無料小説・小説投稿・登録サイト「ツギクル」トップ > 小説 > こんなん見たら…もう、あの人は黒い考えを持ってるとしか思えないよ。 読み込み中・・・ お気に入り登録 応援する お気に入り登録 応援する 文字の大きさ 大 中 小 目次へ 前の話へ 次の話へ 夕飯 妻は俺が死んでからも、俺の分の夕飯を作り続けた。俺が死んだことを受け入れられないのではなく、死者へのお供えのつもりで、作っているようだった。あの世でも自分の手料理を食べて欲しいと願ってのお供えらしいが、俺としては、早く死んだ俺のことなんか忘れて、再婚して自分の幸せを見つけてくれないと成仏できないと、俺の分の料理を作る妻の周りで、まだうろちょろしていた。 しおり 目次へ 前の話へ 次の話へ この作品を通報する