寂しいさ
まゆみは言う。
(じゃあ、ゆうさん、もう遅いから私帰りますね)
とどこか寂しそうな顔をして言った。
ゆうも寂しくなりながら言う。
(そうだね、もうおそいしな、ありがとう、きおつけてね、旅行の件、考えたらまたいきますね、お休みなさい)
そういって、2人は別れた。
ゆうはコンビニで買い物を終えると、タバコを吸いながら寂しい気持ちでアパートに向かった。
アパートにつくと階段を上がる。
ゆうはため息をついた。
自分の部屋のドアを開けると、パンだのサーシャとカウカウさんが温かく迎えてくれた。
サーシャ
(ゆうくん、ずいぶんと遅かったね、心配したよ)
ゆうは(ああっ、コンビニでタバコ吸ってたら今日あったまゆみさんと話してた)
カウカウさんは(まゆみさんにあったんだ)と一言言って黙っていた。
サーシャはなぜか落ち込んでいるゆうをみると言う。
(どうしたの、ゆうくん、なんか落ち込んでいるみたいだけど、なんかあった)
ゆうは笑いながら言う。
(いや、今日いろいろあったから疲れだけかよ、心配いらないよ)
と言った。
ゆうは(はい、これ)
と言ってコンビニで買ってきたものを2人に渡した。
ゆうは(少し休むね)と言って横になった。
ゆうはまゆみの事を考えながら、昔付き合っていた彼女の事を考えた。