実名報道
今まで未成年者の実名報道は控えられてきたが、国民の知る権利を優先して、未成年でも放火、強盗、殺人などの重犯罪の場合は実名報道するようになった。
犯人と容姿が似ている、犯行現場と住所が近いというだけの理由でネットに犯人だと顔写真や犯人の自宅だと無関係な人が犯人としてさらされる件数が増えたからである。
もちろん、そういうデマをネットに流すことも厳罰化されてきているが、犯人の素性をネットにさらすのは正義だと思い込んでいる人間は多く、また、その愛国的言動が嫌いだから、ネトウヨだとか言ってネット上で攻撃するのが正義だと言い張るバカも増加していた。
で、ネット上で粋がり他人に平気で死ねと攻撃的に書き込み、その書き込まれた相手が精神的に追い詰められ実際に自殺し、警察の捜査で、そのバカのひとりが自殺教唆の罪で捕まり、実名報道されて、当然ネットに実名がさらされると、今度はそのバカを自殺に追い込むような攻撃的なコメントがネットにあふれ、そのバカが自殺すると、今度は、そのバカを自殺に追い込むコメントをしたやつらの実名が報道され、当然、そいつらもネットで叩かれ精神的追い詰められ何人か自殺した。そして、実名報道するようになったのは正しかったのかネットで議論が起きたが、学校でのいじめ問題がなくならないのと一緒で、犯人の自宅や勤め先をネットにさらす行為は続き、ネットの心無いコメントで追い込まれて自殺する人数は増える一方だった。