小学生時代①
あたしには、発達障害があります。それ故に人と同じように出来なくて、今だから明かします。小学生から高校生迄、悪質な陰険な苛めを受けてきました。
それが始まったのは、小学生の何年生からだったのでしょうか?あたしは今でこそ明るいし人の前で話せますが、昔は無言で、人の顔をマトモに見て話すのが出来ませんでした。その特徴的な癖は今も直って無くて、困っていますが…。
一日殆ど喋らず、うつ向いて黙り。そんなあたしはクラスから浮いて居たのでしょう。直ぐに虐めの対象になりました。
「こいつ、何も喋んないよな~」
田中君が言いました。
「殴ってみようぜ」
男の子の興味からだったのでしょうか。あたしはいつからか殴られる対象になりました。
場所は大体、腕でした。殴ってもバレない場所です。
「こいつ、二の腕柔らかくなったよな」
そう言い出したのは、二次成長があった頃だったのでしょうか。男の子は盛んにあたしに向かって、バカだとか死ねと言いました。