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理香は、シチューを食べ終えるとウトウトとしだした。
眠くなったのかな?
私は、思わず笑ってしまった。
理香を理香の部屋のベッドに寝かせると私と英雄くんは、愛し合った。
2人の愛を確かめるように愛し合った。
それから暫くした後、お互い服を着て寄り添っていると理香の泣き声が部屋に響いた。
「怖くないよ」
私が言うとそう英雄さんが、「大丈夫だぞ」と理香の頭を撫でる。
理香は、安心したのか涙を止めた。
私は、理香を抱きかかえたままテレビがある部屋に連れてきた。
テレビはつけていない。
英雄さんが、冷蔵庫からケーキを持ってきた。
理香は、ケーキが大好き。
甘くてふわふわして、美味しいから……
私は、理香を椅子に座らせた。
そして、英雄さんが理香の前にケーキを置く。
不思議そうに英雄さんの顔を見る。
英雄さんは、ゆっくりとケーキにロウソクを2本立てる。
理科は、ワクワクした表情でケーキを見ている。
私は、ゆっくりと電気を消した。
ケーキのロウソクの光だけが、部屋を明るくした。