17
それから時が流れ……
ある日、パパとママと私の3人でご飯を食べていたときのころだった。
ママが、照れくさそうに言った。
「出来ちゃったみたい」
「え?」
パパの表情が一瞬固まる。
何ができたのだろう?
ご飯かな?
あれ?
でも……ご飯は、今食べてるよ?
「赤ちゃん出来ちゃったみたい……」
「ほ、本当に?」
パパが、嬉しそうに笑う。
「……うん。
3ヶ月だって……」
「そっか……!
男の子?女の子?」
「まだ、わかんないよ」
ママが、苦笑いを浮かべる。
「理香!よかったな!
お前、お姉ちゃんになるんだぞ!」
お姉ちゃん?
お姉ちゃんってなんだろう?
私は、首を傾げた。