム酸が多い風邪薬を飲んだ。
 風邪薬には利尿効果があるので夜中に目が覚める回数が増えた。
 ワクチンは2回打ったのでそれほど心配をしていない。
 今度インフルエンザワクチン入りのものができるらしいが、昨年インフルエンザはまったく流行しなかった。
 感染症対策の効果である。今の取り組みをずっと続ければ、インフルエンザは根絶できそうだ。
 10月1日から衣替えになる。上着を着ると暑くなるかもしれない。
 筋トレと柔軟体操を欠かさないせいか自分は暑がりである。
 とりあえず上着をいつでも着られるように、ズボンを冬用に替えた。 

------------------------- 第18部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
秋の気配を感じる虫の声

【本文】
 8月20日頃からコオロギが鳴き始める。
 昼間は蝉が鳴き、夜は秋の虫が鳴くという塩梅だ。
 家の中にカマドウマも入ってきた。足と触角が異様に長い、不気味な虫だ。
 小学生のときには、平気で虫を触っていたが、中学生くらいから触るのが苦手になってきた。
 虫を見て嫌だとは思わないのだが、何となく触りたくない。
 小学生のとき、田園地帯に住んでいたので、バッタやイナゴ、カマキリなどが子どものおもちゃになっていた。
 捕まえるとよく、足がもげた。
 青っぽい体液が出て、宇宙人のようだと思った。
 大人でも真顔で、
「昆虫は他の生物と体の構造がまるで違う。外骨格だし複眼など動物にない器官がある。宇宙から隕石に乗ってやって来たからだ」
 という人がいる。
 論理的には正しい気がするが、地球外生命体が昆虫だったらちょっとガッカリだ。
 火星人がタコであったほうが、まだ親しみが持てる。
 そんな、違和感満載の昆虫たちの中には、他の動物よりも小さいものが多いが、声が大きく、ずっと泣き続けるものがいる。
 幼児も気分で1,2時間泣き続けることがあるが、一晩中鳴くコオロギには敵わないだろう。
 よく聞くと、コオロギの中にスズムシの声が混じっている。
 とても良い声で鳴くので虫かごに入れて数匹飼った。
 虫の声の風情が、秋がきたことを印象付けてくれる。

------------------------- 第19部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
俺が死んでも大ごとにするな

【本文】
「俺が死んでも大事(おおごと)にするな」
 といって亡くなった人がいた。
 その人の葬式は東京都内の大きなお寺で盛大に挙げられた。
 そのお寺の住職が、
「ここにこんなに人が来たことはない」
 といっていた。
 焼香に数百人の長蛇の列ができていた。
 また、娘に
「俺から『死』を学べ」
 といったそうである。
 その娘は、
「私は娘失格です」
 といった。
 末期ガンだったことに気付かなかったそうだ。
 それだけ気丈に振舞っていたのかもしれない。
 詳しいことはわからない部分もあるが、人間味溢れる、深い話だと思う。


------------------------- 第20部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
工場でできたてのパンはおいしい

【本文】
 日本人の主食はパンかごはんである。
 最近学校給食で、ナンがでるらしい。
 国際理解教育の一環で、和食、洋食、中華以外にもさまざまな趣向がこらされている。
 我が家の食卓では、ごはんが多い。
 朝は時間節約のために食パンをそのままかじっている。
 スーパーなどで売っている食パンには、バターなどがあらかじめ練り込んであるため、何もつけなくてもおいしくできている。
 もともとお菓子だったパンが、四角く焼かれて食卓に上るようになったため「食パン」という名前がついたらしい。
 小学校のときにパン工場見学にいった。
 パン工場は同じ市内にあって、小学校のときにいったきり近くを通ることもなかった。
 数年前に仕事でたまたま通りかかったとき、周囲にパンのおいしそうな匂いが立ち込めていることに気付いた。
「この地域の人は、この匂いでご飯を食べられるのではないか」
 と思った。
 しょうゆ工場がある地域では、しょうゆの匂いが数キロ先までしていた。
 こちらは口の中がしょっぱくなりそうで、いつもよだれが出てしまうのではないだろうか。
 工場でできたての食品はおいしいと聞いたことがある。
 スナック菓子の工場でできたてを食べると、小売店で食べるものとは別の味がする。
 パンも同様なのだろう。
 焼きたてパンの店で買ったパンがおいしいように。


------------------------- 第21部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
ロゼワインに満月を写して飲みほすと願いが叶う

【本文】
 9月21日(火)は中秋の名月だった。
 幼馴染の家では、ススキとお団子を飾って月見をしていた。
 自分は何もしたことがない。
 満月にまつわるもので、イオンの満月ロゼキャンペーンがある。
「満月の夜、ロゼワインを飲むと恋がかなう」
 ヨーロッパに、こんな言い伝えがある。
 これを、
「ロゼワインに満月を映して飲みほすと願いがかなう」
 ともいう。
 日本人は赤ワインと白ワインを主菜に合わせて選んで飲む。
 だがロゼワインは食事に合わせて飲む習慣がない。
 そのため、満月限定にした。
 それをヨーロッパの言い伝えと合わせてキャンペーンにした。
 すると、限定物に弱い日本人の心を捉えてヒットした。
 また、月には「ルナリアン」がいるとか、ウサギがいるとか、穢土(死後の世界)があるとか、裏側に基地があるとかいろいろ言われてきた。
 地球から最も近い天体であるため、明るく輝いて見える。
 月旅行が一般化したら行ってみたいものだ。


------------------------- 第22部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
「コイントス」コンピュータは人間を超えた人間になろうとしている

【本文】
 2019年秋、グーグル社を中心とする研究グループが、当時の世界最速のスーパーコンピュータが1万年を要する計算を、量子コンピュータが3分20秒で実行したことを発表した。
 量子コンピュータは、よくコイントスに例えられる。
 コインを投げ上げて。まだ表でも裏でもない状態を保つことが驚異的な計算速度を実現するとされている。
 普通のパソコンに計算させると、人間からすれば信じられないほど速く正確に答えを出す。
 だが天文学的な計算や、複雑な現象を再現する計算の場合には、スーパーコンピュータの出番になる。
 そんなレベルでの話だ。
 興味深いのは、正確な答えがでないことである。
 何パーセントの確率でという前置きがついて答えがでる。
 まるで人間が計算したような答えである。
 人間はヒューマンエラーを前提にして計算する。
「人間様が計算したのだから絶対に間違いはない」
 という人はいないだろう。
 だが、
「コンピュータで計算したのだから間違いはない」
 とはいえる。
 だが、量子コンピュータは前者と同じなのである。
「コンピュータは人間を超えた人間になろうとしている」
 と何かに書いたことがある。
 とてもロマンチックなフレーズに聞こえる。

------------------------- 第23部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
英語は必要だろうか

【本文】
 英語は必要だろうか。
 学校では英語が必修科目なので、ある程度は勉強した。
 外国人に何かを説明する機会がないでもないが、
「英語はできません」
 といえばすむ。
 現状ではそれほど不自由はしない。
 だが、英語のアプリで毎日四技能を練習している。
 目標は、MOOKで外国の大学の単位を取ることである。
 今の英語力では日常会話程度だ。
 海外旅行では英語がとても役にたった。
 やはり英語が一番普及しているので、どこの国でも商売をしている人は英語を話す。
 
 インターネットで英語サイトを見るときに、翻訳する機能を使えば読めるようになった。
 同時通訳で日本語を英語に直すアプリもある。
 最近は翻訳の精度が上がって来ていて、翻訳の違和感が少なくなってきた。
 通訳の仕事がなくなりそうである。
 それでも英語を勉強する。
 やはり英語を理解して、英語で話すスキルが必要だと感じる。

 プログラム言語も英語だ。
 日本語のプログラム言語もあるが、日本人からすると、情けない気分になる。
 やはり英語じゃないとプログラムを組んでいる気がしない。
 結局英語は必要なのだが、なくても生きていける時代が迫ってきている。

------------------------- 第24部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
時代のパラダイムが複雑さ、多様性だと言われている

【本文】
 時代のパラダイムが、複雑さ、多様性だといわれている。
 大衆文化とマスコミが徐々に衰退し、ライフスタイルが個別化、多様化している。
 例えばターゲティング広告があげられる。
 自分が好きなものを、検索履歴や登録しているサービスから割り出し、最適化された広告が表示されるシステムである。
 自分の趣味趣向に合わせて、先回りしてサービスが提供されることは便利だが、今まで興味がなかった情報を発見する機会が失われる。
 このようなデメリットを宿命的にもっているニッチ文化に囲まれていると、他者とのコミュニケーションが下手になるのではないかと心配になる。
 昭和の人間はテレビ番組について翌朝話すのが習慣だったが、最近は共通の話題をみんなで話すよりも、その場でYouTubeを見たりする。
 隣にいる人が、どんな生活をしているのかを知ることが、大きな驚きをもたらすことは今も昔も変わらないが、すぐ隣にいる人が 思いもよらない動画を見て笑っているという具合に個別化がさらに進んでいるのである。
 子どものとき、それほど親しくない人や、上級生の家に招待されてよく遊んだものだった。
 そんなとき、新鮮な驚きをもって家の中を見まわしたものである。
 ある人は押し入れでファミコンをしていた。
 これだけで充分に驚愕の事実である。
 ドラえもんか。


------------------------- 第25部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
音を表現するには

【本文】
 音は空気の振動である。
 音を表現することは、空気を表現することに似ている。
 音には実体がない。
 振動という現象を波で表現したりする。
 大きさ、音色などの要素があるが、それらは空気の振動の様子の違いである。
 音を感じ取るには耳で聞くわけだが、個別の音環境を作るために、イヤホンやヘッドホンを使う。
 最近は、自分の周りの空気だけを振動させて聞くこともできるようになった。
 音環境の個別化が進んでいくだろう。
 またデジタルの音源もかなり自然な音が出せるようになった。
 そして、素人レベルでも気軽に作曲できるアプリもたくさんある。
 音楽を作曲することが、プロや天才の特権的仕事ではなくなってきたのだ。
 これは小説も同様であろう。
 出版社の編集者に見出されなくても、投稿サイトで小説を簡単に公開できるようになった。
 そして好きな作品にコメントする環境も整った。
 売れる作品を熟知したプロが選ぶのではなく、たくさんの素人が選ぶのである。
 音楽も小説もパラダイムシフトが進んでいるのだ。


------------------------- 第26部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
薬は病気を治すものではない

【本文】
 薬は、病気を直すものではない。
 それぞれの薬に、目的があってそれを認識して使わなくてはいけない。
 病気の原因を取り除く場合もあるが、症状に対して効き目を発揮する場合も多い。
 この「原因を取り除く」ことと「症状を和らげる」ことはまったく違う。
 風邪薬を例に挙げると「風邪の特効薬はない」といわれている。
 風邪の原因になる微生物はさまざまである。
 それらに直接作用する薬は抗生物質と呼ばれている。
 細胞壁を破壊したり、DNA合成を阻害したりするが、作用機序に合わないウイルスに対してはまったく効果がない。
 一般に言う風邪薬は、炎症を抑えたり、たんや鼻水を抑えたり、利尿作用で尿にして排出するだけである。
 これを魔法の薬だと勘違いすると、思わぬ思い込みを生む。
 せきや、たん、鼻水がでなくなったら良く効いたと思う人がいる。
 これは、原因になるウイルスを体内に留める結果になりかねない。
 市販の薬は、症状を和らげるものが多い。
 薬も商品だから、消費者のニーズに答えなくてはならない。
 咳を止めたいと思っている人にとっては、咳が止まればニーズに合っている。
 だが場合によっては完治までの日数が伸びる。
 だから、消費者は薬の作用をきちんと認識するべきだ。
 母が大病してから病院で医療関係者と話す機会が多くなり、このような思いが強くなった。
 同じ症状でも医者によって対処の仕方たちがうし、どの治療法が最適かは患者側が選ばなくてはならない。
 

------------------------- 第27部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
運動すると心も前向きになる

【本文】
 運動をすると、心も前向きになる。
 前向きな人が運動するのかもしれない。
 これは「にわとりが先か、卵が先か」の問題になる。
 結論はない。
 とにかく、運動と前向きな気持ちはセットである。
 自分は運動が好きなタイプであるが、得意ではない。
 運動神経はあまり発達していない。
 だが走ったり、ハイキングをしたりすることは好きだ。
 トレーニングジムに10年以上通いトレーニングしていたこともある。
 でも生まれつき、なで肩であまりスポーツをしそうもないキャラである。
 昨年から不要不急の外出は控えるように言われているので、家にこもることが多くなった。
 元々出不精なほうなので、あまり苦痛ではないが、散歩は積極的にしている。
 外にはいたるところで季節の変化と社会の状況を感じ取ることができる。
 それを小説のネタにすることもある。
 自分の小説は、些細なことの観察を大事にして書いている。
 凄い作品を真似したりはしたくない。
 というよりも、凄い作品を書こうとして背伸びした時点で、自分の表現ではないと思う。
 いつも自分の内面を見つめ、外からの刺激に心を開き、自分が考えたことを前向きに捉えて表現していきたい。


------------------------- 第28部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
手は「万能の道具」と言われる

【本文】
 手首から先が手である。
「感染症予防のために手洗いをしましょう」
 という場合には前腕部まで洗う。
 また手は、手の平、手の甲、指に分けられる。
 指は5本あり、内側に曲がる。
 たまに外側まで曲がる関節が柔らかい人がいる。
 自分は関節が硬くて、決まった方向以外にはまったく曲がらない。
 手は「万能の道具」といわれることがある。
 手で何かを掴んで運んだり、調理器具を持って料理をしたり、体重を支えるために何かにつかまることもある。
 今キーボードを打っているのも手だ。
 指が各々担当するキーの範囲があって、順序正しく文字を打ち続けている。
 ときには音楽を奏でることもある。
「先手を打つ」
 というときの手は、何かのすべを指す。
「働き手」
 というときには、人の労力を指す。
 辞書を引けば他にもいろいろでてくる。
 手は日常生活で欠かせない道具なので、比喩表現に良くでてくるのであろう。


------------------------- 第29部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
目に見えない空気を可視化するときどう表現するだろうか

【本文】
 目に見えない空気を、可視化するときどう表現するだろうか。
 人間が呼吸するところを表現すれば、目に見えない空気を感じるだろう。
 泡ではどうか。空気が泡に包まれている。
 空気を吹きかけて、何かが飛んでいるところ。
 風になびく旗。
 このように、空気は見えないので、空気が起こす現象を表現すればよい。
 では、
「この人は空気が読めない」
 というときの空気はどうか。
 この場合の空気は、場の雰囲気やその場にいる人の心情を指している。
 この空気を表現するのは難しそうだ。
 物語を組立てて表現する必要がある。
 いずれにしても、空気を表現するには、それにかかわる状況やそれがもたらす現象を表現することになる。

 また空気はどこにでもあって、我々を取り巻いている。
「人を空気のように扱う」
 というと、酷いことをしているように聞こえる。
 場合によっては、いじめである。
 空気自体は表現できないので、空気を感じさせるような表現をするのである。


------------------------- 第30部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
売れるものを書くのか、書くものが売れるのか……

【本文】
「売れるものを書くのか。書くものが売れるのか」
 これにはさまざまな意見があるだろう。
 人生観といってもいい。
 自分は、超マイペースな人間なので、自分が書きたいものを書く。
 人生観と照らしても、それが正しいはずである。
 大衆受けするものを書くと「こうあるべき」という制約が増えていく。
 これが伸びやかな表現を妨げる。
 おそらく、良い文章とされるモデルがあって、その型に近いものを良しとするのであろう。
 自分にとって、売れるとは「人に名前が売れる」に近い。
 ごく少数でもいいから、心から良かったと言ってくれるものを生み出したい。
 これはロマンチックな理想である。
 昔、自分が作ったものを、わざわざ遠くから見に来て下さった方や、医療施設から少ない外出時間を割いて見に来て下さった方がいた。
 そんなことが、大事だと思う。
 最終的には売れれば良いが、それを目的にすると作品の生命が失われる気がする。
 誰かに読んでもらいたい、と思う一方で、自分が満足しなくてはならない。
 お金の問題ではない部分と、稼がなくてはいけないという現実もある。
 そのはざまで折り合いをつけるのが作家のあり方であろう。


------------------------- 第31部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
近未来を表現することは難しくなった

【本文】
 未来を考えるとき「Society 5.0」を意識する。
 内閣府によると「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムによって開かれる」と解説している。
 インターネットを、情報を得るために使うだけではなく、日常生活に深く根差した関わり方をすることである。
 さまざまな構想が具体的に示されている。
 すでにかなり普及してきている、スマートスピーカーもその一つだった。
 他にも自動運転車など近々実現する技術もある。
 SF小説を書くときに「近未来」を表現することが難しくなってきていると思う。
 技術が加速度的に進歩しているので、人間の想像力が追いつかなくなっているのではないだろうか。
 未来を描こうとするとき、中世のような雰囲気を織り交ぜるストーリーが多く見られるようになった。
 未来のイメージが描きにくくなった証拠である。
 ただ単にメカニカルだったりするだけではリアリティを感じない。
 それよりも、人間の肉体のような有機的な形に沿ったデザインとか、有機物を連想させる構造の方が未来的な感じがする。
 すでに「Society 5.0」で未来を語ることが難しくなり、人間の幸せとテクノロジーの関係を深く認識してイメージを広げていかなくてはならない。


------------------------- 第32部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
「風神仏」に化ければ感染症対策のために人が集まるのではないか

【本文】
 風は古くから信仰の対象だった。
 風神の図像の元になった、俵屋宗達の風神雷神図は、一説には左遷された菅原道真が復讐しにくるという北野天神縁起絵巻が起源である。
 風には風邪や感染症という意味がある。
 江戸時代に「風神払」という、乞食の一種とされる人たちが出没した。
 お面をかぶり、太鼓を打ち鳴らして踊り、疫病を払うためといって金をせびるのだ。
 今のご時世に「風神払」をすれば商売になるかもしれない。
 近所の商店街で「チンドン屋」がよく出没する。
 この人たちが「風神払」に化ければ、感染症対策のために人が集まるのではないだろうか。
 生まれ育った埼玉県北部では、冬に赤城颪という猛烈な風が吹いた。
 向かい風では自転車が進まず、追い風ではスピードが出すぎるのでブレーキをかけ続ける、という具合である。
 また田畑の土や石を舞いあげるので、散弾銃のように体に石を打ちつけられる。
 小学生のときは片道3kmの道のりを歩いて通ったので、赤城颪の厳しさが心に残っている。


------------------------- 第33部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
「DVD」不思議な光る円盤

【本文】
「これ、何に使うんですか」
 本に添付されている円盤を指して、高校生が質問した。
 受験予備校で英語の教材を配布したときの話である。
 たまにDVDつきの本を見かけるときがある。
 昭和生まれの人間でも、最近はDVDを煩わしく思う。
 映像はYouTubeのQRコード。
 テキストデータはダウンロードサイトのORコード。
 こちらの方が手軽に活用できる。
 DVDをなぜ煩わしいと感じるのだろうか。
 まずはその大きさである。
 厚さ0.6mm、直径12cmという大きさだ。
 これがたくさんたまってくると、専用ファイルに入れて整理する必要が出てくる。
 材質はポリカーボネート。
 屋外のファサードなどにも使われる、ごく硬いプラスチックである。
 読み込み速度は機器にもよるが、インターネット回線でダウンロードするより時間がかかる。
 DVDプレイヤーに入れると、ブーンという回転音がして読み込まれるまでしばらく待つ。
 このような作業を想像して、煩わしさを感じてしまう。
 また光沢がある読み取り面を素手で触ってはいけない。
 年月が経つとカビが生えたりする。
 プレイヤーの読み取り装置にホコリが付くと読み取れなくなるので、定期的にクリーニングする必要がある。
 以上のように、物としてのメディアよりも、インターネット上にデータを保管した方が利便性が高く、経年劣化もないと思う。


------------------------- 第34部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
唐辛子は辛い形をしている

【本文】
「唐辛子は辛い形をしている」
 畑で栽培している唐辛子を見たことがあるだろうか。
 ナスやピーマン、きゅうりなどは花が咲いたところに実をつける。
 実が大きくなるにしたがって、その重さで垂れ下がってくるものである。
 みかん、リンゴなどの果物も、垂れ下がるものが多い。
 だが、
 唐辛子は垂れ下がらない。
 草のてっぺんや、枝の付け根などに付いた実が、上を向いたままで熟していく。
 あたかも草が燃えているかのように見える。
 真っ赤な実が、緑の葉や茎と対照的で鮮やかに激しく演出される。
 また、実の塊がギザギザとしたシルエットを描き、辛さを想像させる。
 植物がその形体から味を感じさせている。


------------------------- 第35部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
太陽が作る陰と影

【本文】
「太陽の日光が植物の葉に当たり、光合成して酸素が作られる」
 学校でこのように習う。
 太陽の光がなければ、酸素が造り出せなくなり生物が生きられなくなるわけだ。
 また、野菜、果物、米、小麦などを育てるためにも不可欠である。
 これらを収穫して、食べることで生命が維持されている。
 ごく当たり前のことだが、太陽の光を意識すると日常の風景が違う見え方をする。
 外に出るを身の周りの物に光が当たっていて、反対側が陰になっている。
 カゲにはもう一種類ある。
 地面や他の物体に落とす影である。
 陰影という言葉があるが、「陰」と「影」は別の意味があるのだ。
「人影が見える」
 これは人の姿が見えると言う意味である。
 つまり「影」には姿という意味合いが強い。


------------------------- 第36部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
英才教育は何歳から始めるものだろうか

【本文】
 英才教育とは、どれくらいから始めるものだろうか。
 2際だと、まだほとんど集中できない。
 頑張ってもせいぜい5分程度である。
 3歳から習い事をした、という話をよく聞く。
 英語教材では、0歳からというものもある。
 英語の歌を聞かせたり、映像を見せたりするのである。
 小学校でも英語が必修になったし、幼稚園では数や色など簡単な英単語を教えている。
 「英才教育」というと、将来天才が育つような教育を指すのであろう。
 この場合には、少々背伸びをして教え込む感じがする。
 子供が通っているピアノ教室や空手道場では、2,3歳の子をじっとさせるだけで精いっぱいという感じに見えた。
 だが、親が教育熱心な家の子は、4,5歳でもかなりできる子に育てている。
 うちは習い事を早くからさせているし、英語にも生まれた時から触れさせているが、伸び伸びと育っていて、英才教育という言葉とはほど遠い。


------------------------- 第37部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
コミュニケーションセミナーで思ったこと

【本文】
 コミュニケーションセミナーで、こんな子をとしている。

「隣の人とペアを組んでください」

 偶然隣に座った人と研修するように仕組む。

 もちろん無作為。

 このほうがうまくいくのである。

「まずは、1分間自己紹介をしてください。ただし、聞き手は一切相槌を打たないでください」

 そして1分。

 立場交代で1分。

「次に、また自己紹介をしてください。趣味の話などで話を広げても結構です。今度は相槌を打ってください」

 そして1分。

 交代して1分。

「はい。終了です」

 会場にどよめきが起こる。

「もっと話をしたい」

 という気持ちでいっぱいになるし、聞き手はもっと聞きたい、と思うのだ。

 「もっと~したい」という気持ちを持っているうちに中断することも大事なポイントである。

 相手に続きを想像させる。

 仕掛けは至って単純だが、効果的なセミナーだった。

------------------------- 第38部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
ニッチ文化と広告

【本文】
 マスメディアを利用して広告を打つ場合、新聞、テレビCМ、屋外の看板、電車の中づりなどに予算を割り振って制作していた時代があった。
 現在ではWEBの媒体が成熟しつつあるので、従来のマスメディアという考え方は通用しなくなってきている。
 むしろ少数の熱狂的なファンが集うニッチ文化がターゲットになる。
 商品と企業イメージに合致した媒体を選ばなくてはならないし、広告効果を正確に予測して予算配分をすることが重要である。
 クリエイティブディレクターなどがやっていたそのような仕事を、AIがビッグデータを参照して行うようになっている。
 人間の勘と経験よりも、コンピュータによる客観的な裏付けがあった方が、クライアントの信頼を得やすい。
 そして、クライアントの広告を「見たくない人」に送らないこともイメージアップの効果があるだろう。
 自分用にカスタマイズされた広告だけを表示するシステムが一般的になって来たので、大衆向けに「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」というやりかたは少々乱暴かも知れない。


------------------------- 第39部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
久しぶりに全速力で100メートルを走る

【本文】
 久しぶりに全速力で100mを走る。
 これだけで大腿四頭筋の真ん中あたりが痛くなった。
 運動不足な人は真似しない方がいい。
 アキレス腱を切った人、転んで骨折した人もいた。
 走る前に柔軟体操を充分にやって、体をほぐしてもやはり若い頃のようにはいかない。
 途中で足のリズムがおかしくなって、少し失速気味だった。
 走り終わってから、
「軽く練習しておけばよかった」
 と思った。
 自分の全力がどれくらいなのかわかっていなかった。
 どこまで力を入れていいのか迷いながら足を回転させていたので、途中でリズムがわからなくなって2度踏みしてしまった。
 柔軟体操と筋力トレーニングとバランストレーニングをしているので、同年代の人の中では体が動くし前屈も開脚もできる。
 だが、走るとどうしても無理がくる。
 走るフィジカルは、走ることでしか養われないことを忘れていた。


------------------------- 第40部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
3か月書き続けてわかったこと

【本文】
 記事を読むことも大事だということに気づきました。

 今までガムシャラに自分の書きたいことを書いてきましたが、他人が書いた記事の中にたくさん創作のヒントがあり、学ぶべきことがあることにやっと気づいたと思います。

 そして自分も、創作が好きなんだ、と気づきました。

 フォロワーはいつの間にか増えてきます。

 自分はある日いつもの10倍以上増え始めました。

 なぜ増えたのかわかりません。

 なぜこの記事が!?と思うような記事がバズってます。

------------------------- 第41部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
初心者の自分にもカツオなどが釣れた

【本文】
 海なし県に住んでいるので、海に行くときは遊びに行くか通りかかるくらいしかない。
 子どもの頃旅行で行ったり、仕事で通りかかったりするとつい眺めてしまう。
 海水浴をして遊んだことは数えるほどしかない。
 行っても波が高くて遊泳禁止だったり、お盆過ぎでクラゲが出るからやめたりした。
 海釣りに2度行ったことがある。
 自分は釣りの経験があまりないが、知人にアウトドアの達人がいて釣りも凄い腕前だった。
 ある漁船のホームページのトップに、大物を釣った写真が載っていた。
 伊豆沖へ漁船でるために、朝は夜明け前に乗り込み始めは酔ってしまった。
 少し荒れ気味だったことと、舳先に乗ってしまったので上下に大きく揺さぶられ、ちょうど「高い高い」を小一時間続けられたようなものである。
 数十分うずくまっていると治った。
 ルアー釣りだったので、投げる練習を1時間ほど事前にしてからいった。
 360度水平線が見える風景は、気持も大きくする。
 ところどころに魚の群れが見えて、カモメが狙っている。
 船長さんが魚が集まるポイントに止めてくれて、一斉にルアーと投げ込む。
 すると初心者の自分にもカツオなどが釣れた。
 とても清々しい気分になったことを覚えている。


------------------------- 第42部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
DXとはデジタル化をキーワードにして企業全体をリデザインする取り組みである

【本文】
 DXについて、とても分かりやすく論じていた記事です。

 職場でDXを推進しようとしていますが、問題の本質に向き合おうとせず、ここをパソコンで自動化したらちょっとだけ効率化できる。

 という程度のことをして、

「やらない方がましだった」

 といっているのが実態です。

 業務の効率化をしようとしていないのですし、旧来のワークフローに入れ込んだのですから、慣れていなくて効率が落ちるのは当然でした。

このような事例はどこにでもあると思います。



------------------------- 第43部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
無邪気な気持ちと感動

【本文】
 小説を書いていて、登場人物が無邪気な気持をふと見せると、感動することがある。
 ビジネスや戦いなど、他者との競争や騙し合いを描いた裏側に心情が生まれて、表にでてくるときにそのような場面が描かれる。
 感動とは共感が生むものである。
 何らかの理想や安心感に自分の経験や思い出などを重ねるのだと思う。
 その場面は狙ってできあがるものではない。
 作者は、
「どうもうまくいかないな」
 と思いながら、丸一日くらい考えて筋が見えるものらしい。
 物語の良し悪しはそんな感動の場面をどう設定できるかにかかっている。
 個人的には、
「人それぞれに感じ取って欲しい」
 と思っていては、うまくいかないと思う。
 人間の偽りのない気持が垣間見える、という場面を流れの中に見いだすのは偶然でもある。
 あまり無邪気過ぎても面白くない。
 社会生活を送るために、我慢していることや、取り繕っていることがちょっとズレていく感じである。


------------------------- 第44部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
大人は幼児にも劣るときがある。残念ながら。

【本文】
「きゃあぁ。ひやあぁ」
 幼児はよく遊ぶ。
 一日中、奇声を発しながら、支離滅裂な言葉が口からあふれだしている。
「あのね。そのね。あのね」
 言葉がなかなかでて来なくて、前置きが長い。
 そして、言いたいことは大したことがない。
 ブロックを組み立てたり、絵を描いたり、中高生よりもよほどクリエイティブな遊びをしている。
 ときどき、
「家族ごっこしよ」
 というのでドキリとする。
 思春期に「家族ごっこ」と口にしたら、家庭生活が茶番だといっていることになる。
 これはどうやら「ままごと遊び」のことらしい。
 子どもたちはYouTubeが大好きで、ロシアの幼児向け動画をよく見ている。
 同じ番組を飽きもせず何十回でも見る。
 地上波と違って、気に入らなければストップして違う動画を見ることができる。
 そして、面白い場面だけを何度も戻しては見ている。
 感染症対策で、自宅に籠っていたと気に、タブレットを買い与えた。
 すると、3歳になったばかりの子でも、教えなくてもどんどん試行錯誤して使えるようになってしまった。
 大人も見習うべきだ。
 マニュアルを読んで理解しようとする大人が多いが、
 実際に操作してみると大したことはやっていない。
 大人は幼児にも劣るときがある。残念ながら。


------------------------- 第45部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
自分でコントロールできることを増やすって大事ですよね

【本文】
「この記事、凄いバズってる!」

 いつものように4時起きで記事を見ていた……

「エッ! 中身硬いやん」

 驚きの連続。

 データをもとに客観的にビジネス誌をみるような感じで読んだ。

 自分は硬い文章が好きなので、サクサク頭に入ってくるが……

「誰かが、語りかけるような砕けた口語調がnoteではうけがいい」

 といってたはずだぞ!

 金返せ!(金払ってません)

 なんでやねん。

 自分にとっては衝撃だった。

 馬を水場に連れていくくだりは、武道の稽古で良く言った言葉だ。

 素振りや、地味な基本稽古を気が遠くなるほど繰り返さないと上達しないから、そういうのである。

 日本人は押忍の精神で単純作業を繰り返すのを美徳と考えている。

 実際、武道においては日本人が工夫した技が世界中で認められてきた。

 グレイシー柔術、空手、剣道、柔道など枚挙にいとまがない。

 だが、このような精神性を職場でも感じる。

「仕事に生活の全てを捧げる」

 こんな人、身近にいますよね。

 だったらエッセイ
やったらええやん。

自分が言いたいこと書いたらいいやん。

 自分はこんな風に思いました。

------------------------- 第46部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
猫派ですか?犬派ですか?

【本文】
 猫は犬と対比して、自由にふるまうことの象徴になることがある。
 猫は人になつくが、犬は家になつく。
 猫は気まぐれで、犬はいつも従順である。
 猫は飼いならすのが難しいとされている。
 猫は死ぬとき遠くへ行って死ぬ。
 猫は化けて出る。
 他にもいろいろあるが、猫派か犬派かで人間の性格がでるとされている。
 初対面の人に自己紹介をする場面で「私は猫(犬)派です」というネタを使うときがある。
 人前で喋るのが苦手で、固まってしまった人に対して、
「猫派ですか? 犬派ですか? 」
 と投げかけると、大抵答えてくれる。
 そして場が和む。
 猫と犬の対比は、社会生活をどのように捉えているかを象徴しているのである。
 ちなみに私は犬派である。
 犬しか飼ったことがないし、自分も犬的な人間である。

------------------------- 第47部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
鉄道中心の都市計画は制度疲労が甚だしい

【本文】
 電車について、小説を一本書いた。
 利便性を感じるよりも、朝夕のラッシュの凄まじさをまず考える。
 駅まで移動して、電車に乗るまでに長い階段を上り下りする。
 駅近の物件が高騰し、デパートやスーパーも自然と駅近が繁盛する。
 大都市は駅を中心に発展してきたといってもいい。
 だが、自動運転車という、とんでもないものが実用化されようとしている。
 もしこれが市場に現れたら、瞬く間に社会のインフラになるであろう。
 なぜなら、サラリーマンが周りを気にせず安全に居眠りしながら通勤できるのだ。
 スリに遭うことも、朝帰りの酔っ払いに絡まれることも、痴漢に遭うことも、
 機嫌が悪い人に怒鳴られることも、人の圧力で骨折することも、
 感染症の心配をする必要もないのである。
 メリットを挙げればきりがない。
 数百万円投資する価値は充分にある。
 こんな夢のような話があるだろうか。
 可能性として、自動運転車は安全だから車体を小型化できるはずだ。
 そうなれば、道路をもっと有効に活用して交通渋滞も減らせる。
 
 時代に合わないインフラは、心の病気を増やし、経済成長の障害になっていると思う。
 メンタル不調になった人は、電車に乗れなくなるケースが少なくない。
 裏を返せば、そのような人たちは電車に乗らない生活ができれば、メンタル不調にならないのではないだろうか。
 少なくとも、鉄道中心の都市計画は制度疲労がはなはだしい。


------------------------- 第48部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
周囲を喜ばせること

【本文】
 今朝であった記事を紹介します。

 30年後の自分、喜ばせる、という言葉にハッとさせられました。

 自分の小説の中で、30年後の生活と対比して書いた作品があります。

 10代から20代にかけての少年が将来の理想を掲げるが、挫折と絶望のなかでもがき苦しむようなストーリーです。

 主人公は、30年後など想像もできない、と何度も言いますが、結果的には理想通りになります。

「未来は自分が思い描いた通りになる。良くも悪くも」

 といいます。

 理想を掲げればそれに近づき、自信を持てなければその通りの未来がやってくるものだと自分は思います。

 朝一番に読むのに相応しいコラムでした。



------------------------- 第49部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
糧を捨て海に沈む

【本文】
 海なし県では、船といえば沼や池のボートくらいである。
 昔は川に渡し舟があったらしい。
 近所の川では、昔小さな船で荷物を運んでいたらしい。
「糧を棄て船を沈む」
 という言葉がある。
 史記と太平記で用いられている言葉だ。
 兵糧を捨てて、生きて帰らない覚悟で戦うことである。
「乗る船が沈む」
 というと、大きな会社が倒産して、あたかも豪華客船が乗員乗客を巻き込んで沈む様子をイメージする。
 自分も勤めていた会社が潰れた経験があるが、まさに乗っていた船もろとも皆海の藻屑になった。
 そのような緊急事態に遭遇したとき、人間の本質がでるものである。
 普段仕事を頑張っていた人が、何のために頑張るのかを問われる。
 他人の目をいつも意識していた人は、意識するものが突然消える。
 いい話ではないので、どうなったかは想像にお任せしよう。
 ところで、海で船が沈没するときにはどうしたらいいのだろう。
 調べてみると、損傷した部分、船の重心によって対処の仕方が違うそうである。
 船には浸水がある程度進むと自動的に外へ水を汲み出すシステムがある。
 だから、乗員は船が損傷したことをいち早く知ることができるはずである。
 いざというときには、素人判断せず落ち着いて避難することが大事だ浪である。


------------------------- 第50部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
ロングテールについて

【本文】
 どんな商品にも寿命がある。
 始めはヒットした商品であっても、次々と新商品が市場に投入され、やがて消えていく。
 縦軸を需要(販売数)、横軸を経過時間にしたグラフを作成すると、右肩下がりになるが、なかなか0にはならない。
 またほとんど売れないニッチ商品の総計が、ヒット商品を上回るという推計が出て話題になった。
 これが巨大通販サイトとして成功したAmazonの企業理念でもあった。
 ホームセンターのジョイフル本田もロングテールの考え方を実践している。
 大きな倉庫にほとんど売れない商品をたくさん揃えて、ニーズがあったときにすぐ蔵出しできる体制を作っておくのである。
 書籍の場合はデジタル化してアーカイブされた本を、ニーズがあったときに1品制作して販売すれば、ニッチな需要に対応できるし拾い書棚や図書館の蔵書庫はいらななくなる。
 そして、このロングテールのニッチ商品が、いつまでも消えてなくならないことに寄て別の効果が表れている。
 昔流行った商品が、ヒット商品として生まれ変わって消費者に見いだされるようになったのである。
 リバイバルが増えたことも、この効果によると言われている。


------------------------- 第51部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
【完結】宇宙神エマ

【本文】
応援してくださった皆さん、ありがとうございます。

やっと完結しました。

細かい部分は、書きながら勉強していました。

とにかく書き始めてみよう、と思って書き始め、迷走しかけたことも何度かありましたが一応納得しました。

他の作品も早く完成させます。

結末は初めからイメージがありました。

エマは、宇宙の原理そのものだというイメージを持っています。

登場人物の心境の変化を、ラストに収斂していく感じでストーリーを考えました。

しばらくたったら続編を書くかもしれません。

------------------------- 第52部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
生活習慣病で死ぬ人が本当に増えたと思う

【本文】
 現代人は野菜不足といわれている。
 子どもも、野菜を残しがちだ。
 自分は野菜をたくさんとっている。
 中年を過ぎたら気をつけないと本当に死ぬかもしれないからだ。
 先日も知人が死んだ。
 運動習慣があっても、コレステロールがなかなか下がらない。
 人間ドックでコレステロールがいつも引っかかる。
 今年は食生活に気を付けたので大丈夫だった。
 生野菜が苦手な人は野菜ジュースを飲めばいい。
 自分は野菜ジュースに青汁を混ぜて「ハイパー野菜ジュース」を作って飲む。
 松の樹皮の抽出物もサプリとして飲んでいる。
 あとは間食を控えることである。
 むやみに食事の量を減らすと、反動が怖いので、無理はしない。
 後は柔軟体操と腹筋運動で内臓脂肪を燃やす。


------------------------- 第53部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
若者が3年で仕事を辞めるわけ

【本文】
 企業の寿命が縮まりつつある。

 生涯のうちに何度か転職をすることが当たり前になったと言われている。

 労働人口の中からそろそろいなくなる団塊の世代は、終身雇用をイメージしているが、若者にはそれが描けない現実がある。

 また非正規雇用がとても多くなったことも、若者が仕事を辞める原因だと言われている。

一言でいえば

「我慢をしても、将来良い思いができない」

 ことがハッキリしているのだ。

 だから職場でトラブルが起きたり、人間関係に悩んだりすると辞めるのである。

 これは「根性がないから」ではない。

 転職が一般化したからである。

 ちなみに自分は、新卒で働いていた職場が数年で消えてなくなった。

20代の話だ。

 待遇が良くて、あまり不満はなかった。

 アルバイトを30種類くらいやった。

 これは苦労ではない。

 社会がこうなったのだと思っている。

------------------------- 第54部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
あの人は理系だから……

【本文】
「あの人は○○大学の△△学部出身だから……」
 こんなことを良く耳にする。
 日本人は出身大学にこだわりが強い。
 人となりを表現するために、出身大学と学部は確固たる指針になると思い込んでいる。
 でも考えてみれば、卒業して数十年経ったとしても、出身大学と学部にこだわっている人は、大学を卒業してから何も得ていないことになる。
 大学で学んだことをずっと活かし続けるのは悪くないが、大学で学んでいない分野にはまったく興味を示さず、勉強しなかったのだろうか。
「あの人は理系(文系)だから……」
 これも同様である。
 理系の学部を卒業した人はみな、科学的に物事を考えて、論理的に処理するのだろうか。
 そんなことはないはずだ。
 統計学的には、理系の人と文系の人の行動特性が見られるだろう。
 だが、ステレオタイプと化したイメージで、何でもかんでも考えていたら個人が無視されるような気がする。
 自分は文系卒だが、薬学、危険物、コンピュータ関係の資格を取った。
 もともと理系の考え方が得意なのに文系に進んだと思っている。
 だがそれが強みになった。


------------------------- 第55部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
選択肢があると脳が喜ぶ

【本文】
 選択肢がある、ということがサービスであり、脳に快感を感じさせる。

 半面、毎日のルーティーンワークのように選択肢を排除したい場合もある。

 この狭間に日常があって、選択肢を瞬間的に選びながら生活している。

 面白い視点だと思った。
 ビジネスでは、選択肢を作ると手間が増える。
 だが顧客視点では、自分で選んだ、という気持ちが大事になる。
 失敗しても、いくらか自分に非があったと自覚するだろう。
 この意識が、ビジネスを健全化し、社会に良い影響を与えるはずだ。



------------------------- 第56部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
「妬み」の構造

【本文】
 「挑戦者」を引きずり降ろそうとする「妬み」は、身近な所で起こる。
 所属する集団内では、新しいことをする人は波風を立てるので嫌われることがある。
 その人の地元では評価が低くて、離れれば離れるほど評価が上がるという構造になっていくのである。
 これは妬みという、集団を維持するための機能が働くからである。
 挑戦する人は、失敗を繰り返すが最終的には成功する。
 そして「成功者」は望外な報酬を得たり、名声を得たりする。
 そのような人は集団のリスクである。
 経済では、収入が増えることもリスクと呼ぶ。
 つまり予想外のことはすべてリスクなのである。
 経済と同じように、小規模な社会は機能する。
 そして挑戦者は足を引っ張られ、達成感は半減させられる。
 だが、挑戦者はそんなことではめげない。
 挑戦すること自体が目的化し、周囲の目を無視し始める。
 世界は広いのだから、認めてくれる人を探せばよい。


------------------------- 第57部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
年賀状(一昨年のつぶやき)

【本文】
「来年は丑年だから、牛の写真を撮ろう」
 昔は10月になると、写真入り年賀状を頼んだものだ。
 早期割引で30%引きになるからだ。
 そして、去年来た年賀状の数を数えて、必要枚数を予測する。
 もっと昔は、はがきサイズの版画を作ったこともある。
 彫刻刀で「賀正」と干支などと彫るのである。
 市販のスタンプやシールを使ったこともある。
 はがきサイズの中に、エネルギーを込めて作ることが恒例行事であった。
 しかし、最近は年賀状が極端に減った。
 職場でも「個人情報を守る」という名目で、年中行事も一緒に抹殺された。
 多くの人がパソコンのデータベースを印刷して、宛名を一気に作る。
 そしてボールペンで一言書きもしないと、
「もう年賀状はやめましょう。お互いのために」
 と暗に言っている。
 ここまでの話は親しい間柄や、普段顔を合わせる機会がある人とのやり取りが多い。
 もう一つ別の問題がある。
 フォーマルな付き合いで送る年賀状である。
 例えば取引先企業や、顧客への挨拶である。
 これは、やめると影響が大きいので、なかなかやめられない。
 だが受け取った側は、
「今年も送ってくれた。ありがたい」
 とは、決して思わない。
 だからと言って、メールやSNSでは、年賀状よりも読まれないだろう。
 減っていくことは否定できない事実である。


------------------------- 第58部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
若者は、明日死ぬかのように生きよ。 老人は、永遠に生きるかのように学べ。

【本文】
「明日死ぬかのように生きよ。
 永遠に生きるかのように学べ」ガンジー
 先日10代の若い人たちとコラボしたイベントをファシリテートした。
 60代の社会的地位のある人たちに、取り組みを発表したところ、
「10代の人たちの作品とは思えません。
 こんなに物を作れるとは思いませんでした。
 自分はもうそんな歳ではありませんが、
 何か作ってみよう、という気持にさせられました」
 参加した10代にも刺激になっただろうし、
 60代にも刺激になった。
 このイベントを通じて、
 長い人生の一瞬を共有した。
 街でバッタリと会ってもこのような相互作用は起こらない。
 出会いとは、素晴らしいものだといつも思う。
 ガンジーの言葉を借りて、こういいたい。
「若者は、明日死ぬかのように生きよ。
 老人は、永遠に生きるかのように学べ」

------------------------- 第59部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
苺と批判主義

【本文】
「苺は、草になる。
 草になる果実は、野菜である。
 ゆえに苺は野菜である」
 こんな話を聞いた。
 三段論法だとこのようになってしまう。
 苺は果物であることは疑いようがないが、
 なぜこんなことになってしまうのだろうか。
 このような例外はどこにでもあるものだ。
「一つの論には、必ず反論がある」
 哲学者のカント派の批判主義の精神である。
 人間の認識能力の限界を吟味する態度で、
 すべての事象を検討する。
 野菜と果物を分類しようとするとき、
 定義を必要とする。
 だが、明確な定義を論理的に決めると、
 必ず例外が出てくる。
 苺がどちらに分類できるのかを、
 植物の形体的特徴から決めるからこうなるのである。
 スーパーの店先に並んだ苺が、オレンジやリンゴと一緒に並べられることは、
 ごく自然である。
 一般的に味に酸味と甘味がある食べ物はデザートになることが多い。
 苺はこちらの部類である。
 ところで日本は法治国家であるが、
 論理的な定義を明確に規定した刑法によって、
 刑事訴訟が行われる。
 すると誤審が多くなる。
 過ちが起こると、さらに論理を細分化していく。
 こうして素人には手が出せなくなった。

------------------------- 第60部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
アリとキリギリス

【本文】
 子どものころ、アリを観察するのが好きだった。
 地面を見ると、いつでも小さなアリを見つけることができた。
 ときどき、大きな葉っぱなど自分の体の何倍もあるものをせっせと運ぶ。
 子どもはいじわるで、その荷物を取り上げてしまったり、水をかけたりする。
 アリを手の平に乗せてみると、全速力で腕を登ってくる。
 いつもアリは一生懸命働いているイメージである。
 絵本や童話でアリがでてくると、働き者で善のキャラクターになる。
 有名な「アリとキリギリス」のお話は、最近のバージョンだとアリとキリギリスをあまり批判しないようだ。
 昔はキリギリスが冬にエサをアリに分けてもらおうとすると、拒否されて飢え死にする話だった。
 それが分けてあげてみんなハッピーになっていた。
 アリのようなキャラクターは、日本人の国民性からすると理想的なキャラのような気がする。
 しかし、キリギリスのような芸術家肌のキャラも許すようになった。


------------------------- 第61部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
現代人は個性を煽られている

【本文】
 アイデンティティとは、個性と言い換えられる。
 個人、民族、組織、集団、国など、さまざまなレベルで使われる。
 アイデンティティというと、皆で話し合って決めたり、昔の歴史を紐解いて軌道修正したりできるような気がする。
 だが、個性というと個人のパーソナリティであり、簡単に修正できない気がする。
 現代社会の問題として、個人が集団の中に埋没しやすい構造があげられる。
 学校であれば、クラス、委員会、部活、友達の集団などさまざまな集団に属し、場面によってその集団のアイデンティティに支配される。
 一度集団に所属すると、皆と違う方向を向くことが難しくなる。
 思い切って逆らってみると、反発を受けて集団からはじき出される心配がある。
 もしそれが仕事上の部署やプロジェクトチームだったら周りに合わせないと足を引っ張ることになりかねない。
 このような社会で生きていると、個性を発揮することが重要な意味を持つ。
 自分を押し殺して生活していると、ストレスがたまるので、趣味や家庭生活、遊びなどで自分の個性を確認する必要がでてくるのである。
 ここでいう個性は誰にでもあるものであり、自分の力で修正できないものでなくてはならない。
 他人と違うところがあればよい、という程度では自分という確固たる存在を確かめられないからだ。
 だから現代人は「個性を煽られている」と表現されている。
 本当に個性が大事だろうか。
 自分は、個性を空気のようなものでなくてはならないと思う。

------------------------- 第62部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
無から有は生まれない

【本文】
 無には3つの意味がある。

1 何もないこと。存在しないこと。「―から有を生ずる」⇔有。
2 哲学の用語。
㋐存在の否定・欠如。特定の存在がないこと。また、存在そのものがないこと。
㋑一切の有無の対立を超え、それらの存立の基盤となる絶対的な無。
3 禅宗で、経験・知識を得る以前の純粋な意識。「―の境地」
「出典:デジタル大辞泉」

 無に似た概念の「0:ゼロ」は、「記号としてのゼロ」と「数としてのゼロ」に分けられる。

「記号としてのゼロ」の起源は、紀元前数世紀のバビロニアである。
 プトレマイオス朝(紀元前306年~紀元前30年)のエジプトでも使用されていた。
 記号としてのゼロは、その位が無いことを表す記号である。
 だから、無の概念とは異なる。
 「数としてのゼロ」は7世紀(紀元628年)に、数学者・天文学者であるブラーマグプタが、その天文に関する著書「Brahmasphuta Siddhanta」(宇宙の始まり)において、「0(ゼロ)と他の整数との加減乗除」について論じたことが起源とされている。
「出典:ニッセイ基礎研究所HPより一部抜粋」

 無の概念は、高度な哲学になるので引用をした。
 わかりやすく言うと、数字で表現するときに、対象が無いことを表現するときの「ゼロ:無」。
 もう一つは、無を考える主体さえも無い、絶対的な「ゼロ:無」。

 一般的に「無」というと、後者を指すことが多いと思う。
 アイデアを出すときには「無から有は生まれない」と考える。
 必ずアイデアの種になる言葉やイメージが無くてはならない。
 何も条件設定がない場合は、自分で制約をつける。
 制約があることによって自由な発想が可能になる。
 絶対的な無は思考を停止させる。
 だが、アイデアに詰まると絶対的な無にハマってしまうことがある。
 目がうつろになり、いつまでたっても生まれてこない。
 これを避けるためには「無」をきちんと理解しておく必要がある。
 アイデア出しが苦手な人はここを意識すると良いと思う。
 仕事をするときには、短時間で複数の案件をこなすことが多い。
 だから「無」への対処法を考えておかなくてはならない。
 そんなときに「無」にハマったら仕事にならなくなってしまうからだ。


------------------------- 第63部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
エマのつぶやき 「宇宙神エマ」より

【本文】
 みなさん、小説を読んでいただいてありがとうございます。

 読んでいない方は、興味を持っていただけると嬉しいです。

 人間は自然の摂理を「神」と呼んで、理解を超えた振る舞いをコントロールしようとしました。

 神はこの世に存在しないことになっていたはずが、実は宇宙の果てに神の惑星があったのです。

 宇宙からやって来た私は、中山直也と奇跡のような出逢いをしました。

 朝目覚めたら、自分を押しのけて知らない人が寝ていたのですからね。

 普通は事件で処理するでしょう。

 中山家の人はみんな器が大きくて、私をすぐに受け入れてくれました。

 感謝感激雨あられです。

 そして物語は意外な方向に流れていき、ナオヤを翻弄します。

 作者も相当翻弄されたみたいです。

 キャラが予想以上に濃かったと言ってます。

 小説を書き終えて、筆をおいてからも、わだかまりがずっと胸に重くのしかかり、憂鬱のあまり続編を書き始めました。

 題名になっている私が出てこないまま書き始めることになり、これからどうなるのか。

 そして作者の歴代の作品の中で3位の読者数に達してしまい、軽い気持ちでは書けないぞ、と思ったそうです。

 深刻に考えてしまうあたり、ナオヤと作者は共通点が多いのかもしれないね。

 では、また物語で会いましょう……

------------------------- 第64部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
鐘・ハンドベルについて

【本文】
 日本の鐘は、巨大な釣鐘を丸太で突くと「ゴーン」と鳴る。
 近くのお寺で、午後3時に鳴らしているのが聞こえてくる。
 口径が狭くて籠るため、余韻を楽しむことができる。

 ヨーロッパの鐘は、内部の舌(ゼツ)という部材が鐘に当たって音が出る。
 「ゴンゴンゴンゴン」と連続して何度も音が出る物が多い。
 口径が広くて、高い音が出る。
 余韻はあまりないものが多い。

 最近は大晦日に除夜の鐘を聞くくらいしか機会がない地域が多いだろう。
 ヨーロッパ式の鐘の音は、観光地くらいでしか聞いたことがない。

 ハンドベルも広義の鐘である。
 クリスマスソングなどを、演奏することが多いようだ。
 自分はクリスチャンではないが、近くの教会へ行って本格的な演奏を聞くとクリスマスムードがとても盛り上がるものだ。
 ハンドベルは、簡単な曲なら割と手軽に演奏できるので、何度か演奏に加わったことがある。
 またやってみようと思う。

------------------------- 第65部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
鶏口取るも牛後となるなかれ

【本文】
 日本の鐘は、巨大な釣鐘を丸太で突くと「ゴーン」と鳴る。
 近くのお寺で、午後3時に鳴らしているのが聞こえてくる。
 口径が狭くて籠るため、余韻を楽しむことができる。

 ヨーロッパの鐘は、内部の舌(ゼツ)という部材が鐘に当たって音が出る。
 「ゴンゴンゴンゴン」と連続して何度も音が出る物が多い。
 口径が広くて、高い音が出る。
 余韻はあまりないものが多い。

 最近は大晦日に除夜の鐘を聞くくらいしか機会がない地域が多いだろう。
 ヨーロッパ式の鐘の音は、観光地くらいでしか聞いたことがない。

 ハンドベルも広義の鐘である。
 クリスマスソングなどを、演奏することが多いようだ。
 自分はクリスチャンではないが、近くの教会へ行って本格的な演奏を聞くとクリスマスムードがとても盛り上がるものだ。
 ハンドベルは、簡単な曲なら割と手軽に演奏できるので、何度か演奏に加わったことがある。
 またやってみようと思う。

------------------------- 第66部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
小説家になってみよう

【本文】
 小説家とは、小説を書くことを職業とする人、または職業としていなくても専門家として認められている者である。
 小説を書くことを職業とするためには、売れなくてはならない。
 読み手が認めてお金を払うことで成り立つ。
 この定義はハードルが高い。
 職業とするには、生計が立てられる程度まで稼げなくてはいけないだろう。
 ある程度認知されて、一定数のファンがいなくては成り立たない。
 後者はどうか。
 職業としていなくても専門家として認められていればよい。
 つまり、大学の文学部を出ている程度でも定義に当てはまりそうだ。
 こうなると、世の中にはかなりの数の小説家がいることになるだろう。
 自分はまだ職業にするほどの稼ぎはないが、専門家としては認められていると思う。
 1200字程度のエッセイや論文ならすぐに書けるし、文庫本10冊分くらいは書いた。
 こう書くだけで専門家として認められそうだ。
 ただし、大学はまったく違う学部を卒業した。

 noteをはじめとして、自分の小説を発表する環境が整っているので、小説を発表することが容易になった。
 だから、作家と読者の距離が近くなり、認めてもらうことも容易になっている。
 出版社を介さなくても簡単に本をだせる。
 中には無料で紙媒体にできるサイトもある。
 こんな状況だからこそ、質が高いものが求められると思う。
 質を求めることが、モチベーションを高めることにもなる。


------------------------- 第67部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
何が人の心を打つのか

【本文】
 デジタルをアナログと対比して論じると、「0と1」の問題になる。
 アナログには0でも1でもない中間がある。
 方やデジタルには中間がない。
 コンピュータや電子機器は「全か無かの法則」と呼ばれるスイッチのオンとオフですべての情報を処理している。
 だからある程度は正しい。
 「ある程度は」とつけたのは、処理が高度になると「0と1」の問題ではなくなるからだ。
 コンピュータがバッハなど有名な作曲家の作品を、作ることができる。
 その出来栄えは、専門家が聞いてもコンピュータが作曲したとわからないほどである。
 ちなみにディープラーニングによるバッハの曲を作曲した件では、バッハのメロディを入力するとそれに似たメロディを生成するというものである。
 そして、実際にバッハの作品か、ディープラーニングバッハの作品かを見分けるテストも作成された。
 このような事例から考えると、コンピュータがデジタルの概念を超えた処理をし始めていることがイメージできる。
 コンピュータが小説を書くことも難しいことではない。
 そして、売れる小説の傾向を分析して、大量生産することも可能だろう。
 そういったニーズもあるかも知れない。
 だが、人の心を打つのは文章という文字の羅列ではなく、その背後に見え隠れする作者の人間性である。
 例えば、自動車が人間より速く走っても、感動しない。
 人間が努力して速く走れるようになったこと、人間の可能性に挑戦することが心を打つものだからだ。


------------------------- 第68部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
ドイツに行ってみたいと随分前から思っている

【本文】
 ドイツに行ってみたいと、随分前から思っている。

 乗り継ぎでフランクフルトには何度か立ち寄った。

 トイレが異常に大きくて、食べ物がおいしい。

 もちろん人間もサイズが大きい。

 ドイツの古城に泊まるのも良いかもしれない。

 ガイドブックは一通り読んだ。

 自分は、海外旅行に行くときガイドブックを隅々まで読んで観光スポットと注意点を調べ、歴史を調べ、現地の言葉を学んでからいく。

 中でも語学はとても大事だと思っている。

 言葉にはその土地の風土と歴史がにじみ出ている。

 散歩をしながら、その国の背景にある思想を感じ取ることが旅行の醍醐味である。

 もし行くことがあったら、電車でぶらり旅をしてみたい。

------------------------- 第69部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
初めての海外旅行はフランスへ個人旅行の一人旅だった

【本文】
 初めて海外旅行に行った先は、フランスのパリだった。

 初めてなのに個人旅行で、一人旅をした。

 語学はかなり怪しい。

 「出口」を「sortir」ということは調べて行った。

 多分これが命綱になる。

 初めてだったので、日本語が通じないという状況を甘く見ていた。

 何もかもがフランス語で書かれていた。

 物を買うときには、指差しで買った。

 スーパーに行くと、買い物かごの形、商品の配置が目についた。

 トマトが木で売っていることにも驚いた。

 こんな調子だったので、いつも全力で頭をフル回転して問題解決の連続である。

 そして、予定していた日程をすべてこなし帰国できた。

 現地ツアーに少し参加してみたが、はぐれた。

 自分は集団行動が苦手だ。

------------------------- 第70部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
SFを無計画に書く

【本文】
 SFの作品に取りかかった。

 いつものように、無計画に始める。

 SFは、細部の描写が大事だと知っている。

 しかし、ほとんど考えずに文章を進めていく。

 ミステリーを書いているときには、途中で行き詰った。

 展開が単調になってしまい、クライマックスが来なくなったからである。

 SFでも同じ現象が起きるのかとおもいきや、

 案外平気だった。

 何より、書くのが楽しくなってきた。

 こうして「宇宙神エマ」のストーリーが進んで行っている。

------------------------- 第71部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
区長をやるとわかること

【本文】
 区長を実際にやったことがある。

 しかも若いときに。

 地域社会と関わると、自分の見識の甘さ、見る世界の狭さを感じた。

 自分と同じ地域に住む近所の人たちが、こんなにも魅力的だったのか、と驚かされた。

 日本中に知られている「凄い人」は、案外身近にたくさんいた。

 自分が物事を知らないだけであって、世の中はいつでも魅力的だ。

 そして人間は大抵、問題解決能力が極端に低い。

 電話一本かければ誰でも解決できる問題を、何年も先送りにしている。

 そんな問題を、片っ端から解決して見せて、妬みややっかみを持つ人の目を覚ますことが、上に立つ者の最大の仕事である。

 詳しくは「夏祭り納涼大会実行委員長の事件簿」を読んでみてください。

------------------------- 第72部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
クリエイティブになる方法

【本文】
 小説家になるためには、クリエイティブにならなくてはいけない。

 ミステリーのネタで、弟子のアイデアを師匠が盗作して殺される場面を何度かみた。

 芸術家の間でも、巨匠が大学生のアイデアスケッチを盗用した事例は枚挙にいとまがない。

 現在ではアイデアを守るために、著作権と産業財産権を守る法律が整備されている。

 そのなかでも小説家は著作権法が大事になる。

 これについては他の機会に述べるとして、アイデアの盗用がなぜ起きるのだろうか。

 その理由は3つある。

 1つもは、アイデアを出すことがそもそも難しいことである。

 2つめは、成功した人ほど社会からの期待が大きくなり、それに応えようとすると、優れたアイデアが必要になることである。

 3つめは、年齢を重ねるほど、知識が豊富になり自分の中でアイデアにダメ出しをしがちになっていくことである。

 ちなみに、3つめの理由を「年齢を重ねると頭が固くなってアイデアがでなくなる」といいたくなるかもしれないが、それは違う。

 年齢を重ねても、アイデアの質と量は変わらない。

 むしろ経験を重ねることでアイデアの引き出しは増える。

 だが、期待値が高くなるためにアイデアを出すことが高度なテクニックだと思い込むようになってしまうのである。

 小説家になるためのトレーニングとして実践していることは、目についたものについて文章化する習慣をつけることである。

 その文章をブログに毎日書き続けることでクリエイティブな考え方ができるようになる。

 また、論理的に物事を組み立てる訓練にもなる。

 そして情緒的に詩のような作品を書けば感性も磨かれるであろう。

 ポイントは「例え納得がいかなくてもアップする」ことである。

 まず自分には、完全な判断力がないことを認識して、自分が判断を下す主体ではないと肝に銘じなくてはいけない。

 結論は自分ではなくて、世間がだすのである。

------------------------- 第73部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
著作権を守るには

【本文】
「この作品は著作権法で保護されています」

「著作権は主催者に帰属します」

 これらの記述はほとんど意味がない。

 著作権に関する訴訟の判例を調べればわかる。

 問題点は、何が保護されているのかを記述していないことだ。

 著作権には、わざわざ記述しなくても守られる「著作者人格権」と、具体的に記述して管理しなくてはならない「著作財産権」に分けられる。

 何を保護しようとしているのか、主催者に帰属させようとしているのは

どんな権利なのかを記述しなくては、「世の中には法律があります」といっているのと同じことである。

 キャラクターデザインの訴訟は件数が多くて、泥沼化する。

 少なくとも保護する絵柄の範囲を具体的に記し、公開する期間と地域を明記しなくては機能しない。

------------------------- 第74部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
公園で遊ぶ子どもたち

【本文】
 最近、公園で遊ぶ子どもが増えた。

 不要不急の外出を控えているため、公園で遊ばせにくる家庭が増えたのかもしれない。

 ある公園では、小学校高学年とみられる子供たちが元気に駆け回っていた。

 そのため幼児が遊んでいると、危険を感じることもある。

 小学校高学年の子どもは走るスピードが速くて、声が大きい。

 幼児も危険を感じていて、遊具にあまり近寄らなくなっている感じがする。

 滑り台を大きな子どもが滑っていると、たしかに危険を感じることがある。

 だが、公園は公共の場だから、皆で使うべきだ。

 新たなルールが必要なのかもしれない。


------------------------- 第75部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
一番こだわるところは「文字数」である

【本文】
 こういうと、がっかりするかも知れないが。

 文章を書くときに、一番こだわるところは「文字数」である。

 構想を練るときには、展開をどうしようか、結末はどうなるだろうか、途中で壁にぶつかって止まってしまわないかなどと考える。

 しかし、いざ描き始めたら、一番気になることは文字数以外の何物でもない。

 書いては文字数を確認し、また書いては確認する。

 絵を描くときに、画面の端を意識するのと同じである。

 良い作品でも、画面をはみ出したら肝心なところが描けなくなる。

 小説には適切な量がある。

 本にするなら、際限なくかけそうに思えるが、人に感動を与えるには適切なタイミングで山場がきて、適切に終わらなくてはならないと思っている。

 このタイミングは、文字数が支配している。

 また1文の文字数もリズムを作るうえで重要である。

 そして、ひらがなの分量もリズムや読む人の呼吸と密接な関係がある。

 自分の文章は、場所によって同じ言葉がひらがなであったり漢字であったりしているが、これはリズムを考えてのことだ。

 読み手は言葉を頭の中で音にして読むだけではなく、目で見た印象を読んでいるのである。

 文章の組み方が、アナログの本であればかなり自由に組める。

 書体はもちろんのこと、文章を上下にずらしたり、斜めにしたり、急に横組みや反転した文字を入れ込んだりもできる。

 詩や散文や音楽業界の雑誌ではかなり顕著である。

 ここまでくるとかなり感覚的な組版になってしまうが、やはり文章は見た目の文字数を重視して書くべきである。

------------------------- 第76部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
忙しい人ほど良く働く。良く働く人に仕事が集まる。

【本文】
 こんなことを思う。

 忙しい人は、時間を無駄にせずに仕事にすぐ取りかかる。

 そして限界を知っているから優先順位が高いことから片付ける。

 やらなくてもいいことに時間をかけない。

 人間は追い詰められた方が、合理的に物事を処理できる。

 合理的思考をすると、仕事の本質を考えるようになる。

 成功する人は、目的を明確にしてそれを実現するためにすべてを集中する。

 成功と失敗の分かれ目は、目的を明確化しているかである。

 「成功」を定義していない人は成功しない。

 こんな単純なことが、できていない人が多いと思う。

 成功を考えるときに、成功した人の良いことばかりを盛った話を聞いて「自分にないもの」ばかりを考えると成功が遠のいていく。

 自分が納得していれば成功なのだから、成功した人は機嫌がよくなる。

 何となくうまくいかない、といつも思っている人は顔と態度にでる。

 どちらに声をかけやすいかは明瞭だ。

------------------------- 第77部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
失敗は成功のもと★小説家になる、という志を立てた人はたくさん失敗するし、失敗するべきである

【本文】
 志が高い人ほど失敗をする。

 職場でデジタル化を進めようとするとき、何が職場環境に求められるだろうか。

 RPAとか、IoTなど関連する言葉が多数でてきている。

 正解は「トライ、アンド、エラー」である。

 失敗を受け入れられる環境が必要なのである。

 どんな集団の中にも、イノベーティブな考えを持った人材が一定数いるものである。

 その人が失敗したときに「やってはいけないことリスト」を作り始めるようであれば、仕事のデジタル化と効率化は諦めるべきだ。

 そのような会社に将来性はない。

 今までにないことを始めれば、目標から大きく外れて予想外の失敗が起こる。

 論理的にはごく自然な結果である。

 新しいことをしても失敗しないとすれば、因果律に欠陥がある。

 小説家になる、という志を立てた人はたくさん失敗するし、失敗するべきである。


------------------------- 第78部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
多作であること

【本文】
 多作であることを自分は重視している。

 初めからそう思っていたわけではなくて、ある程度社会的成功を収めたと思ったときに、振り返ると多作だった。

 そして成功者は苦労を語らない。

 だから成功者の結果を真似しようとする人がでてくる。

 それまでの過程を度外視して自分も成功できる、というビジョンを持ってしまう。

 難しいパズルを解くときに、解けるまでは試行錯誤の連続である。

 途中で投げだしたくなる。

 だが、いったん溶けてしまうとパズルの本質が見えて、簡単なものに思えてくる。

 パズルの本質を知った人は成功者である。

 そこにたどり着くまでの無数の失敗作はどこかに行ってしまう。


------------------------- 第79部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
持続すること

【本文】
 一つのことを持続することは、とても難しい。

 忙しい人ほどルーティーンワークをたくさん持っている。

 やるべきことを定型化して、考える前にこなしてしまう。

 ある日「よし。今日からこれを続けよう」と決意表明すると、できるわけではない。

 ポイントは、自分がやりたいかどうかだと思う。

 必要があっても、やりたくないことには取り組めない。

 内発的動機がなくては習慣化しない。

 これは、始めてからついてくる場合もある。

 ここには論理的に矛盾がある。

 心という気まぐれなものをコントロールして持続するためには、自分の内面を深く認識して向き合わなくてはならない。

 体調がイマイチな日とか、忙しときにポッカリと隙間が空いたような時間に妥協せずにやること。

 そして、できない日があっても自分を責めないことだ。

------------------------- 第80部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
自己紹介

【本文】
 遅ればせながら、自己紹介します。

 4か月前に、長編小説を書き始めました。
 そのときは、気分がノッてきて、10万字超えを10日で書き上げることができました。
 小説には自分の体験と、見聞きしてきた記憶がにじみ出るもので、正直なところ書きながら自分で感動して涙も出ました。

 それから続けて4本書き、すべて文学賞に応募しました。
 小説の公募をインターネットで調べていると、投稿サイトでの募集の方が遥かに多いことに気づきました。

 投稿サイトに参加したきっかけは、応募したい企画があったからです。
 始めは投稿しても、まったく反響がなく、読んだ形跡もほとんどありませんでした。
 しばらくは、記事を上げ続けていましたが、あるとき急にバズった記事が出てきました。
 その記事は今でも閲覧者数1位です。
「なんでこれが? 」
 と思うような記事です。
 その後他の記事でも、
「なんでこれが? 」
 と思うものがバズり続け、
 謎のインフレが始まりました。
「自分には判断力がない」
 ということを改めて思い知りました。
 創作をして、数日から1か月ほど置いてから推敲することもある、と言うクリエイターさんも多いですし、自分もそれを半分信じてやったこともありますが、全く自分の琴線に触れない落書きのような文章がバズるので、自分の認識能力を疑うしかありません。
 イラストを描いている方のブログに「時間をかけて描いた作品よりも勢いで書いた落書きのような作品の方がウケがいい」とありました。文章もこういう所があるのかもしれません。
 ここが面白い所で、
「小説というものを理解した」
 と思った時に、真理が自分の手からこぼれていくのだと思います。
 自己言及性という言葉がありますが、理解したと思った時には、新たなフェーズが現れるのです。
 このような自分の作品に対する認知のズレがあるから続くのだと思います。
 小説は、究極には気軽に書けて、気軽に共感できたら良い作品だと思っています。

職 業:作戦参謀
特 技:とても壮大な妄想
野 望:自室に引きこもること
必殺技:居合書き10連コンボ100連
住 所:太陽系第3惑星
好きな物:奇抜なマグカップ
嫌いな物:自分の作品のコピー
好きな言葉:閑座
嫌いな言葉:「自分的にはぁ」
好きな動物:犬
苦手な動物:人間
最近気になること:執筆するとき独り言が増えたこと



執筆活動を振り返って


記事を書き始めて4か月。noteに参加して3か月が過ぎました。
そして今年もあと1か月ほどになりました。非公開を含めて記事の件数が200を超え、小説は10本を超えたので、当初の目標は達成しました。
非公開で、歌手の方とコラボ企画も実現しました。

次は1年間連続投稿へ向けて書き続けます。

それと、来年度応募するための文学賞も進めていきます。

------------------------- 第81部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
「寅さん鉛筆を売る」に学ぶ

【前書き】
ドミノの動画を見ると、失敗した!
かなり視聴されてるのに
ドミノは倒すまでが勝負だった、、、

【本文】
 鉛筆を削るときに、手回しの鉛筆削りを使っている。

 最近はシャープペンシルを使うことが多いので、鉛筆自体珍しいのだがたまに鉛筆をイベントなどでもらうことがあって、それを使うことがある。

 山田洋次監督の映画「男はつらいよ」の主人公「寅さん」が鉛筆を売る場面がある。

 広告業界の研修で今でも使われることがあるという動画で、You Tubeで「寅さん鉛筆を売る」で検索すると見られる。


 そこには広告の極意が描かれているということだ。

 これを、ここでは表現の極意と読み替えたい。

 甥っ子は鉛筆の特徴を宣伝するだけなので失敗する。

 寅さんは、鉛筆からにじみ出てくる思い出話を情感豊かに語って見せる。

 その場にいる人たちは、寅さんの話から自分の思い出を語りだし、イメージを共有する。

 こうして鉛筆の営業成功となるわけだ。

 鉛筆はすでにあまり使われていないし、商品自体に魅力があるとは言えない。

 だがその背景には、人の心を打つストーリーが眠っているのである。

 それを見出して表現することができれば、鉛筆が魅力的なものに変化するのである。

 小説家も、あらゆるものに魅力を見いだせる観察力を身につけるべきだと思う。


【後書き】
「寅さん鉛筆を売る」を今日上げました
寅さんがするみたいな、情緒的な広告がもっと増えたら、不快感が減ると思います
ビジネスライクな定型化したセールスは、広告のイメージを損ないます

------------------------- 第82部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
4か月執筆して分かったこと

【本文】
 執筆活動が5か月目に入った。
 目標は1年間続けることなので、3分の1が経過した。
 たくさんの人に読んでもらいたい、という思いは変わらないが、1周回って元に戻った。
「記事を上げること」
 がやりたいことであって、記事こそが大事なのだと思うようになる。
 何事もやってみてから考える主義なので、現時点の自分が可能なことの中で、考えられることは一通りやってみたと思う。
 やはり記事の量と質が大事だし、そう考えると書くことの意味が感じられる。
「もっと見てもらいたい、読んで知ってもらいたい」
 と思うなら記事をたくさん書くことが一番の近道だと思う。


------------------------- 第83部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
出版倒産に遭った話

【本文】
かなり前の話だが、論文などを載せた自分の本を出版することになった。

その出版社は何人かクリエイターに声をかけて、共著で1冊の本を出す計画を立てていた。

調べてみたところ実績もあるし、そこに自分の原稿が載ることで、自分の活動をアピールできると思った。

原稿を送り、後は出版を待つだけになり、ワクワクして待っていたら……

裁判所からハガキがきた。

当該出版社の代表者が破産したので、債権者集会を開くという案内だった。

日時は平日の昼間である。

破産債権者がもらえる取り分は、良くて債権額の1割程度であろう。

仕事の年次休暇を取ること、交通費を天秤にかけると、行ってもメリットがなさそうである。

内心

「この野郎」

と呟いて、ハガキをゴミ箱に投げ入れた。

------------------------- 第84部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
蛍光灯がLEDに取って代わると生活が変化する

【前書き】
朝早く起きると、外が真っ暗です
日の入りは12月6日
日の出は1月5日
がピークのようです

【本文】
 蛍光灯は、LEDに変わりつつある。

 高輝度LEDがでてきたため、蛍光灯よりはるかに明るくて、消費電力が少なくなった。

 蛍光灯には、電球色、昼白色、昼光色の3種類がある。

 そのためLEDもそれに準じた色が設定されている。

 だがそこで思うのだが、LEDは蛍光灯の色を再現するように作られているので、技術的な制約があるはずである。

 もともとLEDは蛍光灯よりも色を再現する演色性が高くて、ずっと優れた光源なのである。

 家電量販店で時々見かけた、測色用の高価な電球はLED証明がでてきてから姿を消した。

 このように優れた技術が、そのパフォーマンスを最大限に発揮していないことは多い。

 既存の技術と置き換えるという発想しかないと、技術の進歩を遅らせることになりかねない。

 LED証明は、自在に色温度を変えられるので、部屋の証明を時間帯によって自動で変化させるシステムもでてきている。

 使って体験したことはないが、ショールームで見た限りでは、規則正しい健康的な生活が自然にできそうに思えた。

 部屋の証明を変えると気分がガラリと変わるので、夜10時になると寝られそうだ。

 近未来のSFを手掛けたときに、すごい技術を考えるのではなくて、ちょっとした変化が人間に与える影響を表現するように心がけた。

 時代の変化は加速度的に早くなってきているので、今ないものを考えてもすぐに似たようなものが出てくる気がしてしまう。

 新規性よりも、ちょっとした変化が雪だるま式に生活を変えていく様子を描きたい。


------------------------- 第85部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
クリエイティブな仕事の流れ

【前書き】
朝早く起きると、外が真っ暗です
日の入りは12月6日
日の出は1月5日
がピークのようです

【本文】
 クリエイティブな仕事をしたり、アイデアを出そうと必死に考えたりすると思った以上に疲れていることがある。

 脳がクリエイティブなことを考えるときと、論理的に処理すつときでは状態が変化しているようである。

 クリエイティブモードのときに、簡単な足し算を間違えることがある。

 暗算アプリで練習しているのだが、そんなとき虚しさを感じる。

 右脳と左脳の違いと言われることもあるが、きれいに棲み分けができているのなら、同時に使えるはずである。

 だがどうも、片方が優位に立つともう一方は働かなくなる。

 小説を書くときにはクリエイティブモードになっているため、ずっと続けるとフィジカルも疲れている。

 だが、労働の心地よい疲れである。

 単純作業であったり、極端に暇な仕事をすると、質の悪い疲労を感じる。


------------------------- 第86部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
三国志

【本文】
 三国志(吉川英治著)の全巻セットを電子版で読んでいる。
 言わずと知れた、中国を舞台にした壮大な歴史物語である。
 とても長くて、読み終わるまでにかなりの時間がかかった。
 中学生の時に持っていた、文学全集のセットに入っていた、原典に近い「三国志演義」を読んだこともある。
 こちらは結構難解な部分があった。
 また当時、ファミコンの全盛期で、光栄のゲームソフト「三国志」を買って友達同士で遊んだことを思いだす。
 学校で学習する社会科の中でも、世界史の中国史と、日本史の魏志倭人伝など、関連した項目もあるし、中国というとても広い大陸の文化を感じ取ることができるため、ただの遊びではなく「教養」という意味合いもある。
 三国志の魅力は、何といっても個性的な豪傑と、奇抜な戦略を次々に繰り出す軍師など、英雄の活躍である。
 「歴史好きはみんな読む」というキャッチコピー通り、志を立ててそれを実現するストーリーは魂を揺さぶる。
 劉備玄徳というムシロ売りが、関羽雲長、張飛翼徳と出逢い、桃園の契りを交わす場面はあまりにも有名である。
 また諸葛孔明は歴史上重要な著作も残しているし、劉備が配下に加えるために尽くした「三顧の礼」は故事成語になっている。
 エピソードは枚挙にいとまがないほどで、このような濃厚な物語が詰まった作品は、何回読んでも飽きさせない。
 題名になった魏・呉・蜀の三国は、諸葛孔明の天下三分の計により、絶妙なバランスを保っている。
 魏の曹操・呉の孫権・蜀の劉備はそれぞれに生い立ちが違い、キャラが3分割されたように互いの個性を対比して、魅力を際立たせている。
 曹操は文武両道で、すべてにおいて高い能力を示すが、四字熟語にもなった「乱世(の)姦雄」といわれ、名声を得て中国全土を己の力をたのみに支配しようとする。
 孫権は名家の出であり、優秀な水軍を備え、華南を支配するが、決断力に欠けるところがあった。
 劉備は「徳の劉備」と呼ばれ、仁義に厚く、頑固親父のように一徹で、民や武将の信頼を得て、優秀な人材を次々に集めていくので、曹操が手練手管で引き抜きをしようとしたほどだった。
 中国はとても広いため、中国史を理解するには国土の広さを理解することが不可欠である。


------------------------- 第87部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
自分流にカスタマイズすることと表現は通じている

【前書き】
朝焼けの色は、緑がかっていて透き通った新鮮な空気を感じさせます
今日はどんな一日になるでしょうか

【本文】
 自分流にカスタマイズする、ということと何かを表現することは通じている。

 例えばセミナーの会場で席についたとする。

 机と椅子は、誰もが同じものを使用する。

 だが体格によって椅子の引き方が違う。

 そして机の上に筆記用具やスマホ、必要な資料が置かれる。

 利き手によって置き方が反対になる場合がある。

 また、抱え込むようにして大事そうに資料を引き寄せる人、遠くにうっちゃる人、開きもしない人もいる。

 その置き方はセミナーに対する意欲というよりは、自分流のカスタマイズであり、表現に近いものだ。

 人間はこのようにして、佇まいだけで個性的な表現をしている。

 文章を書くときにも、このような「自分流にカスタマイズ」が自然に行われるものである。

 世間一般に受け入れられようとしすぎると、表現が不自然になってしまう気がする。


【後書き】
今週は祝日があったのでエッセイと小説執筆が進みました。
今年一番の成果は、創作の面白さを思いだしたことでした。
来年の目標も、そろそろ考えなくてはいけませんね。
ちょっと詩も書いてみたいと思ってます。


------------------------- 第88部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
小間切れ時間で執筆する

【前書き】
久しぶりに電車乗りました。
駅には人が密集していて、みんな急いで歩いています。
どうも、せかせか歩くのは好きではありません。
好きではないけど、駅を歩くと急いでしまうんですよね。

【本文】
 隙間を埋めるように、小間切れの時間を使っていつも執筆している。

 フルタイムの仕事をしているので、まとまった時間はなかなか取れない。

 休日に雨が降っていれば4,5時間取れるが、晴れていたら家族と散歩をしなくてはならないため、中断せざるとえない。

「書き始めたら、ストーリーが途切れないように続けて書きたい」

 と始めは思っていた。

 なにかクリエイティブな仕事をしている人は、集中できる時間を確保しないとできないという人が多い。

 だが自分は昔からそのようなこだわりがすぐに消えてしまう。

 昔から通学は片道2、3かけていたり、していたせいか電車に揺られて何かをするとか、ふとできた時間に何かをすること適応できる気がする。

 創造的に何かをするときには、過酷な環境の方が適しているのかも知れない。

 先日、ほとんど連絡を取っていなかった友人から連絡がきた。

 やり取りの中で、長い間時間が空いたので、お互いに頭の中に描くことが昔の記憶ばかりで、今の自分についてはあまり語らなかった。

 このようなことがあると、自分のやっていることの本質を考えるようになるものらしい。

 執筆を始めてから「身近なところにある出来事」を大事にして書いてきた。

 だが急にそこに疑問が投げかけられた感じだ。

 人間は何を求めて創作に触れるのだろうか。

 「人それぞれ」ではないはずだ。

 自分の場合は、隙間時間の使い方が創作を深く考えるきっかけになっている気がする。

 もし執筆に専念できる環境を手に入れたら、趣味に走ってまた隙間時間を利用し書く気がする。


------------------------- 第89部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
おもちゃ貸し出しサービス

【前書き】
雑誌が電子化して、ポスターも電子化が進み、
印刷業界はとても大変な状況に追い込まれています。
デジタルサイネージは、色の再現性は劣るものの、画像を切り替えたり、動画を用いることができるので、加速度的に普及しています。

【本文】
 おもちゃで遊ぶことが、子どもにとってとても重要なことである。

 それは、病弱で入院中の子どもでも変わらない。

 生まれつき、看護が必要な小学生に、おもちゃを貸し出すサービスがある。

 病院のベッドの上で、木のおもちゃで遊んでいるところを見たことがあるが、遊びを楽しむ子どもの顔は、どこでも同じで生き生きしている。

 最近は幼児でもタブレットを与えて、知育アプリやゲーム性が高いアプリで遊ぶことが増えてきている。

 だが依然として積み木やブロックのようなおもちゃ、素朴な人形も人気がある。

 キャラもののように洗練されたデザインではないおもちゃほど、想像力をかきたてる。

 色や、形のニュアンスで対象を表現して、想像力の豊かさに驚かされることも少なくない。


【後書き】
トレーニングで【腕立て伏せ】を始める人は、段階的にやると効果的です
まずは立ったまま壁に手をついて負荷なしでやります
あとは少しずつ気長に、負荷がかかる姿勢にしていくのです
歯を食いしばって気合でやると、小さな筋肉が弱いままになり、怪我しやすいので注意してください

------------------------- 第90部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
書くべきことは何か

【本文】
 書くべきことは何か。

 起承転結があって、盛り上がりがある作品がよいとある文学賞のコメントに書いてあった。

 学校で教わった、作文の書き方には普遍性があるようだ。

 しかし、それだけではプロではないだろう。

 自分は「普段気づかなかったことを発見することが感動を呼ぶ」と思う。

 小説を分類しているブログなどを見ると「身近な発見系」になるようだ。

 身近にあって面白いものを見出して、作品として固定することが表現だと思っている

 まずは観察をして、魅力的な対象を見出すことから始まる。

 見出したものを見せるための文章の組み立てを考えて、どうすれば読者が追体験できるかを追求していくのである。

 そして、自分が感動したことを読者が同じように感じてもらうためにテクニックがある。

 若い頃は、表現内容とテクニックは別のものだと思いこんでいた。

 だからテクニックにばかりこだわることは悪いことだという暗黙の了解があった。

 しかしそれは不可分のものだとわかってきた。


------------------------- 第91部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
小説をAI先生に分析していただきました【宇宙神エマ ~UCHUJINEMA~ 編】

【本文】
「【小説】宇宙神エマ ~UCHUJINEMA~」をAIで分析した結果、このような感じです。

やさしい先生でした。

ありがたき幸せに存じます……



↓このようになりました

ファンタジーだけでなく、様々なジャンルの要素が散りばめられているようですね。
なかなかバランスが取れた作品ですね。
全体の印象からすると、恋愛の要素も多くみられますので、より意識してみても良いかもしれません。
文章としては、読みやすさをしっかりと重視して書かれていると感じました。
漢字にする部分・ひらがなにする部分のバランスを見直してみるともっとよくなるかもしれませんね。

まるで異世界に旅立ったような気分で楽しませていただきました!
ぜひ別のブレインでも分析してみてくださいね!
今後も引き続き魅力にあふれた作品を楽しみにしております!

↑励まし系です。

次回もお楽しみに!



------------------------- 第92部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
英単語学習アプリHAMARU【買ってよかったもの】

【本文】
 このアプリは、感覚的な「気持よさ」に注目しているところが、優れた点です。
 タップしたときに、とても気持ちいい効果音とエフェクトがかかり、自分が魔法を使っているような気分になります。
 人間の脳科学的な特性に基づいていて、学習効果が高いアプリです。
 実用性よりも、この操作したときの「爽快感」が、長続きさせるときにとても大事なことなのです。
 また、やってみてわかったことがありました。
 英単語は、覚えればそれで終わりではないことです。
 今まで、英単語と日本語を対比して、効率よく訳すことばかり考えていました。
 このアプリが求めることは、スピードです。
 この要素を、今まで一度も考えたことがありませんでした。
 覚えていても、瞬時に訳せなければ4技能テストに対応できないのです。
 このアプリは落ちモノゲームなので、反射神経で訳す力が養われます。
 知っている単語でも、閃きで反応できるようになるまで繰り返すべきだったのです。
 目から鱗が落ちました。
 毎日やってます。

------------------------- 第93部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
秋の初め、雨が降ると蒸し暑くなる

【本文】
 秋の初めは雨が降ると蒸し暑くなる。

 残暑が昨年も厳しかった。

 屋内で仕事をデスクワークをしていると、たまった湿気に悩まされる。

 日本は温帯湿潤気候なので、湿度が上がる。

 夏にイタリアに行ったときは、日本と同じくらいの気温だったがあまり暑くなかった。

 地中海沿岸は湿度が低くて、エアコンなしでも快適だった。

 国際線で成田空港について、成田エクスプレスに乗り換えたとき、駅のコンコースが蒸し風呂のように暑かったのを覚えている。


------------------------- 第94部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
人間は自ら発見し学ぶ

【前書き】
紅葉がまだ少し見られますが、あさってから師走になります。
今年はあっという間でした。
正月に何を食べるか、相談する時期です。今年は普通のおせちがいいなぁ。
すみません。予約投稿をすると、季節外れな記事が上がることがあります。

【本文】
 文章のなかにバーチャルな世界を描き、その中で一緒に生活し、考える。

 そんな作品を書けたらいい。

 作家の描く世界が、リアリティを持つ様になるためには、細部まで設定しておく必要がある。

 登場人物を設定するときには、氏名、年齢はもちろんのこと趣味、好きな食べ物、好きな音楽、家族など、小説に登場しない要素も設定している。

 SFなどで、細部の描写が大事だとよく言われる。

 自分は文章力をもっと磨かなくてはならないので、まだまだ課題がたくさんある。

 有名な作家さんが使う言葉を学ぶのも手だが、文豪の言葉を自分が使いこなすのは難しい。

 今は焦らず自分ができる表現の範囲で、うまく行間を表現することに苦心している。


【後書き】
全国的に駅の発車ベルが、市の歌のメロディなど、地域性のあるものに変わりました。
故郷の、殆ど歌わなかった市の歌を、電車の駅で聞くと、思わず口ずさみました。
駅前商店街がシャッター街になりましたが、市の歌が街の名残を感じさせます。

------------------------- 第95部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
短編では終われず…… 長編になってしまいました…… お付き合いいただきありがとうございました 宇宙神エマ・ヘイレプシ・フィシメイキア・ディアプトラ(キャラクター小説)

【前書き】
ラーメンの自販機。
ある人が買った!
豪快に蓋を開ける!
だが……
お湯がない!?
まさか!
かわいそう!
なんでた!

今日見た光景でした……

【本文】
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

 第一部完結で一区切りにしようと思いました。でも憂鬱と釈然としない気持ちに襲われて、続編を一気に、書いてしまいました。

 気に入ってくれた方が数人でもいてくだされば、報われます。

 もっと完成度が高い作品が書けるように精進します。

「キャラクター小説」を書こうと思って構想を練りました。(キャラクター小説のコンペに出そうと思いました)

SF、ファンタジーだからといって、登場人物が多くならないようにしながら、簡潔な場面設定を心がけました。

ストーリー展開については、自分の中では紆余曲折ありました。

もっと抑揚のある展開も考えましたが、キャラクターが際立つように、穏やかに進めました。

結果として、無理に話を伸ばそうとせず、キャラクターを大事にして落とし所を見つけました。

8万字を超え、長編になったので、一度脱稿と致します。

細かい手直しをしたうえで、続編を書く予定です。

これで他の小説も一気に進むでしょう。

キャラクターを設定してから、無計画に書き始めたせいか、感覚的な部分が多くて、書いていて楽しかったです。

当初は、ゼフュロス様が大暴れして宇宙と冥界が危機になっても良いかなと思っていましたが、キャラたちが許しませんでした。

1 自分たちの生活を守る人間。
2 宇宙の秩序を守る神。
3 それらを超越して、すべての調和を求める者。
この3つのフェーズが干渉しあって物語が組み立てられています。

ヘイレプシは2が1に出会う。
フィシメイキアは3が現れて、2が1と融合する。
ディアプトラは3が2を啓発し、引き上げていきます。
常にヒューマニズムと真の平等を実現しようとする若い世代と、権威や絶対的力を対比しています。

【某小説専門投稿サイト】SF小説最高ランキング、ヘイレプシ(第一部)が2位、フィシメイキア(第二部)も2位、ディアプトラ(第三部)が3位でした。(ほんの一瞬です)

いろいろ自信になった作品でもありました。

自信とは、自分の能力に対してではなく、自然に書けたことが自信になったのです。

長編を書くには、いかに自分が精神的に安定して書けるか、そして、楽しんで書けるかが大事だと思いました。

書いている途中は、憂鬱になることも多々ありましたが、それを含めて楽しかったです。

小説のノウハウを、この小説が教えてくれました。

自分が書きたいものを書くから、勉強になることが多いのだと思います。

では。次回作も超特急で書きます。

※キャラクター小説‥‥‥ライトノベルと一般文芸の中間。キャラクターから展開を考えた小説。明確な定義はない。

【後書き】
考えを形にする方法は、いろいろあります。
文章で書くと、想像力をかきたてるので、読むたびに違う解釈がでてくると思います。
イラストなど視覚に訴えるものよりもイメージさせる力があると思います。
イラストを描くと、上手に見せようとしてしまうので、文章の方が今は気楽で楽しいです。

------------------------- 第96部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
友人について思うこと

【前書き】
熱帯のスコールのような局地的豪雨が降るようになった
今年は大雨と台風の被害もあった
水害がこうも多いと、高台の家を買って良かったと思う
土地をケチっていたら、水没していたかもしれない
一昨年近所が2階まで水没した
被害を受けた皆さんには、お見舞い申し上げます

【本文】
 友人と話すと、他人が自分をどう見ているのかを意識することがある。

 何年も会っていなかった友人は、自分の興味関心をある程度予測して話しかけてきていた。

 いまの自分は、価値観がかなり変わっているが、昔の自分しか知らない友人にとっては、自分のイメージを相手に話しかけている。

 少し当惑しながら、適切だと思われる答えを返す。

 やはりある程度歳をとると、新たな話題に乏しくなってきて、どうしてもお互いに共有している記憶を頼りに話してしまう。


【後書き】
12月になりました
お陰様で今年も忙しく過ごさせていただきました
ホントに暇になったら大変ですからね……
年末はいつもあっという間に過ぎてしまうのですが、今年もそうなのでしょうか
街はクリスマス一色になり、活気があって好きな時期です

------------------------- 第97部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
足し算ができない

【本文】
社会人になってから、暗算をあまりしなくなった。

お金に関することはExcelで自動計算するから、時々概数確認のために簡単な計算をする程度である。

正確に確認するときは電卓を使う。

そんな社会人にも、暗算をしなくてはいけない場面が時々ある。

突発的に電卓もパソコンもスマホもなくて、計算しなくてはいけないときである。

あまりないケースだが、そんな時、足し算があまりにもできなくて愕然とした。

「オレ、頭悪いなあ…… 」

としみじみ思った。

小学生の時は、クラスの誰よりも暗算が速かった。

いつも数字を見ると、足し算、引き算、掛け算、割り算を瞬時にやって、一人遊びしている子だった。

公文式をやっている友達にも負けなかった。

それが、今は見る影もなかった。

使わない能力は退化する。

あまりにも酷くて、自分が嫌になった。

それで、

暗算アプリを始めた。

1日一回。

アプリで2桁と3桁の3~4つの数字の足し算を10問タイムトライアルで解く。

一応、電卓を使ってもやってみる。

電卓を打つスピードが遅いので、現状では暗算の方が速くなった。

安心した。

足し算は人間の尊厳にもかかわる問題である。

------------------------- 第98部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
ライフステージの変化

【前書き】
自分に期待しすぎると、
何もできないと思いませんか。

期待値が高いと、
それに見合う成果を出す見込みが立つまで、
行動できなくなります。
最も恐れるべきは、
「何もできない」
ことです。
不安を周囲の人にこぼしても、
行動しさえすれば道が開けます。

【本文】
 結婚、子どもの誕生、介護など、ライフステージの変化は突然やってくる。

「俺は絶対結婚しない」

 といっていた人が、突然結婚式の招待状をよこし、年賀状に赤ちゃんの写真を載せる。

 おめでたい話ばかりではなくて、介護も突然の場合がある。

 ある日親が入院した知らせがきて、車椅子生活になったことを告知された。

 どうすればいいのかわからず、病院で紹介された地域包括支援センターとケアマネージャーに連絡を取ると、実際にケアを始めるまでに2,3日かかるとのこと。

「バカ言っちゃいけないよ」

 といい、すぐにヘルパーさんの手配をしてもらう。

 日中は親が一人で置き去りだ。飯も一人じゃ食えないし、トイレだって不安だ。

 こんなことが突然始まる。

 実際自分の身に降りかかるまでは、介護を甘く見ていた。


【後書き】
「えっ! こんなにかわいいのに! 」

子どもに、
「危険生物」
の絵本を買った。

野生動物は、
かわいい動物でも、
撫でたり、
だっこしてはいけない。
経験豊富な、
専門家でも指を食べられたり
絞め殺されそうになったりする。

子どもはこんな話が大好きだ。

------------------------- 第99部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
表紙と中身★本の装丁が変わっていく

【前書き】
12月に入ってから、
さらに寒くなりました。
風邪をひく人が多くて、
自分も喉の調子が悪くなりました。
かかりつけの内科医の先生によると、
昨年インフルエンザが流行しなかったので、
今年は抗体がない人が増えるそうです。
ご自愛ください。

【本文】
 本の表紙のデザインを見ていると、目を引くインパクトがあるものが多い。

 書店に並べたときに、大半の本は背表紙を見せることになるが、見栄えがする表紙の本は横にして並べられる。

 もちろん売れ筋の本や、作家の代表作、最新作も同様である。

 本を電子化しても、表紙の画像の役割は変わらない。

 だが、レイアウトの制約を受けることがある。

 あるサイトでは、表紙画像と表紙用テキストデータを別個に登録しているために、字のフォントとサイズ、位置が固定されている。

 また、物体としての本は、めくるという動作を伴うが、電子書籍ではそれがない。

 特に気をつけなくてはならないところは、視点の動きである。

 紙面に固定された視点は、ページを進めても全く動かずに同じところを見る。

 だから、挿絵などのビジュアル要素がある場合はレイアウトが変わるはずだ。

 電子化することによって、これから徐々に本の装丁の常識が変わっていくだろう。

【後書き】
大英博物館て行ったとき、
パルテノン神殿のパーツと、
古代ギリシャの儀式のパフォーマンスをやっていた
音声ガイドは韓国製である
お土産は
インドネシア製
ギリシャがイギリスにパルテノン神殿の
所有権を主張するが
大英博物館で保管したほうが、
保存状態がいい、
といったそうだ

------------------------- 第100部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
アイデアは個人の頭の中にある

【前書き】
直観をいつも信用していると、
物事が良い方向へ向かっていきます。
あれこれ考えすぎると、
結局何もできないので、
最終的に直観に従います。
直観は集合知なので、
霊感とか、
インスピレーションとは違います。
小説を書き始めたのも、
確信のない直観によりました。

【本文】
 皆で話し合ってアイデアを出そうとすることにはメリットがある。
 出たアイデアを組み合わせたり、加工して新しい展開を考える場合には話し合いも有効である。
 だが画期的な、今までにないアイデアは、話し合いの中からは生まれない。
 イノベーティブな、キレがあるアイデアは、話し合うと潰されていくことが多い。
 インターネット上に出てくる、瑞々しい新規性のあるアイデアは、毎日更新されるため、思いついたことにすぐに取りかからないと、
「あっ! 先を越された! 」
 となってしまう。
 インターネットを情報源として、いつも新しいアイデアを求めていると、現実社会との乖離を感じずにはいられない。
 新しいビジネスモデルは日々生まれていて、次々に若い起業家によりベンチャー企業が起業されていくなかで、個人のアイデアの重要性を感じる


【後書き】
職場の人間関係で悩んだり、
退職してnoteに日記を書いた記事を見ると
いつも思います。
「身近に相談できる人がいなかったのかな」

法律感覚をもって仕事をすれば、
大抵のトラブルは解決できると思っています
日常生活でも、
介護、子育てでも、
コンプライアンスが役に立ちました

------------------------- 第101部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
巨人のように大きな人

【前書き】
直観をいつも信用していると、
物事が良い方向へ向かっていきます。
あれこれ考えすぎると、
結局何もできないので、
最終的に直観に従います。
直観は集合知なので、
霊感とか、
インスピレーションとは違います。
小説を書き始めたのも、
確信のない直観によりました。

【本文】
 近所に物凄く背が高い人がいる。
 その人は、手足がとても大きい。
 靴は、フランスパンかと思うほど、
 違和感がある大きさだ。
 こんなに大きいと、着るものは特注だろうし、
 食べる量も多そうだ。
 その人は、小さな軽自動車に乗っている。
 車から出てくると、
 その大きさが、
 車との対比で際立って見える。
 人ごみにいても、
 たやすく見つけられる。
 電車に乗るときは頭をぶつけないように、
 ずっとかがんだままだ。
 満員電車でも、方から上が出ているから、
 息苦しくないかも知れない。
 足は大きいから、踏まれる危険性が高いだろう。
 こうして大きな人の視点で考えると、
 世界が違って見えるのかもしれない。


------------------------- 第102部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
印刷、出版業界のこと

【前書き】
将棋を息子と指すと、
あっという間に勝ってしまう。
上手に負けてあげられないので、
瞬殺である。
有段者なのだから、
手加減すればいいのだろうが、
見え見えの手抜きをするくらいなら、
勝ち筋の見つけ方を厳しく教えた方がいいと思う。
息子は、決して懲りない。
闘志は親譲りだ。

【本文】
 印刷会社と一緒に出版業界のセミナーを開いたとき、やはり昔の写植や上製本の話などになった。

 だが営業担当者は、

「これから紙の印刷の仕事はなくなります」

 と断言していた。

 印刷会社からすると、紙で印刷しないということは、巨額の投資をしてきた印刷機も丁合機も裁断機も必要なくなることを意味する。

 かなり危機的状況のはずだが、サバサバしたものである。

 ずっと前から時代の変化に合わせて準備しているのだろう。

「印刷物を作るときのノウハウは生きるはず」

 とも言っていた。

 アメリカの雑誌編集者は数十年前から本が受注生産になる時代を予見していた。

 昨今の電子書籍の浸透ぶりを見ると、それさえも無くなりそうである。

「書籍化」

 を売り文句にしなくなる時代がすぐそこまで来ている。


【後書き】
家電量販店でテレビを物色しました
有機ELはとてもくつっきり見えます
4Kと組み合わせると顔の皮膚がよく見えます
画面の縁は殆ど厚みがなくなりました
動画サイト音声検索もみんな付いてます
子どもがロシアの動画を見た履歴が、店のテレビに残ってました

------------------------- 第103部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
個人情報保護法のこと

【前書き】
師走になると、何かと忙しくなりますね
ボーナス月なので、セールを利用して家電を買い換える方が多くなります
合わせてスマホや光回線のプラン見直しなど、芋づる式にやることが出てきたりします
通信回線の更新が増えるので、損をしないように調べておきたいところです

【本文】
 個人情報保護法が整備されてからも、漏洩事例は多い。

 漏洩事故が起こると、炎上を伴うため一刻も早い対処が必要である。

 だが、きちんと統計を取ったデータを元に調べると、驚いたことに何もしない企業が多いことに気づく。

 謝罪もしないし、補償もしない。

 状況にもよるが、1件あたり500円の補償が相場のようだが、0円でも何事も起こらない事例がとても多い。

 数百億円の損害を負ってニュースになる企業をよそに、どこ吹く風という体である。

 非常事態に対しては、何もしないことも対処法だということだろうか。


------------------------- 第104部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
誹謗中傷には法律感覚をもって対処する

【前書き】
今日は陽気がいいので、
公園でピクニックをする人が多いです
一面の落ち葉に混じって、
ドングリがたくさん落ちています
フリーマーケットでは、
家族連れがたくさん買い物に来ていました
年末が近づくと、外出する人が増える気がします

【本文】
 ある投稿サイトで「稚拙ないたずら」のようなコメントを、複数の投稿に対して書き続ける事件がありました。
 とても短い言葉で、悪態をついていました。
 人を不快にさせる言葉ですし、投稿した当事者は傷ついたことでしょう。
 しかし、同情しても始まりません。
 これは「いたずら」では済まされない可能性があります。

 実際に対処する流れを説明します

1 サイトの規約・約款をきちんと確認する
 サイト管理者には、対処する法的義務があります
 約款に、通報する方法、具体的に何を記載すればよいかなどが書かれている場合があります
 事例では「法的根拠を示して」と書かれていたので、厚生労働省のホームページの該当ページと条文を示しました。

2 民事上の責任を示す
 不法行為や債務不履行(当然とるべき行動をとらない)のために金銭的被害があれば、賠償責任を負う可能性が出てきます
 民事上の責任を加害者が負う可能性があること、
 そして場合によっては管理者にも及ぶことを示します
 【民法709条損害賠償など】

3 刑事上の責任を示す
 誹謗中傷、名誉棄損を訴えるだけでは弱いので、暴行罪と威力業務妨害罪を引用します
 暴力など有形力を使わない「言葉の暴力」でも暴行罪は成立しえます
 メンタル不調を起こし、通院すれば、診断書を取って訴えることができる可能性があります
 業務を妨害すれば、威力業務妨害罪と民事上の責任がセットになる可能性があります
【刑法208条暴行罪、刑法234条威力業務妨害罪、刑法230条名誉棄損など】

4 行政上の責任を示す
 行政指導は、所管する官庁がするので、ホームページで基準が明示されています
 厚生労働省のホームページにサイト管理者の責任が明示されていて、根拠法も示されています
 これを引用するか、リンクを示します

 このように法律感覚を持って対処すれば、具体的な措置をとってもらえる可能性があります
 これは決して「クレーム」ではありません
 正当な要求です

 例えば、被害者が受けた精神的な被害、加害者のモラルの問題を訴えれば「クレーム」の範疇になる可能性があります
 そのような書き込みを、加害者が見た場合、快感を感じる可能性すらあります

------------------------- 第105部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
眠れないときにすることベスト10

【前書き】
スマートフォンの「フォン」を取って「スマート」にするべきだ
最近、スマートフォンで全く電話をかけていない
すっかり小型コンピュータになってしまった
投稿サイトにつぶやきを書くためのツールである
電話をする友達もいない
仕事の電話は職場の電話を使う
だから「ザ・スマート」で充分だ

【本文】
1位 ストレッチ
 主に腰を伸ばします。
 ねじったり、体側を伸ばしたり、前屈、反りなどを100秒数えてやります。
 ピラティスや、ヨガのポーズをとったり、階段を3段抜かしで踏み出して伸ばしたり、肩を伸ばしたりもします。
 寒いときは布団の中でできるストレッチをします。
 全身の血行促進になり、睡眠の質を高め、目の疲れも取れます。
 眠れないときでなくてもやっています。

2位 マッサージ
 目元マッサージ機を使います。
 音がうるさいのが難点です。
 温めるだけのアイマスクは、そのまま寝ても大丈夫なので、夜中に目覚める、中途覚醒では使います。
 あと、ふくらはぎマッサージ機がお勧めです。
 気持ちよく落ちるように眠れる時もあります。
 短い昼寝をするときにも使います。

3位 ハーブティー
 眠るためのハーブティーを飲みます。
 これだけで眠れたことはないですが、気分が落ち着きます。
 「さあ、ねるぞ」という気分になります。
 カフェインのない物を選びます。

4位 風邪薬を飲む
 荒っぽいですが、抗ヒスタミン剤で眠気が起きます。
 仕事が忙しくて興奮が冷めないときや、鼻づまりのときなども効果的です。
 ストレスがかかっている時には、感染症になっていることが多いので、症状がなくても飲んでおくと予防効果があります。

5位 仕事を片付ける
 眠れない原因が仕事のことであるときには、片付けてしまうのが一番です。
 翌日のイベントのことが頭を離れないようであれば、綿密な準備をすると安心して眠りに落ちます。
 こういうときは対症療法や暗示をかけても無駄です。

6位 ノリのいい音楽を聞く
 オルゴールやクラシック、ヒーリングなど、穏やかな音楽を聴いて眠れたためしがありません。
 ノリのいい、好みの音楽を聞くのが一番です。
 テンポを気にするよりも、自分が聞きたいかを基準に選びます。

7位 筋トレ
 重たい漬物石を持ち上げてみたり、エキスパンダーを引っ張ってみたり、腕立て伏せをしたりします。
 あまり真似しない方がいいと思います。
 自分は脳が筋肉なので、結構効果的です。

8位 文章を書く
 最近はこれをやります。
 パソコンやスマホの輝度を下げて、眼に刺激が少ないようにして書きます。
 書いて満足すると、眠れます。
 投稿サイトを見ると、魅力的なお題を見つけてしまうので、さっさと退散しましょう。

9位 資格本を読む
 法律関係の資格本を読みます。
 かなり気合いを入れて、ガンガン読んでいくと、疲れて寝てしまいます。
 民法の判例集など、1回読んでもわかりにくいものが効果的です。

10位 資格動画を見る
 これは効くときは、てきめんに効きます。
 ただ、動画を見るので、失敗すると眼が冴えます。

------------------------- 第106部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
アマビエ様は何者か

【前書き】
アマビエ様を厚生労働省のバナーでも見かける
和菓子屋さんで、アマビエ和菓子制作キットを売っていた
人魚のような風貌だが、江戸時代に人魚の図像を日本人が知っていたのだろうか
鎖国で限られた情報しかなかったはずだ
もしかすると日本独自の人魚なのかもしれない

【本文】
 アマビエ様が日本中で注目されている。

 肥後国の海辺に突如現れたという言い伝えがあり、かわら版が残っている。

 気になるのは、神なのか妖精なのかである。

 また疫病が流行ることを予言している。

 だから預言者だろうか。

 近世ではたくさんの預言者の伝説がある。

 しかしアマビエ様の容貌はどこかコミカルで、人形や漫画にしやすい。

 ある有名な画家が、

「空想上の生物を表現するときには、動物を組み合わせれば良い」

 といった。

 神や悪魔の表現にそのようなキメラ的表現が多い。


------------------------- 第107部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
教育に関するつぶやき

【前書き】
日の入りの時刻が遅くなり始めます
これから日が伸びていくのだ、
と思うと年始がくる予感がします
日の出は正月明けくらいから早まってきます
今年は初日の出がきれいに見えるでしょうか
日の出とともに
近所の学校の非常階段に人が集まってきて、
ご来光を拝んでいます

【本文】
普通教育を受け漠然と教養を身に着けても生きていけないとしたら
どうするのか
学習塾で身につけさせるスキルについて考えていました
自分で問題解決する力を身に着けるために
宇宙から魔王がやって来て
子どもたちに音楽を作って見せろといいます
さあ
森へ行って材料探しだ!
という企画

普通教育ではダメなら
なにをするか
発明教室を拡大して
もっと気軽に参加できるようにしては
弁理士を学校へ派遣するとか
万能電池ボックス
に続く新発明を小学生がするかも知れない
それこそ問題解決能力だと思います
自治体から配布された犬のふん取りも
小学生社長が実用新案権を取ったし

【後書き】
普通教育を受け漠然と教養を身に着けても生きていけないとしたら
どうするのか
学習塾で身につけさせるスキルについて考えていました
自分で問題解決する力を身に着けるために
宇宙から魔王がやって来て
子どもたちに音楽を作って見せろといいます
さあ
森へ行って材料探しだ!
という企画

------------------------- 第108部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
小説を書き始めた瞬間

【前書き】
人と繋がって
記事を書くことが楽しくなると
書くことが目的になります
自分が考えていることを
知ってもらうことが
根源的な欲求なのでしょう
短い記事とつぶやき
そしてショートショート
短編、中編、長編小説
ラノベも文芸も詩も脚本も
童話、何でも書いていきます

【本文】
その瞬間は突然やってきた。

きっかけは

「書き出しだけでも応募できる公募」

だった。

それを見て、

「えっ。書き出しだけでいいの? ならやってみよう」

と素直に思って書いてみた。

何年か前に、

書こうと思って書き出しだけちょこっと書いて、

ほったらかしていたイメージを思い出しながら……

すると、筆が止まらなくなった!

昔見た光景がよみがえると、

脳からドーパミンが出ると言われている。

快楽物質。

そのジャンキーになったらしい。

毎日疲れも知らず、

睡眠も削り、

昼間仕事をしているのに、

めちゃくちゃ元気に書き続けた。

そして10日で10万字を超えた。

「俺は、アホじゃないか? 」

とつぶやいた。

「文字こんなに打って! 」

推敲を3回して、文学賞に応募した。

#エンジンがかかった瞬間

【後書き】
大きな筋肉を狙ってストレッチすると効果的です
背中側の肩から背骨にかけて広がる広背筋
首から骨盤までつながっている僧帽筋
ふとももの大腿筋をねらいます
それとインナーマッスルと呼ばれる
大腰筋が凝りやすいので
腰のストレッチをして伸ばします
心地よく
筋力維持
けが防止
できます

------------------------- 第109部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
良い作品を創作する人

【前書き】
膝を90度に曲げて
ももあげの姿勢を100秒キープすると
血行が良くなり
全身がカッと熱くなってくるのがわかります
慣れてきたら足を伸ばしたまま
まえに蹴り上げるようにしてキープします
横にも
後ろにも
同様に上げてキープ
すると体が
なめらかに動くような気分になります

【本文】
 優れた作品を作り続ける人は、他の人とは違う時間軸で仕事をする。

 忙しさと煩わしさを度外視して、やるべきことは、何としてもやり遂げる。

「今日は他に予定が入っていたはずなのに」

 とこっちが心配するが、終わってみれば予定は狂っていないし、新たに依頼した仕事も120%仕上がっている。

 それでいて疲れた様子もないし、夜はきっちり寝ている。

 デキる人は、どんな悪条件でもできるのである。

 優秀な人の側にいて、仕事ぶりをみていると、自分なりのこだわりとか、理想とかはあまり感じない。

 とにかく異次元の世界で仕事をしているな、としか感じないことが多い。


------------------------- 第110部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
つぶやき

【本文】
立ったまま足を開き
前屈
体側伸ばし
後屈
をすると
鼻づまり解消にも効果的です
単純に
重力で
副鼻腔にたまった膿を
出すのです
そして内側のくるぶしの下に
鼻炎を治すツボがあります
そこに軽く指を添える感じで
ストレッチします
小鼻の横のくぼみも
鼻炎のツボです

バランスディスクという
空気を入れる円盤があります
それに乗って
運動すると
バランス感覚が養われます
スポーツの素振りをすれば
強い筋肉がある対幹部から
力を出す練習になります
野球の素振りをする人もいます
ボクシングや格闘技の動きを
しても効果的です

風邪やウイルス性腸炎が流行っているようです
冬らしい寒さになってきました
喚起をしながらの職場が多いと思いますので
防寒を十分にしましょうう
今日はエジソンが蓄音機で実験をした日です
身近な問題を解決する発明を考えてみるのも
良いかもしれません
ストレッチ
筋力トレーニング
どちらも
刺激を変えながら継続することが肝心です
どんなに良いやりかたでも
身体が刺激に慣れてしまうと
効果が薄れてきます
常に新しいやり方を工夫することが大事です
前屈をするときには
少しだけ曲げる方向を変えてみたり
股関節の曲げ方を工夫します

1日1投稿
1日1アイデア
1日1ドキドキ
を実施しています
自分はゾウなので
いろいろ踏みつぶして歩いていきます
かっぱ巻きは大好きです
安上がりで地味で主役になれないところも
自分に似ていて好きです
アイデア出しを習慣にすると
無敵になった気分になるときがあります

------------------------- 第111部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
買って良かったもの

【本文】
キクタン【All-in-One版】 買ってよかったもの


アプリで発音を聞いて覚えられます

もちろん読みと訳

例文も充実していて

BGMにのって単語の意味を聞き流して覚えられる

「チャンツ」

がとてもいいです

これをいつもかけながら文章を書いています

自然に耳に入ってきて

脳に定着していくのがわかります


ELSA Speak 買ってよかったもの


AIがリアルタイムで発音を矯正してくれます

イントネーション

発音

長文、短文

他にもたくさんのコンテンツがあって、

お得な感じです

舌、歯茎など口の中でどう動かせば正しい発音ができるのか

どの音が間違えているのかを

指摘してくれるので

無駄なく発音練習が進みます

勿論ネイティブの会話文などもあり

例文を見ながら何度も練習できるアプリです

------------------------- 第112部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
創作中毒

【前書き】
心情がにじみ出る文章は
人の心を惹きつけます
語りかけるような記事は
経験上
お役立ち記事の
2倍以上は読まれます
人の役に立つことも大事ですが
人間の根源的な欲求は
情緒的な感動にあるのです
文章が上手い人ほど
ちょっとよろけて見せて
上手に隙を作るものです

【本文】
「文庫本一冊書けるだけでもすごいですよ」

「いや。たいしたものではないです」

 初めて他人に原稿を見ていただいたときに、こんなやり取りをした。

 文学の専門家だから、もっと厳しい反応があるかと思っていた。

「もしかして文学賞に、応募するんですか」

「はい。純文学と青春文学、ミステリーなどで応募してます」

「じゃあ、寝る暇がないですね」

 といってニヤリとした。

 フルタイムで仕事をしながら、2ヶ月の間に文学賞に5本、エッセイを10本ほど応募した。

 それとは別に、WEB上の投稿サイト用の小説と、エッセイを毎日書いている。

 ほとんど反射神経で、思ったことを文章化する。

 もともと創作は好きだ。

 10代後半で、猛烈にクリエイティブな仕事に打ち込んだ時期があった。

 寝ることも遊ぶことも忘れて、様々なジャンルの作品を作り続けた。

 自分には、表現の才能はないが、一つのテーマを解釈して問題解決することには長けている。

 だから自分に「お題」を出してそれを解決する、というやり方をしている。

 かなりの「ムチャ振り」をしても、大抵答えに詰まることはない。

 そして忙しさには慣れている。

 本業ももちろん忙しい。

 いつも走り回っているし、それでも足りなくて失敗して怒られることもしばしばだ。

 でも創作をすると癒される。

 すでに中毒になっている。

 でも睡眠不足にはなっていない。

 毎朝4時に起きて書いているが、

 4時に起きるというと、驚かれるが昔からの習慣である。

 長距離通学、長距離通勤が多かったせいで早起きは習慣になった。

 そして、作業机の前に座ったら、考える前に原稿ファイルを開きキーボードに手を置き1文を打つ。

 しくじったら消せばいい。

 こうやって「創作する前」を「創作中」に転換してしまえば、億劫さを飛び越えてしまう。

 書くものは「駄文」でいいのだ。

 駄目人間が書く文なのだと、わきまえなくてはいけない。

【後書き】
空気が乾燥してきて
寒さが厳しくなってきたので
手足の荒れが酷くなってくる季節です
足先がひどく乾燥すると
魚の目が出来たりするので
冬はずっと靴下を履いています
踵が少し裂けました
やすりで削って整えて
尿素で柔らかくしておくと
治りました

------------------------- 第113部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
経済に関するつぶやき

【本文】
お金の増し刷りをして
借金を返したらどうなるだろうか
打ち出の小槌を振って
金のなる木を植えて
都合よくお金を作り続けると
待っているのは経済破綻ではないだろうか
経済に疎い人でもわかる論理である
異次元の質的量的緩和
経済政策
などと言い換えて
行われたのは事実である

インフレの危険があると
言われ続けて数十年
少しずつ確実に物価は
上がり続けてきた
日銀当座預金には
天文学的な額のお金が眠っている以上
いつ大きなインフレが起きるとも限らない
感染症対策
休業要請の補填
これらの政策で
お金がばらまかれた
既に日本円はジャブジャブなので
心配

------------------------- 第114部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
つぶやき

【本文】
休業要請や時短要請により
経済的にどの程度の打撃になったか
これからはっきりしてくると思いますが
身の回りに
早期退職者や
会社が倒産して働けなくなった方もいます
補助金などの案内をさせていただいてますが
当面の生活費さえ
ままならない方もいらっしゃるので
深刻な状況です

結束バンドは
劣化が速いものもあることに気づきました
突然切れて物が落ちてきたのです
1年ほどで切れる場合もあります
強度に信頼性があると思っていたので
凄くビックリしました
悪いことが起こる前兆でしょうか

こんな日でも小説は書き進めます

クリスマスは
予防注射をする
クリスマスプレゼントである
クリスマスイブには
ホームパーティーをする
テレビとブルーレイプレイヤーを買ったので
子どもの記録の上映会をするかもしれない
プレゼントを
子どもに何度もダメ出しをして
1か月くらい考えさせている



------------------------- 第115部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
好かれやすい記事

【本文】
 これはもう定番のようだが、
「朝の挨拶」
「季節の挨拶」
「気温と天気と健康」
「親しみやすい口語調で、絵文字などを交える」
 これらを盛り込んだ記事のうけがいいと、いろんな記事に書いてある。
 実際に調べてみると、取り留めのない「挨拶記事」は、いわゆる「お役立ち記事」の2倍程度スキされているようだ。
 恐らく挨拶に挨拶を返すという感覚だろう。
 仮説だが何かの説明など、目的がはっきりしている記事は、その目的を達成すればスキされるのかもしれない。
 もう一つの仮説は、お役立ち記事でも内容の中で、心に響くセンテンスがあればスキされるのではないだろうか。
 自分は後者が有力だと思っている。
 目的を達成して満足感を得た時にスキすることもあるだろうが、少数派ではないだろうか。
 その根拠は「スキ」の意味である。
 「スキ」は極めて主観的である。
 誰とも共有できない自分の感覚で感じ取ったことは、とても尊いものだ。
 もしも、自分の感覚を否定されたら、人格を全否定されたに等しいダメージを受けかねない。
 スキはいつの間にか、自分にとって大問題になっている可能性がある。
 だから、感性に触れなければスキしたくない気分になってくる。
 中には、閲覧者数、スキ、フォロワー数を稼ぐために機械的にスキする方もいる。
 そういう方は誰にでもスキするのだから、ここでは除外していいだろう。


------------------------- 第116部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
つぶやき

【前書き】
記事をたくさん上げると
PV
フォロワー
スキ
コメント
を稼げる

フォローするより
スキするより
ずっと効果的である

【本文】
一日あたり平均3つ記事を
上げています
一日に10以上
上げると
反響が沢山あります
記事をたくさん書くときと
書かないときと
波がありました
今年も3週間ほど残すのみ
年末まで記事を
いくつあげられるでしょうか

買ってよかったもの
デジタル六法
Amazonの電子書籍です
これは
一度買うと内容が更新されていきます
デジタルならではの付加価値です
それと
読み上げ機能に対応しているので
聞き流しができます
本を読むと目が疲れるので
体操したりエアロバイクを漕ぎながら

しおり