勇者と聖女の裏切りにより全てを失った冒険者、ホロヲ。彼は全てを失った事実に疲弊し、自ら命を絶ってしまった。
しかし、彼は生き返った。そして、魔法でも生命力でもない謎の力により、死にながら世に留まることとなったのだ。理由は不明だが、彼はそれを事実として受け入れた。
……だが、その代償は大きかった。ホロヲは生命の輪廻から外れたせいで、人間が生まれ持つ七つの大罪を失ったのだ。
即ち。傲慢、強欲、嫉妬、色欲、暴食、怠惰。そのせいで、ホロヲは味も分からず、欲しがれず、興奮する事も出来なくなってしまった。
しかし、死ぬ前に強く抱いた感情。七つの内の一つ、『憤怒』。それだけが、ホロヲの中には今でも渦巻いている。ドス黒くて禍々しい、何にも耐えがたい強い感情だけが囂々と燃え盛っている。
この炎を消すには、復讐するしかないのだろう。だから、彼は錆びた斧を持ち、ゆっくりと歩き出したのだった。
勇者への復讐から始まる、国家反逆の異世界ダークファンタジー。果たして、アンデット(不死者)は怒りの炎を消し去り、再び眠りにつくことが出来るのだろうか。
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読者への感謝の気持ち
AI分析による作品総評
ツギクルくんから
2021/10/13 23:10:13
いつもWEBコンテンツポータル「ツギクル」をご利用いただき、ありがとうございます。
ファンタジーブレインで分析した結果、ファンタジーとの相性は622aiと判定されました。
ファンタジーの作品傾向にあった内容ですね。
なかなかバランスが取れた作品ですね。
文章としては、読みやすさをしっかりと重視して書かれていると感じました。
漢字にする部分・ひらがなにする部分のバランスを見直してみるともっとよくなるかもしれませんね。
別世界を感じる素敵なお話をありがとうございました。
ファンタジーならではの分析結果を是非、小説執筆の参考にしてみてください。これからもツギクルをよろしくお願いします!
今後も引き続き魅力にあふれた作品を楽しみにしております!
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文章の読みやすさ
読みやすい読みにくい
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一文の平均文長
13文字
ちょうどいいね
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平均句読点間隔
12文字
ちょうどいいね
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改行までの文字数
15文字
ちょうどいいね
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名詞の出現率
20.26%
ちょうどいいね
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動詞の出現率
11.83%
ちょうどいいね
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接続詞の出現率
0.3922%
ちょうどいいね
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受動態の出現率
0.7083%
ちょうどいいね
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文章の傾向
硬い軟らかい
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ひらがな出現率
44.54%
ちょうどいいね
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特殊語の出現率
18.04%
ちょうどいいね
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地の文とセリフの割合
7:3
セリフが多いかな
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空行率
43.52%
空行がちょっと多いかな
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文章の構造
複雑シンプル
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異なり形態素比率
73%
表現力が豊かだね
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単語の重複率
31.48%
多くの単語を使っているね
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