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「そんな事、私に聞かれてもわかんないよー」

「メアドとかの交換していないの?」

「うん。
 まだだよ」

「そっか……」

「どうしたんだろうね……?」

「昨日、送ったとき、様子がおかしかったとかなかった?」

「泣いている時点で、おかしいよ。
 そのことについて真白は、教えてくれなかったじゃん」

「そうだったね」

「あ、もしかして真白!
 奈々ちゃんいなくて寂しいの?」

「そ、そんなんじゃないよ」

「そう?今度、奈々ちゃんに会ったら言ってやろ。
 真白が奈々ちゃんいなくて寂しがっていたって……」

「余計なことは言わなくていいよ」

 それを聞いた瞳は、わざとらしく笑ったあと自分の席に戻った。

 これから、午後の授業。
 僕は、あくびをしながら机を枕にして寝息を立てた。

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