未来からのメール
それは、未来の私から送られてきた警告メールだった。間もなく、彼が浮気するから、それを警戒するようにと書かれていたが、私はそのメールを一通り読むと即、ため息とともに消去した。
彼が浮気するはずない。
それに未来からメールが送れるなら、これからの世界情勢を教えてくれたら、私は世界を救う救世主になれたかもしれないのにと、未来の私に失望したが、彼が浮気相手と共謀して、邪魔な私を殺そうとした最期の瞬間、私は過去の私に警告したいという気持ちだけで一杯だった。