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「愛。
そろそろ出よう?」
少し疲れた。
「もう、いいの?」
「ああ……
軽く体を洗ってから、ピクニックに行こう」
「うん……」
僕たちは、自分で自分の体を洗った。
そして、僕たちは風呂を出て、新しい服に着替えた。
「お兄ちゃん、ここで待っててね。
私、お弁当を入れてくるから……」
「うん」
僕は、暫く待った。
多分、服も着替えるのだろう。
僕は、愛が戻ってくるのをひたすら待った。