崩壊した世界でスキル『化け物精製』は性能がゴミだと追放された、だが食べてびっくり俺のスキルは世界が求める『食料精製』だと判明した。帰ってこいと言われてももう遅い、俺はスローライフの為に命を掛けます。 (外部サイトで読む

書峰颯

【簡単あらすじ】
崩壊した世界で追放された佐藤アズキがスキル《化け物精製》で作り出した化け物を食べながら旅をする物語。
【ちゃんとしたあらすじ】
とある頭のネジが取れた一人の人間の暴挙により《生命》と呼ばれるものがその形を変えた。彼のばら蒔いた《細菌》は、接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染感染経路ほぼ全ての感染経路を辿り、僅か一週間程度で地球上ほぼ全ての生命が感染してしまう。
人はゾンビ化し、犬猫といった愛玩動物も変貌していく。だが、全ての生命が感染し変貌した訳ではなかった。人類の1パーセント程度にも満たない数ではあったが、人々は形を保ったまま生き残り、更には感染の副作用によりまるで魔法の様な《スキル》を発現させる。
《佐藤アズキ》も生き残った一人であったが、彼の持つスキルはゴミを化け物に作り替える通称《化け物精製》と呼ばれるものであった。中には対象をワープさせたり、手から炎を出したり、爆発させたり、様々な攻撃方法を得ている中、アズキのスキルは無駄であり無能。しかもアズキは太っていた、スキルの反動で腹も減る、崩壊した世界に於いてデブは邪魔な存在でしかなかった。
チーム魍魎跋扈(もうりょうばっこ)のリーダー《宍戸》から「お前を追放する」と宣告され、宍戸の右腕である《多尾》のスキル《物質転送》によりアズキはどこともしれない僻地へ飛ばされてしまった。
崩壊したこの世界で生き抜くにはまずは食料が必要不可欠、三日三晩探すも何も見つからないアズキ。苦し紛れの手段ではあったが、空腹を癒すためアズキは自身の作り出した化け物を口にする。

「……う、嘘だろ? 美味い!」

これは、崩壊した世界を生き抜く一人の男の物語。

途中仲間になる《金城イル》
白くて丸々とした犬《ワタアメ》

様々な人との出会いを経て、アズキは自身のスキルでスローライフが可能な地を探す。
極力争いを避け、人との接触を拒否する。
しかし《女の子は守る》と言ったひとつのポリシーを胸に秘めて。

今日もアズキは歩く、食料となった世界を。

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