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ゾンビよけ

奴らにとって生きた人間はご馳走だから、人間を食べるのだろう。だとしたら、ご馳走ではなく、不味いと感じさせる臭いを体に吹き付けて、ゾンビから逃れるという手はどうかと考えられて、ゾンビ避けスプレーが研究開発された。これにより、ただ食われてばかりだった人間は優勢となり、そのスプレーを開発した男は億万長者になった。が、ゾンビ化の根本的な解決には、至らなかった。
そして、彼の妻がゾンビになったとき、彼はそのスプレーを使わずに、妻を抱いて噛まれて死んだ。

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