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一人では

累は機械の軍団を出させない様に周りに隠者の障壁を貼り、攻めと敵の攻撃ははいつもの様に身体を壊しながら審判の再生で即元に戻しながら戦い。対して機械の敵は全方位に熱線を放ちながら、追尾弾や体の一部を変形させて攻撃し、徐々に体力を奪っていった。

攻撃が当たっても全く効いてないのか、硬すぎて通ってないのか、どっちだコレ? 物理はほぼ効かないと思った方が良いな。 効くとしたら炎とかだが 熱にあんまり反応してなかったとなると、凍らせるとしても氷柱とかが刺さらなきゃ意味ねぇし。 冷気放つ氷だって直ぐに溶ける いや、そんなの関係無しに使えるヤツが一個有るが、一人じゃどうしても、

『もしもし、氷川君、隠者外に出して』
「はぁ⁉︎ ってか音や姿は……」
『今テレパシー使わせてもらってる。防音に気を使うのは良いけど、やられそうなんだって、僕や平野さんはもういいから、倒すことに専念して、じゃないと僕らもどうなるか分からない」
「……」
「戻ってから15秒位待ってくれると説明出来る。他に来て欲しい人は?」
「特に無し」
「分かった。瀕死以上にはならないでね」

愚者使うなくても出来るかどうか試しておくんだった。どっちにしろ15秒は貼れないなら、月、いや、熱線の事考えるなら太陽借りて可能な限りやるか。使いづらそうだな。

愚者の能力を使うと同時に敵は累に攻撃を仕掛け、累は咄嗟に避けたものの、左腕が下に転がった。 そのすぐ後に少し気にして太陽を借りた。 そして又敵は熱線を放つが全く効いていなかった。 効かないと分かると手を変えて、機械の兵を一気に出して、バラバラに散っていった。 そしてソレに気を取られている隙に心臓めがけて指を伸ばして攻撃するが、その攻撃した指を刀で切り、世界を使って審判を借りた。

「呼んでいたか」
「不意打ちは経験があってな」
「そうか」

敵は多くの機械の兵を体から出してソレら全てに累を攻撃させる様に命じた。そして命じられた兵達は雷を纏わせた武器で一斉に攻撃をし、斥力での回避も間に合わない。 受けても動ける状態なのか分からない。そう感じながらも反撃しようとするがニーナの瞬間移動が間に合い、近くの別の所へ移動した。

「危なかったね、ギリギリ」
「ニーナ、助かったが、何で分かった?」
「ベル君に現れる大凡の場所を聞いた」
「機械のヤツとか大丈夫だったか?」
「どうにか」
「なぁニーナ、ちょっと頼みが有るんだけど」
「逃げろ?」
「違う」
「なら良いよ」

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