ゾンビ駆除
人ごみにゾンビが現れたら、問答無用で頭部を破壊し駆除すべきである。
だが、世の中には、死者の人権とか、遺体を損壊するのは残酷だとか言って、ゾンビ駆除に反対する人たちがいる。民家のそばに熊が現れて、それを射殺すると熊が可哀想という種類の人間が実在するのが現代だ。彼らは、熊の現れない都会に住み、熊に畑を荒らされるような経験のない連中ばかりだ。熊が可哀想、熊に襲われる人がいても、それは熊の生活圏に入り込んだ人が悪いと決めつける。
だが、自分のすぐそばにゾンビが現れたら、可哀そうと思ってゾンビを倒すのに躊躇するだろうか。いや、自分の命が危なくなったら、可哀そうと思わずに、銃やチェーンソーで頭部を容赦なく破壊し、駆除するに違いない。