第11話:ステータス(後編)
それにしても‥‥‥HPとMPは分かるけど他のがわからない。そう思った俺は説明書みたいなのが無いかとステータス画面のあちこちを触った。自分でもどこを触ったのかわからないくらい触りまくった結果、説明みたいなのが浮き出た。
名前:名前を表示する。
種族:種族名を表示する。
性別:性別を表示する。人間種である場合は男と女で表示され、モンスターである場合はオスとメスで表示される。
年齢:年齢を表示する。
Lv:
職業:職業を表示する。
HP:生命力を数値として表示する。HPが0になると死亡する。
MP:魔力の量を数値として表示する。MPが0になると気絶する。
属性:自身が持つ魔法の属性とモンスターの固有属性を表示する。
筋力:腕力や
耐久:防御力や体の硬さを数値として表示する。
敏捷:素早さを数値として表示する。
魔力:魔力の質を数値として表示する。魔力の質が高いと同じ魔法でも威力や規模が変わる。
器用:手先の器用さや魔法を扱う精度を数値として表示する。
運:ダンジョンの
スキル:自分の持つ才能や能力が表示される。後天的に獲得が可能。
パッシブスキル:何をすることもなく発動するスキル。
アクティブスキル:自ら使用するスキル。
種族固有スキル:その種族のみ所持する(例外あり)スキルを表示する。
称号:自分の持つ称号を表示する。称号を持つだけで効果を得る。
説明書みたいなのが出現しなかったらローズ先生に聞いていたから説明みたいなのが浮き出ても手間が省けたくらいとしか思わないけど‥‥‥結構詳しく書いてあるんだ。中々、親切な設計(?)だな。
それじゃあ‥‥‥お待ちかねのスキルを見よう。身体中が痛くなる思いをしてまで受けた祝福の儀だ。さぞかし、いいスキルが貰えたんだろうなぁ~。
俺は少しゲスい考えをしながらスキルを見ていった。と言っても、スキルは3つしか無いけど。
さて、まずは一つ目!
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【
奪ったスキルを元に元々、存在している種族の他に
(創造神フィリエが授けたスキル)
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Oh‥‥‥思っていたモノより凄くなっている‥‥‥。
‥‥‥今度は2つ目‥‥‥1つ目のせいで疲れた。
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【剣術】パッシブスキル
(Lv:1
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さっきのスキルのインパクトが強すぎて普通にしか見えない‥‥‥実際に普通なんだろうけど。剣技か‥‥‥カッコ良さそう。
さて、次でラストの3つ目だ。最初のテンションは何処に行ったのやら‥‥‥。
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【火魔法】アクティブスキル
(Lv:1
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はあ‥‥‥もう、ついでに称号も見よう。疲れた。
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(【転生者】)
前世で何らかの原因で死に、記憶を持ったまま、異世界で生まれ変わった者に贈られる称号。この称号は【隠蔽LV:10】が掛かっているため称号を持っている者しか見れない。
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あ、そうなんだー。
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【ラートリア公爵家三男】
ラートリア公爵家三男である者に贈られる称号。ラートリア公爵三男の証。
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大して見てないのにもうクタクタ‥‥‥。