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休日

 次の日、ニーナ達は休みの日だったらしく、ニーナとサーレは累の部屋に来ていたムーはいつも休日は昼まで起きてこないので2人で部屋に来ていた。

 なぁ、あのゲーム難し過ぎないか? 十数回やってたったの二回しか勝てなかったぞ」
「初めはそんなモノだって」
「しかもアイツが途中で寝たからちゃんと勝ったの一回だ。アイツ本当に日常生活大丈夫なんだろうな、同性なら多分付きっきりだぞ」

 まさか二度も布団を貸す事になるなんて思ってもなかった。アイツ来たら直ぐに布団引いとくか。

 「で、俺はいつまで待てば良いんだ? そんな忙しいなら空いてる時間かテキトーに誰かに任せればーー」
「すみません。遅れました」
「俺がお前の所行った方が負担減るんじゃないか?」
「ソレで、何故貴方達がココに?」
「休みだから色々なゲームしようかなと」
「あまり親しくしない様にして下さいよ。まだ味方と決まった訳では無いので」
「俺がいつ味方した?」
「あの島で助けてたじゃん」
「アレ只の私利私欲だぞ、しかもたったの一回、あんなんで味方扱いはどうかと思う」
「何か企んでるのか?」
「俺が企み言う馬鹿だとでも思ってんのか?」
「今は味方でしょ、敵になったら倒すから大丈夫」
「多分途中から無茶苦茶になるぞ俺」

 サーレとニーナの持ってきたゲームの中からどれやるか見ていると、累はあるモノを見つけて少し固まり、その後ソレを取ってサーレに「お前な」と言いたげな目で見ながら。

 「トランプ有るなら昨日のうちに持ってきててくれよ」
「トランプ部屋に無くて」
「リシュルさんもします?」
「いえ私は結構です」
「三人でトランプ何するよ……」

何のゲームをしようか考えていると不意に扉が開き、ムーが枕を持ちながら部屋に入ってきた。

「どーせなら私も誘ってよー 」
「昼まで寝てるって聞いてたんだが?」

累は立ち上がり、「布団布団」と言いながら布団を出して弾いてる時、ニーナ達は少し驚きながらムーを見ていた。

「こんな事も有るんですね、驚きました」
「確かに、そう、ですね」
「ムーちゃん昼までまだ有るよ?」
「眠気とか大丈夫か?」
「うん大丈夫ー」
「では尋問しましょうか」
「んで五人で何やる?」
「何故私を入れてるんですか?」
「何か仲間外れしてるみたいに思えてな、もし無理なら後でソッチに行くから」

リシュルは少しの間考え、ゲームをしながら尋問する事にした。そしてリシュルが考えている間に四、五人で出来るゲームを考え、最初にするのはババ抜きをする事に決まった。

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