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僕は、急いで制服に着替えた。
そして、階段を降りてリビングに向かった。
すると、女の子が二人キッチンで、朝食を作っていた。
うーん。
なんかこういうのもいいかも?
「あ、真白。
もうすぐご飯が出来るからちょっと待っててね」
「うん」
僕は、そう言うとソファーに座り、テレビをつけた。
楽しげに聞こえる会話。
ってか、どうして水谷さんがこんな朝早くに居るのだろう?
『わかった
じゃ、明日は優しく起こしてあげる!』
昨日、瞳が言っていたのは、このことかな??
瞳が優しく起こしてくれるわけじゃないんだね。
水谷さんに、朝一番に会えた。
そのうえ起こして貰えた。
それだけなのに、心がくすぐったかった。