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「知らないわよ……
でも、食事中に眠るなんて赤ちゃんみたい」
「赤ちゃんって……」
「じゃ、乳児?」
「赤ちゃんと乳児ってどう違うの?」
「わかんないけど……
真白が、まだまだ子供だってことがわかったわ」
「子供で悪いか
僕らは未成年だぞー」
「うん
子供だね」
瞳は、そう言うと楽しそうに笑った。
「ねぇ、水谷さんってどんな人?」
「どうしたんだ?
突然……」
「だって、人付き合いが苦手な真白が、あの子とは初対面にも関わらず仲良しになるなんて珍しかったからさ……」
「そんなに珍しいか?」
「うん」