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「いまさら、いいよ。
それより、今日はどうしたの?
こんなに早く目が覚めるなんて珍しいじゃん」
「うん。
少し目がさえてしまってね」
「珍しい事もあるもんだねぇー
あ、朝ご飯食べる?」
「いや、それが終わってからでいいよ。
久しぶりに、一緒に朝を食べよう」
「うん!じゃ、ちょっと待っててね」
僕は、リビングに行きテレビをつけた。
天気予報が流れる。
今日は1日晴れか…
もうすぐ秋。
涼しくなるかな?
「ごはん、できたよー」
「お?早いね」
「今日は、朝ごはんはおにぎりにしましたー
具は、食べてからのお楽しみ」
「そっか」
僕は、ひとつおにぎりをつかむとそれ頬ばった。
中に入っていたのは鮭だった。